競技会六日目(午後の部)
ゴールであった競技場には太陽が三人を迎えに来ていた。その前にブルーシート、ジャグとコップを回収後、それを包んで直線距離で飛んできたのだ。
ゴール地点には休憩用のマットと大きめのバスタオルを用意して、それを使ってケアをしてくれる着ぐるみ人形も用意しておいた。他の仕事もあるが、試合に関しては心配もないので雑事を片付けていった。
「お疲れさん。運んであげるからジッとしててね」
「「え?」」
「寝そべるよりは座っておいた方が良いですよ」
着ぐるみ人形の数を増やして、マットを持ち上げると彼女達を載せたまま、御神輿のように運び出している。当然目立ち、注目される。そのまま原付バイクのような速度で競技場を出ていくのであった。
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「うう、恥ずかしい」
「お嫁に行けない………」
琴乃と小南は顔を赤く染めて俯いていた、御神輿状態で担がれたのが相当恥ずかしかったようだ。
「ま、朝日と我妻さんは明日も試合だし、今日の疲れを取ろう」
「何するの?」
少し、体が凝っているのか朝日は体を解している。
「柿崎さんもやってくかい?」
「お願いしまーす!」
「じゃ、俺が全員担当できるけど、二人で組んでやってみるかい?」
「りょうかーい」
「あ、ハイ」
太陽は朝日を担当し、小南は琴乃を担当することになった。肩回りと腰、足が疲れているようなのでそこら辺を重点的に解す。
「むぅ、エロい」
「そうか?」
「顔を赤らめて、荒い吐息、汗ばんだ肌、二人の美少女、性欲旺盛な男子高校生が一人、何も起きないはずはなく」
「ほうほう、では、三人に増やしてやろう」
その後、選手用の休憩テントには頬を染めた三人の少女が寝ころんでいた。
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太陽の仕事は明日もあるので、それ用のMAEの用意もしておかなくてはならない。選手に休みはあってもそれを支える彼に休みはないのだから。
「気合を入れていこう」
軽くおやつを食べて、明日の最終戦の為に機器のチェックを進めるのだった。




