ゼロ章⑦「すきなのな~に?」
(注意)あくまでイラストはイメージとして、大らかに捉えて下さい♪イラスト多用しますのでデータ量とかどうなんでしょ?むっちゃ心配なので、心当たりのある方はバックおーらいして下さい!!!
「えっと、ナニナニ・・全身の骨、約200個のうち1/4ほどが足の骨で 、片足で28個だから左右で計56個・・『中足骨』5個、『趾骨』14個、『種子骨』2個で分かれています?・・ 指の付け根?、中足骨と趾骨間の位置で屈曲関節するトコを『MP関節』と呼ぶ・・たっはー!?、脳が脳がハチキレそうだぁー!?」
・・今も『この子に人間の足を!』キャンペーン実施中にて、私もあの子がわかりやすいよう、本などを参考にイラストを描いたりして応援中なんだけど・・
「あんよがないと、たちあがれない、あるけない・・あしは、じめんをけって、カラダをうごかします・・うーん?・・ま~ま、けるって、なにな~に?」
文句のひとつも言わず、ド真剣に私の書いた資料を読んで、純粋な疑問を聞いてくる・・不思議なことに平仮名や、カタカナなどは読めている・・まあ、出て来た時から日本語で意思疎通してたんで『そういうモン』なのかも知れない?
この現象も流行りの異世界モノみたいな?、手間が省けていいけど・・ただ、圧倒的に経験と知識と常識が足りないから、イチから教えていく・・創造は、想像よりも大変だってことね?・・足への道は一日にして奈良?、かも知れませんなぁ~
・・ぐぅ~
そこに鳴る私の腹の虫・・あっ、そう言えばゴハンも食べてなかったんだっけ。
腹が減っては戦に勝てぬ!よね?・・別に戦うワケじゃないけど。
「ちょっと休憩しよっか?、お腹空いちゃった・・って、あなた、ご飯食べられるのかな?、お腹空いた?、食べたいモノある?」
元イラストだと思って、ニンゲンとしての配慮が欠けてた・・大人の私よりも小さい子を優先すべきだったと反省して、あの子に聞くんだけど・・
「ううん、ま~まがいるから、だいじょぶなの♪・・たぶん、ま~まがごはん?」
えっ、なにソレ?、私食べられちゃいます?・・田舎じゃ関係ないって思ってた、巷でウワサの人喰い鬼のお仲間さんなのですか、貴方様?
・・いや、全く悪意のない瞳は、そーいう意味ではなさそう?
「そばにいてくれると、それだけで、おなか?がいっぱいになるかんじなの♪」
ふむふむ~元は絵だから、お腹が減らない?、それとも、どっかの作品みたいにマスターの魔力がエネルギー源?・・では、私がアナタのマスターか!?・・すいません、私は神絵師と呼ばれておりますが、魔術師ではございませんので・・
「だるだる~ん?にはなるけど・・ごきゅーけい?したら、だいじょうぶなの♪」
作者との繋がりで活動する存在ってコト?・・じゃあ、食費も浮いちゃうじゃ~ん!、なんてECOロジーな子なの♡・・このエネルギーを活用できれば世界中が平和に!・・いや、実験材料にされちゃうのがオチだ、ダメダメ!
「ただ・・のどが、カラカラなの・・なにか、ほしいな~?、のみたいな~?」
可愛らしく私に催促する、あの子・・うんうん、何でもアゲちゃうから~♡
「オッケー♪、じゃあ、私のご飯と一緒に、何か飲むもの用意するからね~♪」
・・はい、こりない私は『何か飲むもの』をかる~く考えておりました・・
さて、皆様は『何か飲むもの』は何だと思われますか?
・・ヒントは、この子の色です!(とーとつにどーした?)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こくんっこくんっ、こくん♪
「ぷっはぁ~!・・おいしい♪、これ、なんていうモノ?、なにな~に?」
『緑の液体の入ったペットボトル』を美味しそうに飲み干した、あの子・・
「それはね、緑のお茶って書いて、りょくちゃって言う飲み物だよ~」
・・はい、正解は日本伝統の飲み物『緑茶』でした~!当たっても何も出ません!
正解にたどり着くまで、いろいろ試したんだけどコレが一番好きらしい・・見かけによらず渋いね・・私がいつも飲むのは、ヤカンで沸かした麦茶か、インスタントのコーヒーだ・・ちょっと不安定な収入の私には、経済的でベストな選択でしょ?
一応、ペットボトルだけじゃなくて、お客様用に茶葉の緑茶も準備はある・・客なんて滅多に来ないけど・・ちなみに、私の好きな食べ物は田舎には無い。
「う~ん?、どーしたの、ま~ま?・・だれとお話ししてるの?」
いやいや、ひとり暮らししてるとだね、独り言が多くなりましてな?・・じーっと緑茶を飲んだ経過を観察しているけど・・なんともなさそうだ、良かった。
「ううん、気に入ってくれて良かったってね?・・本当に、それだけでいいの?」
自分も軽く食事を食べながら、あの子に食べ物を勧めてみるけど・・
「だいじょうぶ!・・あのね?、わたしね?・・ま~まが、なにかたべてるのすきなの♪、もぐもぐしてる、ま~まがすきなの♪・・じぃーーー・・」
じーっと、私の食事を見つめる翡翠色の瞳・・羨ましいとか、欲しいとか・・食欲が感じられない・・言葉通り、純粋に嬉しがってるカンジだ。
「う~、そ、そんなに見つめられると食べにくいんだけど・・まあ、作業机で食べることもあったからか・・本人が、そーいうなら・・もし、緑茶以外で何か食べたくなったら、遠慮なく言ってよ?、できる限り用意してあげるからね?」
これって食事を与えない親に当たる?・・ううーん、罪悪感が・・
「うん!、わかった♪・・わたしはコレ、りょきちゃ?すき・・ま~まのすきなモノ、なにな~に?・・もぐもぐしたいの、なにな~に?」
そんな私の胸のウチを知らない、あの子がダイニングテーブルに身をのり出して?
・・にゅる~ん・・
「わたしにおしえて~?・・わたし、ま~まのすきなのになるの♪」
その時、不思議なコトが起った!、あの子がテーブルの上で変化を起こしたのだ!?
「ちょっ!?・・あー、びっくりした・・前のヤツか・・突然、どーした?」
説明しよう!、これがあの子の力!、足が生えない代わりの特殊能力?・・カラダのサイズも縮んでない?、質量保存の法則が迷子ですよ?、どうなってるんだか?
「わたし、ま~まがすき♪、あたし、ま~まが、すきなのになりたい!」
えーっと・・私が好きな食べ物のカタチになるってコトですかね?・・あの子の瞳が、キラキラまぶしぃ~!?・・な、なんかアブナイ感じの好きですけど・・
まあ、実際に食べるワケじゃないし、元に戻れるんでしょ?・・小さい頃は私もゴッコ遊びが好きだったし・・何より、私のためにって♡、まーいーか♪
「ふむ~私の好きな食べ物ね・・じゃあ、やっぱアレか・・ちょっと待ってね・・まずは背の高いグラスをカキカキ~・・次はナニ入れようかな?、うふふっ♪」
・・ちなみに、ウチの家には至るところにメモ紙やらが置いてあったり、貼られていたり・・アイデアが浮かんだ用にね?・・戻るのがメンドーなんで。
下から順番に、好きなモノを描いて積み上げていく感じ!、これがイイ♪
「じゃ~ん!、こんなん出ましたけど~♪・・どうでしょうか、お嬢さん?」
私は、カキカキしたイラストを、あの子に見せてあげる!
「う~ん?・・ま~ま、これなにな~に?、おしえて、おしえて~?」
初めて見るモノに、目を更に輝かせ質問する、あの子・・
「これはね~、あま~いモノだよ~♪」
さて、突然ですが、第二問!、私が好きな食べ物は何でしょう!?
ヒントは、私のセリフから推理してね?
正解は・・・次回でね♡
「ま~ま、また、ひとりごと?、な~の?」
・・これからは、自重すべきですかな・・?
@<突然のクイズ回!、今は反省してない!(←マテ)
拙い作品ですが読んで頂いて、ありがとうございます。皆様の応援が生きがいです!ブックマークやコメント、誤字脱字、こうしたらいいよ、これはどうかな?、何でもお待ちしております。(ツッコミも宜しくお願いします!)




