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まだ未完、だから夢中に迷妄中  作者: メイズ
第2章 忙中、某女子は密謀し謀略を防止する
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憂患打破!!〈ヤシロ〉

 ふうらちゃんは、ついついありがちな横道にそれた余計なおしゃべりになることもなく、クラス情報をわかりやすく教えてくれた。


 それによると・・・・・


 今日は今日でクラスでは新しい話題が持ち上がり、どちらかというとそちらに関心が集まっているとのこと。


 何でも体育委員の男子、亀井くんと鶴巻くんの仲が怪しいというNEWトピックが急上昇とか。


 そうなのっ?そういえば、あの二人、いっつもくっついてるよね?

 同じゲームにはまってるみたいだけど、そのせいかもね。



 あは、・・・噂なんて、次から次ね。


 気にしてる方がバカみたいだったね。



 とっくに知っていたのに。


 こんなこと。



 噂なんてちょっと経てばみんな忘れてしまう磨耗品だって。


 よっぽど自分に関係あること以外はみんなすぐに忘れてしまって。


 その後は何かのきっかけでふと思い出す程度。あたしだってそう。


 そして、それすらも段々忘れてしまって・・・・・




 ふうらちゃんは淡々と話を続けた。


「大体の様子は理解できたな?では、これからのことについてのアドバイスを含めて詳しくお知らせしよう」



 あたしは業村くんとのことは事実に関係無く、全く全部の事を否定するようにって。

 何の物的証拠もないし、キスなんて無かったように振る舞うようにアドバイスされた。


 あたしと業村くんのキスの噂は業村くんが冗談で言ったことがほんとのことのように広まっただけだと結論づけられてほぼ終結したからって。


 あたしの今朝送った相談メッセージは、ふうらちゃんもリアも即刻消去して、お互い確認し合ったそうだ。

 勿論、二人ともスクショなんてしてはいないって、プリン100個かけて誓うって言った。


 さすがふうらちゃんとリアだわ。


 あたしも自分の消しておかなきゃ。




 これで、何の問題もないし誰も困らないからって。


 従って、あたしは業村くんの彼女の振りをする必要性は完全ないって言ってくれた。




「ありがとー!ふうらちゃん。あたしふうらちゃんとリアに思いきって相談して良かったよ!」


 早まって業村くんと付き合う振りしなくてよかったぁー!


「どういたしまして。何か他に質問ある?」



 もち、ありありよ!



「あのね・・・えっと、牧野さんがお昼頃、ロードくんのことあたしに尋ねてきたんだけど、どうしてかな?ふうらちゃんなら分かる?」


「ふうん・・・それになにか不都合でも?」


「えっ?だって・・・・・だって・・・」


 あたし何て言えばいいの?


「・・・・・?」


「だって、牧野さんもしかして、ロードくんのこと・・・?」


「だったら何か問題でも?賽ノ宮(さいのみや)くんはフリーなんだし別にいいんじゃないかな?」


「でも、牧野さんには素敵な彼氏がいるんでしょう?」


「ああ、あれは事情があって故意に流してるフェイクだ。あっ、でもこれは秘密だからな。」


 うっそ!


 あの噂も嘘だったの?

 もう、世の中どんだけフェイクニュースだらけなのよ!


 じゃあ、牧野さんもフリー!


 ってことは・・・・・そういう可能性があるの。



 そんなの嫌。



 どうしよう・・・・・あたし。





「ヤシロ、実はリアの誕生日が週明けの月曜日なんだ。それで、その日の朝にボクはちょっとしたサプライズを企画しているんだ。」


「リアの誕生日なの?何をするの?」


「それはボクだけの秘密。ヤシロにもお楽しみにしておくよ。」


「なになに?めっちゃ気になるわ。」


「人がいない教室で記念撮影もしたいからヤシロも早めに登校してくれないかな?大丈夫?」


「もちろんよ!でも、リアの誕生日って5月だったんだ。あたしはてっきり3月かと思っていたわ。」


「・・・うっ、ごっほん、あー、まあ勘違いは誰にでもあるものだ。では、7時45分頃までに来れるかな?」


「うん、わかった。あたしプレゼント用意しなきゃだね。」


「えーっと・・・・・プレゼントは後でリアの要望を聞いてから皆で・・・ということでいいかな?ほら、リアの嗜好は我々とは少しギャップがあるだろう?」


「・・・・・あ、そうだね。」


「じゃ、月曜日絶対だからね!ヤシロ。いいね?絶対!」


 ・・・・・どうしたの?


 いつも淡々としたふうらちゃんが・・・


 ふうらちゃんが力の入った念押しを言ったりして。



「う、うん。了解。」



 ちょっとした違和感。

 ま、気のせいね。


 リアのバースデーサプライズだから張り切ってるんだね、きっと。ふふふ。

 ふうらちゃんもそういうとこあるんだ?かわいいね。



「では、月曜日に。おやすみヤシロ」


「うん、おやすみ。今日は本当にありがとう。あたしこのこと一生忘れないから!」


「ヤシロは大袈裟だな・・・・・月曜が・・・ヤシロのいい記念日になるといいけど。」


「あたしのじゃな・・・・・?」



 あれ?


 切れちゃったわ。


 なんだったのかな?あたしじゃなくて、リアの記念日だよ。


 言い間違えね。




 ・・・・・あたしの気がかり。


 ふうらちゃんのお陰でひとつ無くなったけど、またひとつ・・・・・




 この問題は。 


 これは自分で解決しなきゃなんない。


 自分のことだもん!



 あたしはこれをどう打破するの?



 そんなの決まってる!



 ーーーーーーー先手必勝よ!!


 







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