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厨二系飼育係の成り上がり -異世界で厨二病が最強だった件-  作者: どらぬこ
第二部 大迷惑な大迷宮編(前)第二章 樹海新迷宮
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第73話 悠久の冒険者たち。

「早速ですが、第八回異世界でどうする会議~」


ぽふぽふぽふ

ぽんぽんぽん

ぶんぶんぶん


いつも通りのピーちゃん、ハム太、モコちー。


きゅるきゅるきゅる


器用にキャタピラを回すたまっち。

それ、進まずに回せるんだね?


ぱちぱちぱち

ぱちぱちぱち


クロとクジマも右にならう。


「今回の議題は、ズバリ! クランの名前をどうするか、です!」


「我が主? あの、口調が、砕けておりませぬか?」


「あっ、こっちが素だから気にしないでいいよ」


「はあ・・・」


「マスターが我々従魔(ファミリア)と同じく貴方にも心をお開きになったのです。光栄に思いなさい」


クロさんは何かにつけて大袈裟おおげさじゃないですかね?

ぶっちゃけ仲間内では魔導師ロールプレイが面倒になっただけですよ?


「は、ははぁ!」


クジマもクジマで、感極まって平伏してるし。


時代劇ですか?

印籠いんろうとか作った方がいい?


あっ、貴族じゃないと家紋クレスタ紋章エンブレムってダメだったかな?


因みに、イヴも着いて来たがったらしいけど、屋敷が誰も居なくなっちゃうので置いてきぼりにしたらしい。


帰った時のことを考えると恐ろしいと、クジマが震えてた。

イヴさん、貴女あなた深窓の令嬢(おじょうさま)じゃなかったの?


「で、クジマに預けている冒険者たちのクランの名前なんだけど、実は何も考えてなくてなさ。誰か何かいい案ない?」


『キュ! キュキュ、キュイ、キキュ、キュー!』


ばっと、片翼を挙げて元気に発言するピーちゃん。


「ピーちゃん、何言ってんのか分かんない」


『キュ・・・』


長い首を項垂うなだれる。

これはこれでいな。


「マスター、カルマ様は〝マグナと愉快ゆかいな仲間たち〟がいいと仰っています」


おお!

そういえば通訳出来る人?いた!


でも、ピーちゃんそれはどうかな?


ちょっと前にそんな感じのよく分からん政党もあったしね?

某有名サークルくらいの時だったらいいけどさ。


『ガウ! ガウゥ、ガガウガ、ガゥ!』


「ハム太様は〝国士無双こくしむそう〟がよろしいのではないかと」


ハム太の技名の謎が解けちゃったよ!

カッコいい四字熟語よじじゅくごはキミの趣味ですか!?


『ピィ! ピュイー、ピュイピュイ、ピィ!』


『ミュ! ミューミュ、ミュミュ!』


モコちーとたまっちが続けて言う。


「モコちー様は〝紫の薔薇ばらの君〟、たまっち様は〝マグナ&パンツァー〟はどうかと仰ってますね」


モコちー、まさか有名なあの何十年も未完(おわらない)マンガのファンとかじゃないよね?


たまっち、キミは何かね?

ネタはともかく俺とキミの二人組なのかな?


「マスター、私は〝七つの龍玉(ドラゴン・オーブズ)〟はどうかと思います」


まさかの異世界産のクロまで!?


それは流石に不味いよね?

あっ、今ここに七人だからか?


偶然?

イヴも入れてやれよ。


なんで皆発想が厨二というかヲタクなの!?

従魔ファミリアは飼い主に似るの!?


ピーちゃんたちもどこでその知識得た!


クラスの誰かが読ませたとか?

いや、ないよな?


「く、クジマはどう? 冒険者のクランはお前が中心だし」


「はっ、それがしは我が主に因んで〝黄昏たそがれ眷族けんぞく〟は如何かと」


そういやこいつの兄妹の二つ名〝銀餓狼ハングリー・ヴォルフ〟だった!


クジマが〝闇の鮮血狼(ブラッディ・ヴォルフ)〟でイヴが〝銀麗の狼グレイシフォル・ヴォルフ〟だっけ?


従魔たちの案よりはマシだけど、その黄昏って俺のことですか?


黄昏てなんかないよ?

俺はまだ15才ぴちぴち(死語)の高一だよ?


この集まり、ち、厨二病しかいないよ・・・

俺のせいですか?


どうしよう?

どうしろと?

どうしたら?


全部却下とかしづらいなぁ。


そうだ!

イヴにも聞いて見よう!


「【遠話テレフォン】、イヴ。あー、イヴ? 今ちょっといいか?」


「ご主君さま? はい。大丈夫です」


この魔法にも慣れてきましたね。


「実は冒険者たちのクラン名を皆で相談していてな。イヴの意見も聞きたいのだが」


「クランの名前ですか・・・」


しばし待つ。


「〝悠久の冒険者たちエターナル・オブ・ワンダラーズ〟などはどうでしょうか? ご主君さまは今の荒くれ者の冒険者たちを公正させ、その地位を向上させるという大望たいぼうをお持ちです。それを意識してみたのですが・・・」


ま、まともな意見キターー!


イヴさん、ぐっじょぶです!


「いいね! それ採用!!」


「ご、ご主君さまですよね?」


「あっ、さっきクジマにも言ったけど、これが素だから気にしないでいいよ。それよりイヴ、いいクラン名だね。こんど会ったらご褒美をあげるから、なんか考えておいて!」


「は、はい! ありがとうございます!」


「ということで、クラン名はイヴ案の〝悠久の冒険者たち〟にしたいと思います! 何か別の案や反対意見はある?」


「はっ、我が主がお決めになられたのでしたら良いかと」


「〝七つの龍玉〟も良い名だと思いますが、〝悠久の冒険者たち〟も中々ですね」


『キュ!』

『ガゥ!』

『ピュイ!』

『ミュ!』


「うむ。ならば我がクランの名は〝悠久の冒険者たち〟だ! クジマ、メンバーの冒険者たちにも伝えよ! ルドルフ殿やクラウディア殿、オストエントの勇者や騎士団の皆にもな!」


「はっ!」


よし、ちょうどいい!

ここの迷宮を踏破して、クランの名前を売ってやろう!


なんかタイトルとサブタイトル、逆の方がいい気がしてきた(汗)

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