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厨二系飼育係の成り上がり -異世界で厨二病が最強だった件-  作者: どらぬこ
第一部 大騒動な大氾濫編 第五章 樹海大氾濫
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第53話 魔法を開発してみよう!

意外にも二人が同意してしまったので、冒険者三兄弟が新たに配下に加わりました。

しかも、ウィンテンの町から配下の冒険者が来たら、一緒に屋敷の離れに住むそうです。


彼らには、クジマ兄妹の特別調教--


げふんげふん


特別訓練が施されるとのこと。

何となく心配です。


「は? ウィンテンの迷宮踏破者の?」


みんなで食事をし始めたので改めて名乗ったら、三兄弟の末、弟君?がギョっとした。

さっきは訳が分からずに聞き流していたらしい。


「うむ」


「〝三日踏破者スリー・デイズ〟の? 〝竜殺し(ドラゴン・スレイヤー)〟の?」


ちょっと待て?


「三日踏破者についてはウィンテンの長老からも聞いてはいたし、先ほどお主らも話していたので知ってはいるが、竜殺しとは?」


「いえ、あっしが聞いた噂ですと、ウィンテンの町の第三十階層にいた迷宮主はドラゴンで、マグナ様が倒したと。つまりは竜殺しっすよね?」


「む、ドラゴンは殺してはおらぬぞ?」


配下になって今でも元気です。

まあ、今はウィンテンの町にいるから、多分だけど。


「そ、そうっすよね? まさかドラゴンなんて化け物、大迷宮だって深層でしか現れたなんて聞いたことありやせんぜ」


ほっと、胸を撫で下ろす弟君。


「まあ、殺してはおらぬし、倒した、と言うのには語弊があるが、第三十階層にいた迷宮主がドラゴンであるのは真であるぞ?」


「「「へっ?」」」


あっ、三兄弟の目が揃って点になった。

ちょっと楽しいかも。


「ドラゴンは倒しておらぬが、配下になった。別件でまだウィンテンにいるがな」


「「「はいっ?」」」


また揃った。

流石は三兄弟? だんご?


「我が主の偉大さが分かったか」

「ふふん」


おい、クジマ。

お前もクロのことは疑ってたよな?

結構調子いいな。


こらイヴ。

お前は何故その兄貴よりも偉そうにしてる?


「さ、流石はクジマのアニキの見込んだお方ですね。オレらも配下にして頂いて鼻が高いです」


「すげぇっす」

「そ、そんなお方に絡んだのか、オレ?」


そうですね。

えっと、小兄貴?


「まあ、水に流したのだからもう気にすることはない。さて、もう今日はいいだろう。屋敷に戻るとしよう」


「はっ」

「はいですわ」

「「「了解しました!」」」


仲いいね?



翌日は守備隊の詰め所に行ったけど、待機だった。


クジマが守備隊の騎士に稽古を付けていたので、戦闘の参考になるかと見学することにした。

近くにいた昨日一緒に樹海に行った騎士さんに話を聞くと、隣にいた同僚さんが昨日もやっていたと教えてくれた。


ここの守備隊の騎士は、エルフやドワーフが多いけど、偉ぶったやつはいなくてフレンドリーだから居心地がいい。

約一名のイケメンエルフ除いて。


そのまま恙無つつがなく一日が終わり、夕方には屋敷に帰ってきた。


今日からはメイド(暫定)のイヴが料理を作ってくれた。

なかなかの腕で、これからの食事が楽しみだ。


あっ、メイド(暫定)なのはメイド服を来てないからです。

メイド服あってこそのメイドです!(力説)


ピーちゃんたちは食後のお休みタイムで部屋で寝てるので、ひとりになった俺はかねてからの懸案事項について想いを馳せる。


そう!

俺の存在感についてっ!!


だーい、も、ん、だ、いっ!

ですよね!?


俺の存在意義アイデンティティーが!

存在価値レーゾンデートルが!


ここに来て、大暴落ストップやすの危機に!


だってさ?

ピーちゃんからはじまり、ハム太、クロ、モコちーときて、更にクジマにイヴまでチートですよ?


偉そうに大魔導師ロールプレイして主人を気取ってますが、まったく戦いで活躍してませんよね!?


異世界転移したからには、俺が主人公!

勇者じゃなかったけど、俺が主人公!

ピーちゃんたちやクジマ兄妹の方が活躍してても、俺、が、主人公!!


の、ハズだ!


きっと!


いや、多分?


そうだといいな・・・


いやいや。

だからこそ、今、この時にこそテコ入れ!


人気が出ないマンガやアニメにありがちな、不自然にサービスシーンだらけのエロ回が途中にあったり、読者や視聴者に媚びた新キャラが現れたりする、あのテコ入れ!


あっ、なんか言ってて凹んできた。

この流れは良くない。


で、だ。

ここは初心の厨二設定に戻って、大魔導師アルス・マグナ!


やっぱり魔法だよね?

大魔導師なんだから、魔法だよね?


ということで、魔法開発してみよう!


あそっれ、ま、ほ、う!

ま、ほ、う!


わあぁぁぁ!(歓声効果音)


おほん


気を取り直して、と。


この世界の魔法は理屈やなんやは置いておいて、イメージが重要なのはウィンテンの町の林を半壊させた時に実証済みだ。


更にモコちーがイヴを治した時に確信したんだけど、従魔たちの魔法がステータスに増えたのって、RPGみたいにレベルが上がったからじゃないし、魔法書を読んだとか誰かに習ったとかでももちろんない。


状況に応じて増えたよね?


最初は何ともご都合主義だなぁ、とか思ってたんだけど、イヴの件でピーちゃんたちが相談してたのって、その時に魔法を作ったんじゃないか? と思った訳だ。


実際よく考えてみたら、フィロメナ先生に教えて貰った魔法やそのアレンジした魔法は別として、俺の結界魔法なんかは独自にイメージで作り出してたんだよね。


気が付いてなかった俺のバカバカバカ!


つまり、役に立つ魔法を作れば俺にも大活躍の機会チャンスがあるということだ!


ことだ!


ことだ ことだ ことだ・・・・・・(エコー)


なので、今まであったらいいなとか思った魔法をすべて作ってみようと思う。


よし!

そうと決まれば、今夜は徹夜も辞さない所存だ!


大魔導師アルス・マグナの明日は、きっと輝いてるぜっ!


ぴ、ピーちゃんたちがここ数話、活躍していない、だとぅ!?

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