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君は炎雷神(ほのいかづちのかみ)

作者: すみ いちろ

心に光る炎雷神(ほのいかづちのかみ)


心に燃ゆる炎雷神(ほのいかづちのかみ)


心の外と内の暗闇を掴み


心の外と内の暗闇を喰らう




眼に突き刺さるほどのその眩しさに


震えながら


息を吐きながら


見えてくるのは


人の生き様と死に様




君の心の中で燃えている炎は


君が気がつかないだけで


君の心のどこかでずっと燃えつづけている…



静かに黙ったまま…


黙々と…


燃えている……




それは君の心の中で


ずっと生き続けている炎雷神(ほのいかづちのかみ)




揺らめいて

(きら)めいて

キラキラと



僕たちのこの生きる世界を


みせてくれる……


僕たちのこの生きる世界の


光と影をみせてくれる……


それは君の心の外と内にある世界……




この世界は


落ちては散る火花のように


一瞬だけ照らして輝いては


また宇宙という暗闇に


姿を消してしまう…


それは君の命と同じ……


 





炭を完全に消し去らずに


しばらく明明(あかあか)と燃えている炭の中をみていると


炭の中でくすぶり続けている火の赤い光が


まるで人の命のようにもみえる……


パチパチと……


飛び舞う火の粉が一瞬


まるで神様か何かのようにみえて


この身を清めてくれた……




煩悩を


焼き切り


断ち切り


悩み苦しむ心身の迷いを


()ち切り


僕と君が生きているこの世界を


今からもずっと


これからもずっと


照らしつづけてくれる





……





お寺で炊かれている


護摩炊きの影には


たくさんの人たちの想いが


暗闇に隠れている……




それは魂と同じで




たくさんの人たちの想いを


空へと送ってゆく姿は


立ち昇る火炎のようで……


還らぬ人の想いと


この世に生きる人たちの想いをもって




火炎が夜空を昇ってゆく……




また還って来るこの世界に


また還って来れるように……





夜の闇に立ち昇ってゆく火炎は


炎の神様のようにもみえる……







永遠に感じる僕らのこの生きる世界……


永遠に夜が続くような苦しみが続いたとしても


それでも生きるしかないんだと


泣きながら……


燃える炎をみて…




炎の中に


人の悲しみが宿されているのをみて……




自分の身体と心の内側に


炎が沁み渡ってゆくかのように


何かが


広がってゆくのを感じる……




そうやって感じた




身体と心に熱く燃え(たぎ)っているものは







祈りが鳴り響く夜に


あの世へと昇って行った想いは







こんこんとこの世に湧き出る光と同じ


それは







僕や君たちの生きる世界を


(まばゆ)く照らす




 



(ひかり)輝く







その命に宿っている君自身



君自身の身体と心の内側に




炎雷神(ほのいかづちのかみ)




君の心に




炎雷神(ほのいかづちのかみ)




君の心の内に




炎雷神(ほのいかづちのかみ)




君の(いのち)




炎雷神(ほのいかづちのかみ)




まだ君も知らない




炎雷神(ほのいかづちのかみ)




君の心の内に




炎雷神(ほのいかづちのかみ)




君の(いのち)




炎雷神(ほのいかづちのかみ)




君自身が




炎雷神(ほのいかづちのかみ)




君の(いのち)そのものが




炎雷神(ほのいかづちのかみ)




君の心の中で燃えている炎は




炎雷神(ほのいかづちのかみ)




君が気がつかないだけで




君の心のどこかで




ずっと燃えつづけている




炎雷神(ほのいかづちのかみ)




静かに黙ったまま…


黙々と…


燃えている……




君の心の内にいる炎雷神(ほのいかづちのかみ)


 


君の知らない炎雷神(ほのいかづちのかみ)




君の命は炎雷神(ほのいかづちのかみ)

 



炎雷神(ほのいかづちのかみ)

  



君の命そのもの




光輝く燃ゆる炎雷神(ほのいかづちのかみ)




君は




炎雷神(ほのいかづちのかみ)

















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