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第4話 魔法と薬作りと

7/27 魔術師から魔法使いに変更しました。魔法を使うというのに魔術師じゃないだろうと思いましたので、変更いたしました。ご迷惑おかけして申し訳ございません。

7/31 ご指摘を受けたためポーションの性能を少し変更いたしました。ご指摘ありがとうございます。

 薄暗い洞窟の階段を上がるとそこは黒の魔王の玉座の部屋の隣で、ここも明るくランプが灯っておりベッドやテーブル、椅子などが置いてある。居住スペースのようだ。

 部屋自身はそんなに広すぎるという感じもなくて、落ち着くような雰囲気の家具で纏めてある。

 魔王も元々は人間なのだからこういった部屋で休むこともあったんだろう。

 

 ぐるるるるる…


 俺の腹の虫が盛大に鳴り響いた。

 そういえば、神様のじいさんに俺の弁当を分けてあげたから何も食べていなかったのを思い出す。

 何か食べれるものがないかと無限収納アイテムの中から探そうとするが、色んなアイテムが混在しておりよく分からない。並び替えとかないのだろうか?そう思ったら無限収納アイテムの混在していたものがすっきりと並び替えられていた。

 わぉ、便利!これで見やすくなった!

 そこで目に付いたのが神様の手紙というものだった。

 神様の手紙?そう思い、取り出して読んでみる。


 ≪『オーブ』はいかがじゃな?ワシが創ったのだから素晴らしいじゃろ?

  しかし、お主は普通の人間じゃから『オーブ』では生きていくのはなかなか厳しいと思うからの。

  ワシはお主が生きていけるように装備品とマジックアイテムと当分生きていけるだけの食べ物を用意した。

  いや、お礼なんて良いのじゃよ。ワシ、恩は必ず返すタイプの真面目な神様じゃからの。

  では、もし会うなら100年後じゃの。それまで元気でな。

                                      神様より≫

 

 確かに神様からの贈り物というものがある。

 俺はそれを取り出した。中身はというと


 ・奇跡の聖剣 

 ・奇跡の腕輪

 ・魔法の水筒

 ・神桃 100個

 ・お料理本~基本から上級料理まで~ 地球版

 ・お料理本~基本から上級料理まで~ オーブ版


 何だか凄そうなのがいきなり出てきたんですけど。とりあえず鑑定してみるか。


 【奇跡の聖剣】

  レア度:☆10

  属性:無属性

  性能:破壊不可 魔法を纏わせることが出来る ※装着時毎秒1HPが回復する。


 【奇跡の腕輪】 

  レア度:☆10

  属性:無属性

  性能:破壊不可 状態異常無効 ※装着時毎秒1MPが回復する。


 【魔法の水筒】

  レア度:☆3

  性能:飲み水が無限に出てくる。


 【神桃】

  レア度:☆10

  性能:神の領域で取れた新鮮な桃。1つ食べるとお腹一杯になれる。HPMP回復


 俺思うんだけど、普通さ奇跡の聖剣とか奇跡の腕輪なんて物語の中盤に出てくるようなアイテムだよね?それなのに異世界転移初日に…っていうくだりを何回やれば気が済むんだよ!!!

 ってか、俺は今後何があっても驚かないぞ!!

 まぁ神様の贈り物だし、ありがたく頂いておこう。

 魔法の水筒はガチで助かるし、神桃なんて腹が減ってる俺には超ラッキーじゃん。

 鑑定はしなかったが、お料理本の地球版をペラペラと捲って見ると野菜の切り方、出汁のとり方、調味料の量り方も親切丁寧にイラストつきで書かれているし、マヨネーズとか醤油とか味噌とかの作り方とかも詳しく書かれていた。俺の好きな唐揚げやシチューなんかの作り方まである。もっと捲って見るとスイーツの作り方まであった。オーブ版も見てみるが、こちらの世界の食材を使ってのレシピが満載でこれまた分かりやすく書いてあった。

 俺、全く料理とかやったことないからありがたい。

 

 腹も減ってるし、まずは神桃をいただきますか~。

 がぶりを食らいつくと、桃の甘い果実が口いっぱいに広がり、瑞々しい果汁が溢れんばかりに出てくる。固くもなく、熟しすぎているわけでもなくちょうどいいタイミングでもぎ取られたみたいだ。

 文句なしで美味い!こんなにも美味い桃なんて初めて食ったよ。

 腹が減っていたのであっという間に食べ終わったが、1つで十分満足できるものであった。

 すごいな、神桃。あと99個あるからしばらくは持つかもしれない。

 そんなに急ぐ旅でもないからこの魔王の居住スペースを借りて、魔法の研究や薬など作ってみるのもいいかもしれない。


 やっぱりさ、魔法と薬作成と天秤にかけると俺としては魔法に凄く興味あるんだよね。

 ロマンじゃない?ロ・マ・ン!

 オリジナルの魔法が作れるんだから、カッコイイ魔法を作りたいよな。

 だけどこの居住スペースでいきなり魔法をぶっ放すとか有り得ないし、どこか良い所とかないかとマップで探してみると近くに大きな広間を見つけたので移動する。

 ここなら頑丈で広くて魔法とかぶっ放しても大丈夫そうだ。

 まずはやっぱり…


 「ファイアボール」

  

 しーん


 「ファイア」


 しーーーん


 「ファイアアロー」


 しーーーーーーーーーーーーーーーーん


 「・・・」


 やだ、何かとっても恥ずかしい!!!!!

 誰も見てはいないと分かってるけども超恥ずかしい!!!

 しかし何で発動できないんだろうな?

 作成魔法なんだからいくらでも作成できるんじゃないの?

 うーん。理由がさっぱりわからん。手がかりとかないかな。本とか…。

 ん?本?そういや研究室の本棚に魔法関係の本があったな。

 無限収納アイテムを探すと【猿でも分かる魔法の使い方】という本がある。

 早速本を取り出して読んでみると、どうやら魔法とは人には必ず魔力が宿っており、魔力を体内で循環させることにより魔力を安定させ言霊とイメージにより発動させるものである。また高度な魔法を発動させるためには媒介が必要となるらしい。

 なるほど、とりあえず魔力を循環させることからやってみますか~。

 イメージが結構大事みたいだし、目を閉じて血液と同じように循環させるようなことを明確にイメージしていく。始めは全くイメージすることが難しかったが、段々流れるような感覚が何となくだがする。

 次に言霊とイメージが大事ってあるけど、言霊って何だ?難しいだろ。

 再度本を読むが言霊とかイメージについては全く書かれてなくて、書いてあるのは魔法を使う場合は必ず魔法使いに師事してくださいとある。

 …使えねーなこの本!!何が猿でも分かるだ!!さっぱり分からん!

 こりゃ大きな町とか都市とかにいって魔法使いに教えてもらわないと使えんみたいだな。いくらオリジナルの魔法が作れると言っても、基本がしっかりしてないと使えないらしい。

 トホホ…結局魔法はまだお預けみたいだ。


 仕方ないので居住スペースに戻り、そこでふと気がつく。

 風呂がない!そして替えのパンツもないことに…。

 うぉぉぉぉぉぉっ!!それはマジで勘弁してほしい。とりあえず水で体を拭くにしてもタオルがない。居住スペースを必死で探すと布だけは見つかったので魔法の水筒から水を出して布を濡らし体を拭いた。髪の毛は流石に水では汚れも落ちないので今日のところは諦める。

 パンツの替えはないけど、洗いたくなってとりあえず水で念入りに洗う。

 おかげで下がスースーするな。


 装備を全部外し、ベッドに横になる。全裸でベッドっていやらしいよな。

 しかし隣に誰も居ないからいやらしいもへったくれもない。

 寂しく布団をかぶって寝ることにした。


 ◇◇◇


 目が覚めると見慣れない天井が見えて驚いたが、そういえば異世界に転移したんだったと思い出し納得する。半渇きのパンツ…を仕方なく穿き、また紺の警備服を身に付ける。流石にヘルメットはかぶらない。蒸れるのイヤだし。

 さてと今日は気を取り直して薬でも作ってみますか!

 研究室で見つけた分厚い本を取り出す。色々と読んでみるが、俺でも分かりやすそうな体力回復薬ポーションを作ってみることにした。

 材料は無限収納アイテムの中にあるので難なく取り出していく。それと薬研と乳鉢も取り出す。

 ジョニーさんのレシピは分かりやすく書いてあり、比較的に簡単に作ることが出来た。


 スキル:【錬金術】を習得しました

 

 おお!錬金術を習得したっぽい!ってかこんなので習得できること自体も凄いけどな。

 スキル確認っと。


 スキル一覧

 【錬金術】薬、毒薬などを作る事が出来る 熟練度:★


 <固有スキル>

 【神眼】常時発動 一度見たスキルなどを完璧に覚える

 【経験値20倍UP】常時発動 経験値が人の20倍の速さで上がる

 【熟練度20倍UP】常時発動 熟練度が人の20倍の速さで上がる

 【鑑定】全てにおいて調べることが出来る

 【作成魔法】オリジナルの魔法が作成できる


 おお、ちゃんと錬金術スキルがある。その隣の熟練度ってのはスキルを使えば使うほど★が増えていって他にも上級の物とか作れるって事なのかもしれないな。

 よしよし、何かやる気で出てきたぞ!


 そして先程作った体力回復薬ポーションの鑑定をしてみる。


 【体力回復薬ポーション

  レア度:☆1

  品質:低級品

  性能:HPを10%回復する


 ちょっと感動。低級品だけど。でもこうやって見るとちょっと嬉しいよね。

 熟練度上げるためにも他にも色々作ってみることにする。  

 

 ◇◇◇


 「結構出来たな~!」

 目の前には体力回復薬ポーション15本と魔力回復薬マナポーション15本。それに麻痺を治す気付け薬と解毒剤も10本ずつ作った。そのうち何個かは品質が中級品と高級品になっていた。

 おかげで熟練度は★5個になっていたよ。固有スキルの熟練度20倍UPが効いてるんだろう。

 熟練度が上がったおかげが他にも作れるようになった。

 中でも石鹸があったことだよ、石鹸!これで体や頭が洗えるじゃん!

 石鹸もこれでもかというくらい作った。途中で素材の中に良い香りを放つ花みたいなのがあったのでそれも加えて作ってみる。そうしたらめっちゃ良い匂いの石鹸が出来上がったので鑑定してみる。


 【ヒアリスの石鹸】

  レア度:☆2

  品質:最高級品

  性能:きめ細かい泡立ちと良い香りのする石鹸。髪にも体にも使える。保湿力の高い一品。


 俺、天才!

 早速使ってみたいよね~。昨日頭洗ってないし、魔法の水筒から水を頭にかけヒアリスの石鹸を使ってみる。

 おおー、良い匂いだ。癒される。しかも泡立ちもいいし、ギシギシしない!

 洗い流すと泡切れもいい。流石最高級品だな!

 体も洗い、今日はパンツも警備服も洗った。おかげで今日も全裸だ。

 そのうち癖になるかもしれない。 

 

  

お読みいただきありがとうございます!

少しずつではありますが、評価も頂けて感動しております。

日々精進していきたいと思います。

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