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裏切り者の挽歌
おれはガキの頃から
それまで信頼していた
友人や
仲間だと思っていた
連中を
信頼しては
裏切られて
信頼していたら
また裏切られた
だから友人や
仲間だと思っていた
連中に
裏切られるほど
辛いことはないと
体で覚えた
おれはその辛さを
誰よりも
分かっている
だからおれは
人と接するときは
敵でも無い限り
なるべくなら
その人を大事にして
裏切ったり
しないように
努めてきた
それでも残念ながら
いくつになっても
裏切り者は
現れた
そのせいか
今までおれは
大丈夫だと
分かっていても
信頼している
仲間から
また裏切れるんじゃないかという
強迫観念に
時々一瞬
襲われることがあった
でも多分
もう大丈夫だと思う
なぜならば
長年の間
コツコツと
経験を
積み上げてきたからだ
この積み上げてきたモノが
いっぺんに
崩れ落ちることは
まず有り得ないからだ
いっぺんの
良くなることは無いが
いっぺんに
悪くなることも
まず有り得ない
だからこれからは
少しずつ
良くなって
いくに違いない
おれの願望を含めてだが
良くなって欲しい




