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学生魔導士の騒動録~その力は誰のために~  作者: Dr.醤油煎餅
第二章
67/115

競技会六日目(夜の部)

●今日の戦績●

・競技場

男子ロングショット(新人戦決勝)

一位:原手亞、二位:霜月、三位:霜月、四位:伊月台、五位:城不、六位:原手亞、七位:和国、八位:水七

女子ロングショット(新人戦)

一位:伊月台、二位:伊月台、三位:原手亞、四位:城不、五位:霜月、六位:原手亞、七位:霜月、八位:帝王落

男子パペットマッチ(新人戦)

一位:帝王落、二位:伊月台、三位:城不、四位:原手亞、五位:霜月、六位:伊月台、七位:霜月、八位:謝屋

女子パペットマッチ(新人戦)

一位:伊月台、二位:伊月台、三位:伊月台、四位:霜月、五位:原手亞、六位:城不、七位:謝屋、八位:水七

・演習場

女子ハイ・デュオアスロン(新人戦)

一位:伊月台、二位:伊月台、三位:伊月台、四位:霜月、五位:原手亞、六位:原手亞、七位:霜月、八位:謝屋、九位:空柱、十位:水七

女子ハイ・デュオアスロン(本戦)

一位:原手亞、二位:霜月、三位:伊月台、四位:伊月台、五位:和国、六位:水七、七位:帝王落、八位:空柱、九位:謝屋、十位:霜月


●中間成績●

・国立伊月台総合教育高等学校(東京都)

獲得pt:109

総合pt:246

・国立原手亞総合教育高等学校(愛媛県)

獲得pt:62

総合pt:178

・国立城不総合教育高等学校(千葉県)

獲得pt:18

総合pt:114

・国立霜月総合教育高等学校(岩手県)

獲得pt:65

総合pt:199

・国立木庭高等学校(北海道)

獲得pt:0

総合pt:12

・国立福原高等学校(山形県)

獲得pt:0

総合pt:41

・国立柳偶高等学校(福島県)

獲得pt:0

総合pt:17

・国立水七高等学校(兵庫県)

獲得pt:12

総合pt:46

・国立空柱高等学校(島根県)

獲得pt:5

総合pt:22

・国立謝屋高等学校(北海道)

獲得pt:12

総合pt:52

・国立帝王落高等学校(鹿児島県)

獲得pt:17

総合pt:41

・国立和国高等学校(沖縄県)

獲得pt:10

総合pt:38


✿  ✿  ✿

 

 太陽達は競技会で起こった騒動について、元凶を潰したことで安心しきっていた。

 大陸からの切除しにくい癌が公安組織によって潰された事は複数ルートの情報筋から知っている。自分もその尻尾をとらえてもいた。が、その後の残党達の動きは把握できていなかった。


「集まったのはこれだけか」

「本部とも連絡取れない、何かあったか?」

「恐らくな。だが、仕事を完了しなくては本国から来る刺客に俺達が消されてしまう」

「賛成だ。伊月高の優勝は確定的だが花形競技の選手を落とせれば、希望はあんだろ」

「宿泊所前にウォー・ファイトの新人戦の方が出て来るはずだ、直ぐに行くぞ。あと、中止はマズいからな、深手と殺しはするなよ」


 リーダー格の男にそれぞれが頷く。


✿  ✿  ✿


 荒間(あらま)幸久(ゆきひさ)葛井(くずい)牧夫(まきお)七釜(なながま)芳樹(よしき)の三人はここに来てからの日課に取り組む事にした。


「もう直ぐ本番だしな、今日の組手は激し目にするか」

「おう、分かってる」


 日課は作業車前に用意した空間で組手を行う事だ。近接戦と霊子操作しかできないが、それでも結構な凄腕が直接指導してくれるのは効率的なレベルアップが見込める事だった。茶会前の短時間でスパッとやって、鍛えている。

 という訳で、練習してたらスポドリが無くなった。


「やべ、スポドリが空だ。作ってくるから、自主練でもやっててくれ」

「「「ほーい」」」


 そんな凄腕、太陽は三人の為にスポドリを買いに走った。そんな太陽の姿が見えなくなると、


「もう一回、動きの確認をしよ――」


 すると、影から見ていた集団かが、近づいてくる。人数は五人。


「えーと、此処は関係者以外立ち入り禁止なのですが」


 そんな事を聞いていても意味もないのは、少し察していた。手には得物を持っていてまともな話し合いをする気はなさそうであるのが、一目瞭然であった。


「大人しくするなら少し痛いだけで済ます」

「いや、この状態で大人しくする訳もないだろう」


 持っているMAEも試合で使用するほぼ戦闘用のモノ。体も動かしてあったまっているので、この場で大人しくする意味もなかった。

 そして激突するのに合図はいらなかった。襲撃側も幸久側も連携を組んで相手を圧倒する。襲撃側はなるべく殺さない様に手足を狙ってナイフを振う。幸久はなるべく怪我もしない様に大きく避けて攻撃に当たらない様にする。

 真面目にやって来た成果か、裏工作のプロたちに全く引けを取らない。何とか交わして捌いている。時間を稼げば、モンスターがやってくる事も織り込み済みだ。相手も時間を取ったらやばいと思ったのか、殺すの躊躇うのではなくそれなりの重傷を負わせようと、魔法を発動した。発動したのは運動エネルギーを発生させる魔法、瞬間的に近づいて幸久に掌底を食らわせる。そのまま吹き飛んで、作業車に激突する。


「ゆ、――」


 鍛えられたとはいってもそこは素人だからか、知人が目の前で吹き飛んで注意をそらしてしまい、瞬間的に発動された魔法に対応できなかった。牧夫と芳樹は抑え込められ、魔法で手足を折られてしまった。


「ぐっ、あっ!」


 幸久も手を折られてしまう。

 不審者たちは目的を達したのでサッサと撤収していった。が、


「どうもー」


 突然目の間に出てきた白いものが顎を蹴り上げて不審者の一人を跳ね飛ばした。緩い服装の半そで短パン、顔にはマスクで、不審者達よりも不審者をしていた。ただ、さっきの動きで油断ならない相手だと分かり、アイコンタクトで一人犠牲になる人間を決めた。

 そんなのお構いなしに太陽は四人に向かっていく。先手を取られたが人数的には有利だと感じ不審者たちは一人を残して取り抜けようとするが、突然腕が伸びて、先頭の奴が押し倒される。突然の出来事にビビったが、囮の男が太陽に飛びつき動きを封じようとする。そのまま残りは全力で魔法を発動しその場から一気に立ち去った。


「逃げた」


 太陽は不審者三人をサッサとしばいて捕獲すると、襲撃された三人に応急処置を施して警察と救急車に連絡をかける。

 その日のお茶会は中止となり、太陽も早めに寝た。

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