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学生魔導士の騒動録~その力は誰のために~  作者: Dr.醤油煎餅
第二章
31/115

練習風景~パペットマッチ偏~

◆パペットマッチの干支戦におけるルール◆

□基本ルール

・大会委員会が規定した、木製人形を操作して戦わせる。

・頭部の破壊や切り離し、又は次戦までに修復不可能だと判断された場合敗北となる。

・武器、防具の装着は認められているが、木製人形そのものに対しての加工は禁止。

・操作者が直接対戦相手の人形に対して攻撃を行うことは禁止

・人形が投げた物体の軌道を操作するのは禁止

・禁止事項を行った場合は失格として強制的に最下位とする。

□その他のルール

・本大会における対戦は7×7の正方形のリングの上で行われる。

・対戦形式は1対1のトーナメント形式。出場選手は合計で32人。(12校中8校は出場選手を3人選出)


✿  ✿  ✿


「と、まぁ、ルールはこんな感じだと聞いたんだけど大丈夫?」

「はい、大丈夫です」


 辰馬が心美に尋ねる。心美はその内容を肯定してやる。

 準備は完了、折角なので練習風景を見せて貰う。対戦するのは心美と彩。一先ず、何時ものMAEを使用してプラスチックの木偶人形を操作して試合してもらう。


「では、始め!」


 開始と同時に人形が立ち上がり、殴り合いが始まる。

(ここからは心美の人形をA、彩の人形をBとする)

 Bが最初に飛びだした。細かい動きはないショルダータックルで相手を弾き飛ばす構えだ。

 Aはそれを受け止める。しかし、タックルの衝撃を受け止めきれず弾き飛ばされる。しかし、何とか地に足を付けて踏ん張る。そのまま、タックルの余韻から抜け切れていないBに対してカウンターとして頭を狙って手の部分を打ち込む。頭は衝撃によって間接部位が外れて飛んで行く。


「そこまで! 勝者、心美!」


 辰馬が勝敗を告げて試合は終了する。

 試合を終えて、辰馬が総評を告げる。


「達人同士の生身の組手とかだとまた違うんだろうけど、動きが稚拙だったね。まぁ、これはしょうがない。俺もうまく魔法を使えているとは言えないけど、こういうモノを動かすのは対象の耐久の関係性とかもあるからな、そういう所はしょうがない。ただ、慣れているのか分からないけど普通よりはよく出来ていたと思うよ。で、今戦って見て、二人は何処を不便に感じた?」


 辰馬は何処か不便がある所はなかったか尋ねる。


「そうですね。人形を立たせるのが一番苦労しました。常時立たせて格闘戦なり、斬り合いなりを行うとなると重心の移動とか操作を意識して動かさないといけないんでそこでかなり神経を使いますね」

「同意見。操作難度が高い為もう少し簡易的に操作できるようになるとよきかな」

「角町さんはどう思う?」

「私も今のままでは操作難易度が高いのが弱点になってくると思います。私もそこまで精密操作に自身がある訳じゃないので」


 辰馬は全員の要望を聞き、それに対して頭を悩ませ始める。


「操作難易度を下げることが今回の目標か。立たせるだけなら、首の付け根辺りを引っ張り上げて立たせてそれを常態化させれば倒れることは無いな。それか獣みたいに動きにこだわらず動かすように意識するのもいいかもな」

「具体的には?」

「這いつくばるようにして虫みたいに動いて、敵の攻撃を避けつつ相手を押し出すとかな」

「出来るんですか?」

「装備をそれ用にすればな。幸い、装備は材質に指定はあるけど形状とか用途は指定がないからな。加工できる奴なら身近にいるし。直立させて操りたいっていうなら他にも手はあるしな」

「例えば?」

「最初に立たせるのは魔法で、その後動かすのは自身の動きを魔法で人形にトレースさせる、とかな。あと、試合を見ているとコントローラーを使って操作している人もいるよ」


 その後、操作方法の相談をしてパペットマッチの議論を深め、実践して慣れていく。

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