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始まりの終わり
おれが成功することを
おれの知り合いや友人たちは
クビを長くして
待ちわびている
おれはそんな人たちに
一心に期待されながらも
未だにその期待に
応えてやることが出来ない
辛抱強く
おれに期待しながら
待っていてくれることは
ありがたいが
あまり時間がかかると
しびれを切らして
そのうちおれに愛想をつかして
しまわないかと
心配になってくる
おれ自身も歳だし
あとさらに10年もかかったら
せっかくおれに
興味を持ってくれている
人たちも
さすがにおれの目の前から
姿を消してしまうだろうね
それも一人残らずに
おれ自身
もう既に
成功出来るか出来ないかの
崖っぷちに立たされている
幸せな老後を送ることが出来るか
一人ぼっちの
寂しい人生のままで終わるか
それはまさに
今にかかっている




