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若い魂
おれが若い頃は
自分と同年代の人たちや
年下の人たちと
接するよりも
自分よりも年上の
人たちと接したり
話をする方が
好きだった
それがおれ自身が
ある程度
歳を重ねた
今日では
自分よりも
年上で
年配の人たちと
接するのも
悪くはないが
自分よりも
遥かに年下で
若い連中と
接する方が
好きになった
それだけおれが
歳を重ねた
証拠だが
おれの親父や
お袋ぐらいの
年配の人たちでは
もう後がないが
若い人たちは
若ければ若いほど
その分将来に対して
夢もあれば
希望もある
夢や希望を持てるのも
若いうちだけだ
おれぐらいになるまで
歳を重ねると
夢も希望も
次第に失われていくが
おれは未だに
バカでかい夢もあれば
希望もある
そんなおれに対して
若い人たちは
敏感に反応して
おれのことを
自分たちの
仲間だと
自然に感じ取ってくれる
歳の割には
おれが若く見えるのは
夢も希望も
失っていないせいなのかも
しれない




