競技会一日目(深夜の部)
貼り忘れていた事だが、以下に競技会への出場校を示す。カッコ内には所在地を示す。
・国立伊月台総合教育高等学校(東京都)
・国立原手亞総合教育高等学校(愛媛県)
・国立城不総合教育高等学校(千葉県)
・国立霜月総合教育高等学校(岩手県)
・国立木庭高等学校(北海道)
・国立福原高等学校(山形県)
・国立柳偶高等学校(福島県)
・国立水七高等学校(兵庫県)
・国立空柱高等学校(島根県)
・国立謝屋高等学校(北海道)
・国立帝王落高等学校(鹿児島県)
・国立和国高等学校(沖縄県)
●今日の戦績●
・スピードショット(男子、本戦)
一位:原手亞、二位:伊月台、三位:霜月、四位:謝屋、五位:空柱、六位:伊月台、七位:福原、八位:水七、九位:柳偶、十位:原手亞
・タッチチェイス(男子、本戦)
一位:原手亞、二位:伊月台、三位:霜月、四位:柳偶、五位:謝屋、六位:水七、七位:帝王落、八位:和国、九位:福原、十位:木庭
現状では原手亞高校が、一歩リードした状況だ。最終日まで、彼らが逃げ切れるか、他校が追い付くかが勝負の分かれ道だろう。
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夜、太陽と辰馬は食事を取りつつ、今日の試合の事を思い返す。
「今日の結果は順当かな」
「そうなんじゃね。あと、残り二つの競技に関してはまだ分かんないけど、パペットマッチは妹が貰ったかな?」
二人にとっては今日の試合結果は意外な事ではないようで、昨年の優勝候補が一年に負けて予選落ちした事態に驚いているギャラリーとは違うようだった。
「まぁ、何かあれば、対応しなくちゃいけないのは、お兄ちゃんの辛い所だな」
「本当に面倒くさそうだな」
「お兄ちゃんの役割だしね、別にいいさ」
夜更けまで二人は離し続ける。
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伊月高の競技会チームの幹部の面々は今日の結果を踏まえて会議を開いていた。
「出だしは順調とは言えませんね」
「まぁ、気を落とす事はないんじゃないか。今日は初日だし」
「タッチチェイスの首位を取られたのは意外だったな」
「主力選手なのに抑えられてほとんど動かせてもらえなかったのが痛かったな」
「名前は見たか、驚いたろ」
「月隠だろ、あいつと同じ苗字だったよな」
会議では太陽の兄妹が話題に上がり、競技で首位を取られていることに危機感を覚えているようであった。
「彼なら何か知っているんでしょうか?」
「教えてもらえると思うか?」
「出場種目だけピックアップしましょう」
「そうだな」
月隠家の事は気にしない方針で行くようだ。それが吉か凶かはまだ分からない。




