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第8話 自作魔法と生徒会

 ...あ、やっちまった。


 昨日魔力の事について説明されたからなのかちょっと力んでしまった結果がこれだよ、校庭半分を消し飛ばしたんだ、あ〜あ後ろをチラッと見ると先生を含め生徒全員がポカーンとしていた。


 「こ、これは...はっ!全員無事か!?」


 先生が一番先に気を取り戻すと全員の安否確認を行った、幸い死者、怪我人はいなかったようだ、だがこの校庭にあいたでかい穴これどうやって塞ぐんだろ?

とそこで学園長の後にヴィクトリアとルーンこちらに来た、なぜ二人が?


 「が、学園長!どうして此処へ?」


 先生は驚いたようにしていったが学園長は真顔だった、俺としてはヴィクトリアとルーンの二人が気になる。


 「ユキ・カグレザカさん今からちょっとついて来てください」


 そう言った学園長はヴィクトリアとルーンに指示を出し、それを聞いた二人は土魔法により穴埋めをし始めた。


 おい、まずヴィクトリアって先輩だったのかよ、まじかよ...今日の朝ネクタイつけてなかったから分かんなかったけど同じ一年だと思ってたけど2年とかなんか騙された気分だわ...それにルーンも心読めるのにそういう事を言わないのがなぁ心を読めるからあえて言わないのかもしれないがな。


 「ミカザイ先生、このまま授業を続けていてください、カグレザカさんはこちらで対応しますので」

「は、はい、わかりました」

「さて、では行こうか」


 タイミング良く穴埋めが終わったようだ、あいつら二人も結構チートっぽいよな...。



ーーーーーーーーーーーーー



 「さて、なぜあのようなことを起こしたのだ?」


 昨日と同じ学園長室でまた話をしている、ヴィクトリアとルーンは外で待機しているからルーンの読心術は引っかからないので安心する、あの読心術は相手のペースに乗らなきゃ出来ない事なので壁で阻まれてるこの学園長室には届かない。


 「中級なら大丈夫だと思いまして」


 だってねぇオーガ倒せるくらいのだからあまり強く無い魔法を打ったら本当は大地を焦土に変えるくらいの威力ありましたって言われてもね...魔法書と前世の知識を使って作ったものだから威力の試し用が余り無かったんだもの。


 「あれが中級?冗談はやめて欲しいなあれは超級魔法と同じだよ、あれほど強力な魔法は見た事が無いけどあれより弱い超級魔法なら見た事あるから分かるんだ」

「それに君には昨日説明したはずだと思うけど君の魔力は多すぎるんだ、魔力を通常より込めた初級魔法を放つだけでその放った魔法が上級レベルにもなりうるだろう」


 チートもいい加減にしやがれ!すごく自分に切れたいんだが!昨日から人生劇的過ぎんだけど。


 「ようは魔力を通常より込めなければ良いんですね?」


 完結的に答えを出した。


 「それはそれでいいのだが、今呼び出したのはこっちが本題だからなのだが...」


 学園長が言葉を濁すほどの案件とか嫌な予感しかしないんだが。


 「外で待っている二人と関係あるんですか?」


 学園長の顔の笑顔が引き攣ってきた、どういうことだよ、あの二人がどういうふうに関係してんのか訳が分かんねーよ。


 「そ、そうなんだが君は実技に筆記ともに優秀だから授業を受けなくてもいい権利をあげたいのだが...」

「私以外にも授業を受けなくてもいい権利を持っている人はいるんですか?」


 俺以外にもいるか知りたい、なぜなら俺が初めだと全部試験運用として俺がやらなきゃいけなくなるからだ、前からあるのなら良いがこういう事は余り口外してはいけなさそうだからこの学園に入る時も聞いてなかったから分からないのだ。


 「そうだね、正確な数は言えないが外の二人は受けているよ、2人とも入ってきていいよ」


 ガチャ


 学園長が言うとヴィクトリアとルーンが入ってきた、二人はネクタイの色が緑で2年だ、うわぁ俺ヴィクトリアに失礼な事しか言ってないわ、どうすれば...


 「2人とも彼女とは知り合いなんだよね?」

「はい」

「そーでーす」

「ルーンさん言葉は延ばさない」

「はーい」

「ハァ...」


 ヴィクトリアがルーンを叱ってる…だと…?俺的にはヴィクトリアの方が下かと思ったが違ったのか。


 「あ、まーた変なこと考えてるそう言う事は口に出しちゃいけないからね!」


 このエスパー女め!俺の心を読んで余計なことを言いやがって、この女もうやだなんで心の中覗かれ公開されなきゃいけないの...


 「ユキ、わかった?」

「はい、分かりましたのでもういいです」

「...ユ、ユキ!あのせ「ユキ!生徒会に入ろ!」」


 ヴィクトリアが喋ろうとした途端にルーンがまた俺に話しかけてくる、おいおいヴィクトリアに喋らせてやれよ...ルーンが途中で思い出したかのように喋ったせいでヴィクトリアが最後まで喋れなかったからちょっと不機嫌になっている


 「ルーンさん!話してる途中に割り込みはダメですと言ったじゃないですか!」

「あれ?そうだっけ?まぁいいじゃんどうせ同じこというだけなんだし、ね?」

「そ、それはそうなんですけど」


 ルーンに説教したヴィクトリアが俺をチラチラ見てくる、照れるだろ!煩くても見た目は美少女だしな、


 「それで受けてくれるかな?」

「具体的に受けたら何をすればいいんですか?」

「先ずは生徒会の入会に冒険者ギルドのクエストに書類整理と毎年の行事だね」


 うん、ということは学園長の犬になれという事か、なんか尺だな、うーん


 「よし、決めました!」

「私は...」

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