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ギュレムの街のギルドにて  作者: テーさん
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ギルドは今日も大変だ ダンジョンから来た異世界人たちは料理ができない

評価をつけてくださった方ありがとうございます。

嬉しい限りです。

これからもよろしくお願いします。


今回はギルドマスターの視点になります

ギュレムの街のギルドマスターのコペロンはため息をついた


異世界人たちは、登録出来たと思っているようだけど違うんだよなー


冒険者として登録する為には試験を受けて10級冒険者にならなくてはいけない

今のカードは仮の身分証明書でしかないのだが、どうにも言葉が通じていない

これだけの人数がいるので、誰かが冒険者になれば家族会員証をだせる


一人が、掲示板の前に走って行き

「仕事!」

と叫ぶ。絶対に全く読めないはずなのにワイワイ騒ぎだした


何だ?このエネルギーは

昨日の夜中にダンジョンから地上にでて、まだまる1日経っていないのだ

タキシード着てるしな。肩が凝らないのか?

しかも、会議室のあの椅子で寝たんだぞ


「仕事は明日!」

カレンダーの明日の日付を指さして言うと、ふ~んみたいに皆静かになった


明日から冒険者の登録の為の試験をしなければならない

普通は異世界人たちは経済的に援助しなければ生きていけない

戦えるようだし、お金も持っているし何をしてあげれはいいのだろう


とりあえずは着替えか?

服を替えた方がいいと言うと、皆朝までいた会議室に入って行って、ドアを目の前で閉められた

そこで待っているのもなんなので一旦窓口の方に戻っていると、しばらくして全員がやってきた

冒険者っぽい服だ。腰に剣も佩いている


無理矢理感が半端ない。全然、しっくりしていないがサイズはみなあっている

魔法で出したのか?

解らない事が多すぎる

ベルの日記にどこまで書いてあるか


そう言えば、名前が何となくバラバラな感じがしたしなぁ


「彼らを市場に案内する。人数が多いので手の空いているものは同行してくれ」

呼びかけるとイールが笑いながら立ち上がった。暇じゃないが付いてくるつもりらしい

他にもアイラや若い奴らが来てくれた


市場はほとんどが食べるものを販売している。野菜や穀物などの食材が多い

一応日用品もあるのだが、衣料品などは店舗を構えている所で買う方が安心だ


食材を買う気配がない。色とりどりの豆を見て喜んでいるのに美味しそうという表情ではないのだ

さっき、串焼き屋を見てよだれをたらしかけていた子もいたぞ。そもそも料理をしたことがないのか?

どこぞのお貴族様か?それとも完全に管理された集団生活をしていたか


ジルベルフィードの日記をくれたアイダホ君が、サンドイッチを買おうとしていたので、適正価格で買えるように一緒に買う

一つ10ズム銅貨2枚である

同じものを14個買っていた。鞄に入れる振りをしてアイテムボックスに入れていた

おお、役者だね

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