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ギュレムの街のギルドにて  作者: テーさん
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ギルドは今日も大変だ 異世界で家を借りる

朝になったよ

机に突っ伏して寝たから、顔に服のシワがついてる子がいるよ


ギルドで最初に挨拶してくれた女性はアイラさんというらしい

そして、真打ち登場!ギルドマスターだ!

たぶんそうだ。一番偉い人だよね

そうだよね


そもそも、ここが冒険者ギルドであってるのかも疑問なんだけどね

窓口は市役所の中のように整然としているし


ジルベルフィードさんやクレイグさんと違って、なよなよしている。この人が、冒険者ギルドのトップ?なんだかなぁ

やっぱり、すご腕の元冒険者とかでゴリマッチョか、枯れたイケメンで顔に傷痕とかあって欲しいよ

「家を貸し出します」

どこかのセールスマンみたいだ。ギルドマスターっぽい、コペロンさんが言う(まだ。完全に認めていない)

貸す?ただじゃないのね~


とりあえず魔石はすべて売り払うことにする。現金化し生活していく為にいろいろ買い揃えないと駄目よね


アイテムボックスの中には、まだ瓶に入ったポーション(と、思われるもの)や、ゾンビ達やゴーストが粉になった物とか宝箱に入っていたアイテムも入っているんだけど、価値がどれくらいあるかも解らないからそのまま持っておく

14人のそれぞれの個人資産ってものもないと不安だしね


まずは、住む場所。次はご飯。って感じ


ギルドからそれほど離れていない場所にある一軒家に案内された

小さな庭の付いた三階建てで、建屋は石づくりでしっかりしているようだけど、ぼろぼろの馬小屋みたいなものが隣にくっついている

馬もいないしこんなの要らない

何より不気味、夜に近寄れない


全員でその馬小屋を見つめていたら、コペロンさんが

「馬が必要ですか?」

と勘違いして聞いてくる

多分、そう言っていると思う

馬に乗れるキャラクターもいるだろうけど、私ファストには無理


「ここ、要らない」

手で示して言ってみると、コペロンさんは軽くうなずいて右手をあげた

馬小屋が一瞬にして崩れ落ちた

「おおーっ」

手際の良さに思わず拍手!

あ、照れた


とりあえず、ここに決めた


見た目は人間、その実体はロボット3原則を無視できるアンドロイドの紀州が馬小屋の残がいをさっさとアイテムボックスにしまった

庭が広がったよ。いい感じに


家の中には台所のような場所もある。ここで料理をするのかな?

ヤバイ。料理の仕方がわからない

台所の使い方とか以前の問題で、元の人生でも親と同居で三食つきの生活だった

だし入りの味噌を使ってなら味噌汁も作れるけど、そもそも味噌とかもなさそうだし

料理のスキルを持っているキャラクターもいなかった!

あのダンジョンの中では、出来上がりの料理が出てきていたので作る必要なかったし


生活魔法は使えても生活力はまるでない


「ちょっとは料理も出来るかも」

異世界設定のキャラクターで、一人暮らしをしていたメンバーが言う

「スキル扱いになってないことも多分できるよ」

2.3人だけどね

これは練習がいるね


情報を共有する能力があるので、それを使ってあとは訓練だ!

嫌だなぁ

基本、私はズボラだ、面倒くさい。元の自分の部屋は汚部屋だったなぁ(遠い目)

元の人間は一人なので、全員がズボラ生活をしたい


台所の使い方が解らないから、教えて欲しいよ

みたいな事をつたない言葉で言ってみたが通じているのか


お風呂とかも勿論ない。井戸があったから水浴び程度か

まあ、その辺りは平気だ。毎日お風呂に入らなくても人間死んだりしない

温泉は大好きだけどそこは期待しない

トイレはダンジョンの中もそうだったがクリーンの魔法が使えたらあんまり問題さそうだ

よしよし、今のところそっちは問題なし


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