蕎麦
蕎麦を作った
蕎麦粉が見つかったので
せっかくだから作った
飾りつけも何もないざる蕎麦だ
まあ、一人で食べるならこんなものだろう
ざる蕎麦好きだし
今日は暑い
早く食べてしまおう
自分は音をたてるのが嫌いだ
啜らずに口の中に入れて噛む
風流とかは関係ない
こうして蕎麦を食べていると
昔を思い出す
夏休みはよく爺ちゃんの家に遊びに行った
山の中に入ったり
川に行ったり
とにかく遊んだものだ
そうして昼になると
婆ちゃんが蕎麦を何時も出してくれた
火照った体に冷たい蕎麦は最高だった
あの味は忘れられない
食べ終わってしまった
食器を片付ける
そして寝転がる
午後はする事がないな
昔は夏なんてとにかく遊んでたのにな
懐かしい
しばらくすればまた仕事に追われる日々
色々と変わってしまったんだなあ
また蕎麦を作ろう