二度目の夏の幕開き<後編>
※前話同タイトル〈中編〉の続きです。
【主な登場人物紹介】
・笠木 矢㮈(かさぎ やな)…彩楸学園高校2年生。バイオリンを弾く。
・高瀬 也梛…同上2年生。キーボードを弾く。
・海中 諷杝…同上3年生。ギターを弾く。
【その他】
・並早…彩楸学園の英語教諭。二年連続音楽祭担当教員。
・世良…彩楸学園高校3年。軽音部部長。
・築地 実歩…同上1年。軽音部。3年に合唱部部長の姉がいる。
四.
「で、お前ら結局どこで練習してんの?」
彩楸学園の音楽祭実行委員のメンバーで集まった折、軽音部の世良が訊ねて来た。彼は矢㮈たちの練習場所について気にかけていてくれたらしい。
「ちょっと知り合いのツテでスタジオを借りたりとか」
諷杝が答えると、世良が目を見開いた。
「え! お前らスタジオで練習してんの!? 何その羨ましい環境!」
「さすがに毎日じゃないけどね」
「ええー、でもスタジオ良いなあ。うちは絶賛部室と空き教室の取り合いだぜ」
世良が掲げて見せた一枚の紙には、ぎっしりと教室のタイムスケジュールが書かれていた。各グループの練習割り当て表だ。
「たまには世良君たちも借りてみれば」
「そうだなあ。たまには設備の整ったとこでやりたいよなあ」
「お財布と相談はしなきゃだけど」
「うん、それはもちろんだな。でも何よりテンションが上がる」
諷杝と世良の雑談を何となく聞いているうちに、教室に並早教諭が駆け込んできた。
「ごめんごめん、お待たせしました。みんな揃ってる?」
彩楸学園からの実行委員スタッフは矢㮈と諷杝と高瀬と世良と実歩の五人だ。
実歩は他に一年のメンバーがいないせいもあってか緊張しているようだった。
「今日も暑いねえ。はい、これは僕からの差し入れ」
並早がビニール袋をこちらに向けた。中には紙パックのフルーツジュースが入っている。そういえば昨年、並早に呼ばれて実行委員の話をした時にも、紙パックのジュースを奢ってくれたなと思い出した。
丁度矢㮈が正面にいたせいで、流れで袋を受け取ってしまった。
少し迷ってまずは実歩の方に袋を開く。
「実歩ちゃん、好きなのどうぞ」
「え、いえ、先輩たちからどうぞ!」
「いいからいいから」
矢㮈がもう一押しすると、果歩はおずおずと白桃のジュースを選んだ。
「ありがとうございます」
「うん、お礼は並早先生にね」
矢㮈は続いて袋を男子三人の前で開いた。
「じゃあ残りの方たちどうぞ」
「矢㮈ちゃん先に選んでいいよ」
諷杝が気を遣ってくれたが、正直矢㮈はどれでも良かった。
「あたし何でもいいから諷杝こそ好きなの選びなよ」
「いや、僕も別に」
誰も特にこだわりはなかったようで、世良が「じゃあこれで」と適当に取ったのを皮切りにそれぞれ掴んだ。矢㮈は去年と同じオレンジジュースだった。
全員の所にジュースが行き渡ったのを見て、並早が改めて口を開いた。
「先日の風橋学園での実行委員会会議はお疲れ様でした。まあ今年も相田君が率いてくれるから大丈夫だと思うけど、出来る限り彼に協力してあげて下さい」
普通は開催校の生徒が実行委員長をするのらしいが、相田の場合は二年続けて、しかもどちらも彼の学校以外での開催だ。
(本当に心強い)
相田に対して矢㮈が抱える不安はなかった。それは昨年の彼の働きを見れば分かる。
「とりあえず君たちには彩楸学園から参加するグループの確認と連絡事項の伝達をお願いすることになります。軽音楽部のグループは世良君と築地さんに頼んでも良いですか?」
「はい」
世良と築地が揃って返事をする。
「残りの部活からの参加者は数グループだから、僕が直接連絡をします。その中で二日前からの合宿に参加するグループには当日の案内をお願いします」
昨年までは全ての参加者が合宿に参加していたのだが、今年は短縮されたこともあり希望制になったと言う。つまり当日だけ参加するグループもいる。もちろん実行委員は準備云々があるため強制参加だ。
「加えてこの前のような風橋学園での他の学校との打ち合わせが数回あります。こちらは全員で行く必要はないんだけど……」
並早はちらと高瀬を見た。
「高瀬君、行ってくれますか?」
「……はい」
先日の打ち合わせで、相田から直に名指しでよろしく頼まれた高瀬である。断れるわけがない。
「と、高瀬君だけなのもどうかと思うので、笠木さんと諷杝君も行ってくれますか?」
「あ、はい」
「良いですよ」
どっちみち「お前ら暇だろ」とか言って付き合わされるような気がする。
「そうだ、風橋学園での打ち合わせの日は、向こうの施設を練習で使わせてもらえることになったから」
「え」
これは朗報だった。打ち合わせだけでなく、移動時間や何やらで練習時間は削られる。それに対する配慮だそうだ。
「それこそ三人で行かなきゃ意味ないですね」
諷杝が苦笑すると、並早も頷いた。
「そうだね。まあ向こうは他の部活動の応援練習やらで随分賑やかだそうだけど」
そういえばそうだった。元々それが理由で音楽祭の予定が大幅に変更されたのだ。
「開催校じゃないとはいえ、色々予定が変更になったりしているので、この先もちょっと気を引き締めて臨んでもらえると助かります」
並早が若干申し訳なさそうに言って打ち合わせを締めた。
「あの、笠木先輩」
打ち合わせ後、実歩が声をかけて来た。
「どうしたの、実歩ちゃん」
矢㮈は持ち上げたバイオリンケースを机の上に戻して後輩を見た。
本日は『音響』で軽くミーティング、もしステージが空いていたら貸してもらおうと考えていた。諷杝と高瀬もそれぞれ楽器を持って出る準備をしていた。
「あの、もしよければこの後少し時間いただけませんか」
「何かあるの?」
「いえ……ちょっと私の演奏を聴いてほしくて。私ギターなんですけど、まだまだぎこちない部分も多くて。仲間内だとあまり指摘してくれないから、軽音部以外の人に聴いてもらいたいなと……」
実歩が俯き加減に口にする。初めて会った時の勢いが嘘のようにしおらしい。
「ギターだったら諷杝かな」
矢㮈は話を聞いていただろう諷杝を見た。彼は微笑んで軽く首を傾げた。
「僕もあまり上手くないよ? 聴く相手としては也梛の方が適任かも。――色々指摘してくれるって意味で」
「聴いて指摘するだけなら遠慮なくするが」
高瀬が無表情に言い放つ。――いやちょっと待て。
「……高瀬は黙ってて。うん、あんたはダメ。実歩ちゃん泣いちゃうよ」
音楽に関して高瀬は容赦ない。矢㮈も彼の感想を聞く時はいつもどきどきひやひやする。だからこそ褒められると心から嬉しいのだが。
「実歩ちゃんは今日の練習はもう終わり?」
「あ、はい。今日は朝一で練習室が割り当てられていたので」
「よし。じゃあ今からあたしたちと一緒に行こう」
男子二人に目で「良いよね?」と問う。諷杝は頷き、高瀬は勝手にしろとばかり手を振って先に教室を出て行った。
部室に鞄とギターケースを取りに戻った実歩と校門前で待ち合わせる。別に急がなくても良いのに、実歩は駆け足で走ってやって来た。その姿はまだ幼くて、矢㮈は一年前の自分もあんな感じだったのだろうかと思った。
矢㮈たちは実歩を連れて音楽喫茶『音響』に向かった。
午後のおやつ時、日差しが尋常じゃない。目的地が近くて助かった。太陽の光から一刻も早く逃げるように店に駆け込んだ矢㮈たちに、カウンターの中にいたマスターは驚いた顔で出迎えた。
「おやおやいらっしゃい」
「こんにちは、マスター」
挨拶をして店内を見渡す。カウンター席に二人客がいた。
「マスター、奥のステージで少し弾きたいんだけど迷惑かな?」
この店には奥に小さなステージが設置されている。たまにマスターがミニ演奏会を企画して、世界各国から彼の知り合いの演奏家たちがやってきて演奏する。矢㮈も何度かお世話になっていた。
「良いよ」
「え、でもお客さんが……」
矢㮈がカウンターの二人に目を走らせると、マスターは髭の下で笑った。
「大丈夫。こちらの二人は私の古い友人でね。若者たちの練習くらい聴き流してくれるよ」
マスターの友人だという二人の男性たちはどちらも穏やかな顔で会釈してくれた。それに甘えることにして、矢㮈たちは「お邪魔します」と奥のステージに向かった。一番近くの四人掛けのテーブルに着く。
「とりあえず何か飲むかい?」
先程の打ち合わせで並早にジュースを差し入れてもらったが、ここに来るまでにすでに喉は乾ききっていた。
「あたしはアイス珈琲を」
「俺も」
「僕はアイスカフェオレで。――築地さんはどうする?」
「え、えっと私は……」
戸惑う実歩に、矢㮈は壁に貼ってあるメニューの紙を指差して見せた。
「では、アイスのカフェラテで。……お砂糖も欲しいです」
「はい、承りました。ちょっと待っておいで」
マスターがカウンターに戻って行く。矢㮈たちは汗が引くまでしばらくじっとしていることにした。クーラー最高だ。
「それで築地たちのグループは何の曲を弾くんだ?」
早くも涼しい顔で高瀬が口を開く。まだ汗だくの矢㮈は、こいつの汗腺はどうなっているんだと信じられない気持ちになる。諷杝だってまだ頬を赤くして手団扇で扇いでいるというのに。
「え、えっと――これです」
実歩が鞄の中からファイルを取り出し、譜面を取り出す。
「あ」
その曲名を見て、矢㮈たちは三人そろって声を上げた。
数日前に若宮拓の希望で演奏したあの映画の主題歌だ。
「これ一曲だけ?」
「はい、私はそうです。うちのグループ、八人で登録してるんですけど半数で一曲を担当して、計二曲の予定なんです」
音楽祭で一グループの持ち時間は十五分。準備時間も含まれるので、だいたい二曲から三曲を用意している。軽音部は参加を希望した一年生を一つのグループにまとめたらしい。
「なるほど」
「まあ私も含めみんな似たり寄ったりのレベルなんですけど……こんなんで出て大丈夫なのかなあ?」
後半は自信のない疑問形になった実歩に、矢㮈は微笑んだ。
「大丈夫だよ。あの音楽祭は音楽好きが集まる者らしいから。音楽の種類だって軽音だけじゃなくて、フォークソングとかジャズとか色々だしね。あたしなんかバイオリンだし」
「笠木先輩のバイオリンはカッコいいです!」
実歩が途端に勢いを取り戻した。言われた矢㮈の方が照れてまた顔の温度が上がったような気がした。
注文した飲み物がやって来てそれぞれが落ち着いた頃、実歩がギターケースからエレキギターを取り出した。
「改めて……聴いてもらえますか」
矢㮈たちは頷き、ステージの方に実歩を立たせた。きちんと譜面台も用意されている。
実歩は大きく深呼吸すると、弾き始めた。
店内にギターの軽やかな音色が響き渡る。奏でられたメロディラインは時に途切れそうになりながらもなんとか踏み止まり、どうにかこうにか先に続く。
音だけを聴くと頼りないが、必死に弾く実歩を見ていると頑張れと応援したくなる。
諷杝も高瀬もただ黙って彼女の音を聴き、彼女の弾く姿を見ていた。
やっと最後の一音に辿り着いた時、矢㮈は思わず拍手をしていた。その拍手はカウンターの方からも重なり、見ればマスターと客の二人も手を叩いていた。
「うん、何かすごく懐かしい気分になるね」
諷杝が手を叩きながら、どことなく複雑な表情をしていた。
「懐かしい?」
「僕も昔、父さんに教えてもらって弾き始めた頃はあんなだった」
それはちょっと見てみたかったかもしれない。
高瀬はと言うと、眉間に寄った皺を伸ばすように指をあてていた。
「高瀬は……?」
一応訊いてみた。
「どうやったら上手く伝えられるか今考えてるところだ」
ああこれはもう感想を聞かない方が良いかもしれない。矢㮈の頬が軽く引き攣った。
演奏を終えた実歩が頬を赤くして戻って来る。
「ど、どうでしたか?」
「うーん、とりあえずメロディラインは追えてるかな、って感じだね」
矢㮈もどう伝えたら良いのか考えていたら、高瀬が先に口を開いた。
「ひとまず楽譜を覚えるくらい弾け。まだ楽譜に頼ってるところが大きい」
「はい」
実歩が真面目な表情になって頷く。とりあえず泣くことはなさそうでほっとする。
「築地さん、手見せて」
「え?」
諷杝が実歩に両手を出すよう言って、不思議そうに彼女が言われた通りにする。諷杝はその手を――特に指先を注意して見た。
「うん、豆できるよね。痛くない?」
「……前ほどは」
「軽音部で指導されたかもしれないけど、ちゃんと指のストレッチはしてる?」
「は、はい」
「うん。じゃあフォームにも少し気を付けた方が良いね。豆ができるとそこを庇って変な弾き癖がついちゃったりもするんだ。さっき見てたらちょっと怪しいところがあったから、そこは気を付けた方が良いと思う」
諷杝は自分のギターケースからギターを出して、「例えばあそこのフレーズ」とゆっくり再現して見せた。実歩が前かがみになって諷杝の手元を見つめる。
「ここの押さえ方がちょっと甘いように見えた」
「はい」
諷杝が実演しながら教える様子を眺めながら、矢㮈は思わずふっと頬を緩ませていた。
「諷杝が先輩らしいことしてる」
「ああ、あれはレアだな」
高瀬も同じ気持ちだったらしい。珍しいものを見るような目で腕組みして眺めていた。
やはりギターのことはギターを弾く諷杝の方がよく知っている。矢㮈は見守ることに決め、アイス珈琲を啜った。
「そういえばあたしも小さい頃、よくおじいちゃんに注意されたなあ」
弾き始めた頃は早く弾けるようになりたくて、弾けたらもっと楽しくて、フォームを忘れて弾くことに熱中してしまったものだ。その度に祖父に根気強く修正してもらったのを思い出す。
「分かる。俺もずっと昔に何度か指摘された」
あの完璧な高瀬も同じ経験をしていたらしい。
「渥美先生に?」
「……いや、父親に」
サラリと言われた言葉はすっと耳を通り過ぎて行った。数秒後に「え?」と思うがタイミングを逸しそれ以上は聞けなくなる。
矢㮈はアイス珈琲を飲む高瀬をそっと盗み見た。彼は黙って諷杝と実歩を見守っている。
諷杝の実歩への指導は暫く続いた。サービスで焼き菓子を持って来てくれたマスターも思わずというように、「珍しい風景だねえ」と呟いていた。全くその通りなので苦笑しか返せない。
「ありがとうございました、海中先輩」
「いいえー。まあもっと知りたいことがあれば軽音部の先輩や顧問に訊いてみなよ。世良君もギター弾けるはずだし」
「世良先輩部長だし、忙しそうだから気後れしてしまって」
「大丈夫大丈夫。彼、気安い方だから。お姉さんの築地さんとも仲良いしね」
「そうなんですか?」
「教室ではだいたい築地さんに何か言われて頭抱えてるかな」
それは仲が良いと言えるのだろうか。横で聞いていた矢㮈も首を捻ってしまった。
実歩はすっかりリラックスしたように焼き菓子を頬張り、カフェオレで喉を潤した。そして少し上目遣いに矢㮈を見た。
「あの……笠木先輩」
「ん?」
「バイオリン、弾いてくれませんか?」
実歩の頬がまた赤くなっている。矢㮈を見る目は大きく開いていて、膝の上ではぎゅっと拳が握られていた。
「私のギターを聴いてほしかったのはもちろんなんですが……私、笠木先輩のバイオリンも聴きたくて。折角同じ高校に入学したのに、まだ一度も聴けてないのがずっと心残りで……」
ポカンとしている矢㮈に代わり、高瀬がため息交じりに「なるほど」と呟いた。
「本命はそっちか」
「ほ、本命って……」
矢㮈は高瀬をちらと見て、実歩に訊ねた。
「あたしのバイオリンで良いの?」
「笠木先輩のバイオリンが聴きたいんです」
真っ直ぐに答えられてはさすがに照れる。
「ここまで言われちゃ弾かないわけにはいかないね、矢㮈ちゃん」
諷杝がにこりと笑ってバイオリンケースを差し出してくれる。
「あ、あの! もし良ければ海中先輩と高瀬先輩も一緒に」
実歩が慌てて付け加えた。
「私の中で去年の音楽祭での三人がすごく印象に残っているんです。笠木先輩のバイオリンが珍しくて特に目を惹かれたんですけど、海中先輩のギターも高瀬先輩のキーボードもぴったりはまっていました」
矢㮈が諷杝と高瀬を見ると、二人は肩を竦めてそれぞれの楽器を出し始めた。
「どうせ今日の練習しなきゃだったしな」
「うん。矢㮈ちゃんの引き立て役にはなれるかなあ」
「いやいやいや、何言ってんの」
矢㮈もバイオリンケースを開いて中身を取り出した。横からは実歩の熱い視線を感じる。
「本当にバイオリンだ……!」
「……うん、バイオリンだよ?」
矢㮈は実歩の視線から逃げるようにステージの方に向かった。
「曲は今練習してるやつ?」
「それでも良いけどまだ完成にはほど遠いしなあ」
「去年の音楽祭でやったやつならどうだ」
高瀬の提案が採用される。矢㮈は頭の中で譜面をさらった。あの曲は音楽祭が終わっても度々弾いていたので体が覚えている。
「ん、大丈夫だと思う」
「僕も」
「まあ笠木が見せ場の独奏でとちらなきゃ大丈夫だ」
相変わらず一言多い高瀬を矢㮈は横目に睨んだ。
「也梛、そうやってプレッシャーかけるのやめなよね」
諷杝が溜め息を吐いて、矢㮈に「大丈夫だから」とフォローする。
一つ深呼吸をして気持ちを整えた矢㮈は実歩に向かって一礼した。
バイオリンを構え、曲が始まるその瞬間を待った。
頭の中で譜面を追いかけるまでもなく、腕と指が勝手に動く。体が曲のリズムを覚えている。
(ああ、今年はこれ以上の曲を奏でることができるだろうか)
新しい今年の曲で、あれから一年経った自分はどんなバイオリンの音を奏でることができるだろう。
二人と一緒に、どんな曲を作ることができるんだろう。
(楽しみだ)
そんなことを考えているうちに、独奏部分に突入した。
(高瀬のプレッシャーに負けるようじゃまだまだよね)
矢㮈は憎たらしいプレッシャーを押しのけるように、バイオリンの高音を響かせた。
後編です。お付き合いいただきありがとうございました。
今回はあまり動きがありませんでしたが、次からは風橋学園に行ったり忙しい予定です。
ギターのあれこれについては当たり障りのないことしか書けずすいません。何となくで流していただけますと幸いです。
(2021.07.26)




