日本政府が暴走した場合に「国旗損壊する」ことでも捕まるのか?
筆者:
本日は当エッセイをご覧いただきありがとうございます。
i/oさんとメッセージでやり取りをさせていただいた際に今回の着想に至ったのですが、
日本国政府が日本国旗を掲げて勝手にどこかの国に侵攻した場合、
国旗を破ることが規制されることは反対する意思を削ぐことになるのではないか? と懸念しているというお話がありました。
今回はこういったケースでどういった言論を主張すれば良いのか? という事と、この国旗損壊罪が制定された背景の「病巣」と言って良いことについて語っていこうと思います。
質問者:
でも、自衛のために自衛隊が出てくることはあると思いますけど、
流石に日本政府が勝手に侵攻することは無いんじゃないでしょうか?
筆者:
日本政府が自分の意志で攻め込む確率と言うのは低いと思います。
国民感情としても攻め込むことを支持する人は皆無だと思います。
ただ、日本政府は外国からの影響を大きく受け、日本国民の心情と乖離しているんですよ。
特に自民党政権はアメリカの影響を強く受けていることが多く、高市政権はアメリカにベッタリですからね。
「台湾を中共から保護する」と言う名目などで攻め込んだりするなど、
「あり得ない」とも言える事態が起きる可能性と言うのはゼロでは無いと思います。
質問者:
でもそんなケースだとしても反対の抗議の意思として日の丸を汚すことは罪になるんですか?
筆者:
正直なところ今回の「日本国旗損壊罪」は「警察・検察の匙加減次第」とも言える状況なんですよ。
似たような「外国国章損壊罪」は「侮辱目的」を必要とし、外国政府の請求がなければ起訴でき無いんです。
しかし「日本国旗損壊罪」はそうした目的を要せず、検察の判断だけで起訴できます。「社会通念上、国旗と認められる有体物」であれば所有者を問わないので、「逮捕する警察と、起訴する検察次第」で決められてしまうことが懸念が最大の問題点になっているんです。
つまり政府が直接的に告発することははばかられるものの、
政府が圧力をかけて間接的な表現の自由を制限という事になるのだと思います。
そのために推測ではありますがどういう状況であれ、日本の国旗を損壊すれば捕まる可能性は高いと思います。
質問者:
筆者さんは「外国国章損壊罪」を「国章損壊罪」に換えて日本国旗を加えることが最善だというお話でしたからね……。
筆者:
「外国国章損壊罪」が昭和40年に最高裁で該当された際にはこの問題は起きていませんでしたからね。そういう方法ならここまで深刻な懸念にはならなかったと思います。
ただポイントとして僕が思うのはそれは国旗そのものに罪があるのではなく暴走した日本政府だという事です。
実を言うと「外国国章損壊罪」国章と言うのが含まれているのですが日本の「国旗損壊罪」の場合は「国旗(日章旗)」に限定されているために国章が含まれておらず、実は政府を批判する際には「日本国章を損壊する」ことは可能なわけです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%9B%BD%E7%AB%A0
ただ、日本国章が国旗(日章旗)ほど世界でも日本国内でも認知されていないためにインパクトがある表現活動が「国旗損壊」であるために今回大きく問題になっているのではないか? と言うのが僕の見解です。
あと「国旗」は日章旗のみで旭日旗は含まれていないので「旭日旗損壊」でも今回の罪に問われることは無いです。 ※他人の物の場合は器物損壊などに該当する可能性はあります。
質問者:
「外国国章損壊罪」国章と言うのが含まれているのですが日本の「国旗損壊罪」の場合は「国旗(日章旗)」に限定されていると言うのは意外でしたね……。
筆者:
確かに国旗を損壊することが理不尽に追及されるという事はあると思います。
しかし、現段階で「似たような損壊」を行うことが罪に問われないので、
その時点で拘るポイントが非常に矮小だと言わざるを得ないんです。
もっとも、日本国旗損壊にせよ国章損壊にせよ戦争などとんでもないことを起こした時の政権が異常なのであって、日本の象徴を損壊することは「自分のルーツを否定する」ことにも繋がりかねないと思います。
そのために日本で生まれて育ったのであればそれらを損壊することに僕は抵抗感がありますし、その表現行為による反対活動が世間一般に広がるとも考えにくいという結論は変わりません。
政府批判をするにしてももっと別の方向性があってしかるべきだと思います。
戦争に対する反対意思であれば、戦争の非合理性、残虐性、悲劇などを切々と語ることが大事だと思います。
僕は温厚に政権の問題点を淡々と伝えていくことが目立ちにくくインプレッションは増えないとは思いますけど、一番堅実なのかなと思います。
◇「日本国旗損壊罪」が増えることは「民度の低下の象徴」
質問者:
確かに自分のルーツを破壊する事には抵抗感があるのが普通ですよね
「元が日本人では無いから反対しているのでは?」という反論は妥当な気もします。
筆者:
ただ、「表現行為の制限」と言う意味ではやはり問題な気もします。
しかもそれを「警察・検察の匙加減」になりそうなのが何とも言えないところです。
そもそも以前は「国旗を損壊する事」そのものを制限するか否か問題になることって無かったと思うんですよ。
それが「国旗の損壊」が「政府の反抗の象徴」みたいになるっていうのはどうかしていると思いますよ。
この記事 https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/91552e6acee405d27d6d7e7199e1e2afd838b74b によると「不敬罪」に実質的に国旗損壊が包括的に含まれていたために無かったというのが理由のようですが、不敬罪が無くなった戦後は「信頼」や「民度」で支えられていたという事だと思います
どうしてこんなことになったのかと言いますと、「外国からのスパイだ」というのが意見がありますけど、それなら戦後だって普通にスパイがいたと思うんです。
それにも関わらずここ最近急激にそういう方向性になっているのは、政治家が裏金を貯めつつ国民を苦しめるような政策を連発する国ですから、民度が日本全体として「地盤沈下」してしまったという事なのではないかと思います。
質問者:
筆者さんは以前から「裏金問題」は「ポケットにお金を入れる」ことと「違法でなければ何でもOK」みたいな風潮を生むことが問題だというお話でしたからね……。
筆者:
ほとんどの政治家は「訂正」や「秘書が勝手にやった」などで凌ぎ切りましたからね。国民からは搾り取るのに「合法」ならOKなんだ……と思われても仕方ないと思います。
政治家が劣化しているのもそうですけど、政治家と言うのはその国の「国民性の鏡」みたいなものと言う見方もありますから「国民全体の劣化」とも言えると思うんですよね。
国旗損壊に関しても「これまでは合法」だったために「違法でなければOK」理論でやる方が増えていたのだというのが僕の分析です。
質問者:
なるほど、実は「裏金問題」と「国旗損壊」っていうのは同じ根っこで繋がっているんですね……。
筆者:
「他の人がやっているから自分もOK」「合法ならOK」っていうのはかなり危険な理論だと思いますよ。
あらゆる動作や所作が法律で規定されればそれこそ生きにくくなりますからね。
そうなると違法では無いものの批判される「倫理」みたいなことって凄く重要なのかなと思いますね。
今後も何が良いのか? 悪いのか? について政治的側面から伝えていければと思いますのでよろしければご覧ください。




