表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
厨二系飼育係の成り上がり -異世界で厨二病が最強だった件-  作者: どらぬこ
第二部 大迷惑な大迷宮編(前)第二章 樹海新迷宮
91/116

第77話 新迷宮深層?

「あー、図体はでかいですが、あれは下級の悪魔マギクスですね」


第三十階層の迷宮主?を見てクロが言った。


あっ、魔族もいるんだ?


「あれは魔族だったのか?」


「いえ、マスター。魔族ディアボルスではありません。悪魔と呼ばれる魔物の種族です。まあ、強さで言えば人種ひとしゅの魔族よりは上ですので、戦うと厄介やっかいではありますね。カルマ様たちの敵ではありませんでしたが」


えっ、悪魔っていう魔物がいて、魔族って人種が別にいるってことか?


「マグナ殿、あちらに下へ続く回廊がありますの。まだ深層があるようですわね。ここは中規模の迷宮みたいですわ」


クラウディアさんが階層主がいた部屋の奥を指して言った。


「うむ。では、このまま進むか」


『キュイ!』

『ガウ!』

『ピュイ!』

『ミュー!』


と、無双チームが元気良く答えます。


状況はともかく、和みますね。

クラウディアさんの目がハートになってました。


まる。



えー、現在俺たちは第四十階層に来ています。


第三十一階層から第三十九階層はどうしたって?

つい最近にもありましたが、ピーちゃんたちの無双で他に言うことないです。


でも、流石にこれ以上は下の階層はないだろうと、第三十九階層から第四十階層の迷宮主ダンマス戦に俺たちは意気込んだ訳ですが、魔物のマの字もありませんでした。


これまでの階層主がいたところと同じくだだっ広い部屋は、あるじもなくがらんとしています。


「迷宮主はおらんのか?」


「あらん。拍子抜けしちゃうわねぇ」


「見えない魔物とか?」


「なら、こんな集団がいるのだから、攻撃してくるだろう?」


「「「ううん?」」」


みんなで困惑顔です。


「あっ、マグナさん! あそこに扉がありますよ! まだ先があるんじゃないですか?」


ん?

確かに小さな扉がある。


ほっ


流石に迷宮探索の最後がこんな終わり方ってないよね!



で、ぞろぞろと扉の前に来た俺たちは、可愛らしい装飾(ファンシー)の扉に微妙な表情をしています。


どう考えても、下の階層に続く感じじゃないし、オーガ級のルドルフさんなんか通るの大変そうです。


なんとなくその場の雰囲気ふんいきで、俺が代表して扉を開けます。


と、扉の向こうは、白を基調とした迷宮には似合わないこれまた可愛らしい装飾の小部屋でした。


そして、これまた可愛らしいベッドには、とおにも満たないような少女がすやすやと眠っていたのです。


「・・・・・・」


はっ、まさかこれがホントの深層の姫君!?

いや、字が違う!


「むにゃむにゃ、もう食べられな・・・」


魔物(うごめ)く迷宮の深層で、何この平和かつテンプレな寝言!?


何これ?

どんな状況ですか?


「マグナさん、これは?」


「いや、我に聞かれてもな」


「そうですよねぇ」


「まさか、この幼女こどもが迷宮主・・・なんてことはない、ですよね?」


「う、うむ。それはないだろう、な?」


エルメさんと俺は困った顔を見合わせる。


「迷宮主がいない迷宮とは、過去に確認されたことはあるのか?」


「聞いたことない、な」


「ありませんねぇ」


「ん、ない」


と、本職の探索者シーカー三人組。


「とりあえず、この女の子を起こして聞いてみてはどうですか?」


そう提案する勇者様。


「うむ。それが良いか」


「あ、あの、マスター?」


「ん? どうした、クロ」


クロが何か難しい顔をしている。


「幼女さーん、起きてくださいよー。朝ですよー。朝御飯のお時間ですよー」


「あっ、こら!」


慌てるクロさん。

どうした?


「むっ! 朝メシかっ!」


あっ、幼女が起きた。

きょろきょろしてる。


「ん、朝メシはどこじゃ? むっ、お主らは誰なのじゃ?」


のじゃロリ!?

ここにきてのじゃロリですか!?


「儂らはネデル辺境伯の命でこの迷宮を調査しに来た、グロニゲンとオストエントの騎士だ。その方は何者だ?」


あっ、忘れてたけど、この脳筋おっさんが一番偉いから調査団の団長なんだっけ?

あの小さい扉、よく通れたね?


「ん? 〝大鬼族オーガ〟が何用なのじゃ?」


「「「ぶふぅ!」」」


あっ、騎士の何人かが吹いた!

もちろん俺も一緒に吹きました。


「お、大鬼族ではない。儂は〝森人族アールヴ〟だ。ネデル辺境伯領に属するグロニゲンの街の領主でルドルフという。お嬢ちゃんは何故この様なところにおるのだ? この部屋に何者かに監禁でもされておるのか?」


このオッサンやっぱりエルフなのか。

この脳みそ筋肉大男が妖精とも言われるエルフ・・・


がくっ


ああ、げに恐ろしきは異世界ファンタジー


「ま、マグナ殿?」


「いや、気にしないで良い。少し思うところがあっただけだ」


「はぁ?」


「別にとらわれてはおらぬ。ここはわらわの部屋じゃぞ?」


「「「はい?」」」


「ここに住んでいるのですか? えっと、お一人で?」


「そうじゃ」


「ねぇ、幼女ちゃあん。ここの階層主--迷宮主はどこにいるのかしらぁ?」


「な、なんじゃ!? この面妖めんような生き物は!? 新種の魔族か!?」


「「ごぶふぅ!」」」


騎士の何人かがまた吹いた!

もちろん俺もそのひとりですよ?


ゴブリンの語尾じゃないです。

念のため。


「ま、魔族はヒドイわぁ」


と、部屋の隅でいじける紅薔薇の団長さん。

いや、誰が見ても貴方たちは面妖そのものですからね?


「して、ここの迷宮主はいるのか? いないのか?」


気を取り直して俺が尋ねる。


「何を言っているのじゃ! 迷宮主がいない迷宮などある訳がないであろう?」


「そうであるな。あちらの大部屋にはいなかったが、では何処にいるのだ?」


「目の前におるじゃろう?」


「むぅ?」


きょろきょろ


「どこを見ておる。妾じゃ、妾がこの麒麟きりんの迷宮が主じゃ」


「「「「「・・・・・・」」」」」


はい。

そこにいる全員の目が点になりました。


えっと、まる?


やっとのじゃロリ出せた。

ロリとのじゃロリは別腹です。(自論)


スライムさんと幼女メイド

http://ncode.syosetu.com/n4507eb/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ