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厨二系飼育係の成り上がり -異世界で厨二病が最強だった件-  作者: どらぬこ
第一部 大騒動な大氾濫編 第五章 樹海大氾濫
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第52話 鮮血と銀麗、ですか?

戦闘バトルが始まっ、た?


あれ?

なんかまばたきした瞬間に終わってました。


ごろつき冒険者の二人が床にぶっ倒れております。


クジマさんが中位冒険者で実力者ってのは戦ったことがあるから知ってたけど、イヴさん?

貴女も相当な実力者だったりしますか?


まさかのチート?

ピーちゃんたちだけじゃなく、この二人までチートですか?


何で俺、クジマに勝てた?


ホワイ?


「す、すいやせんでしたぁぁぁぁ!!」


リーダーの大男がずざぁ、と土下座した。


あっ、正座だけじゃなくて土下座もこの世界にあるんだ。


魔法で林の半分以上を消し飛ばして、フィロメナ先生に正座させられたあの日が懐かしい。

まだ一週間くらいしか経ってないけど。


「鮮血の三兄弟のリーダーと言えば、フィルディナント、だったか?」


「は、はいっ! ご、ご存知で!」


ん?

クジマさんのお知り合いですか?


なんか見た目とは違ってカッコいい名前ですね?

フィルディナントさん、なんか目がきらきらしてます?


「お主、パーティーメンバーの教育しつけがなっておらぬな」

「なってませんわ」


「すいやせん!! まさかコイツらが〝銀餓狼ハングリー・ヴォルフ〟の、〝闇の鮮血狼(ブラッディ・ヴォルフ)〟と〝銀麗の狼グレイシフォル・ヴォルフ〟のお二方を知らねぇばかりか絡んじまうなんて、驚き過ぎて止め損ねてしまいました! 本当に申し訳ありゃーせんでした!! クジマさんに憧れて鮮血のパーティー名を付けたというのに、情けねぇ!」


えっ、何?

何その物騒ぶっそうな二つ名?


えっ?

こいつの憧れって?


はい?


「く、クジマ? イヴ?」


「はっ! 我が主!」

「はい! ご当主さま!」


ざっ!


と、二人が膝を付いて俺に敬服する。


あー、なんか周囲の視線が痛い。

口に出さなくても、「何者なんだコイツ?」と、目がモロに語ってますわー。


「あー、その、な? 言いにくいのだが、我が意図せずとはいえ、口に含んだエールをそこの倒れている小兄貴とやらに吹き掛けてしまってな? だから、悪いのは我なのだ・・・」


「先の会話でそれは存じております。ですが、我が主が謝罪しているのに関わらず、あの物言いは許せませぬ」


「そうですわ。例えご当主さまが許したとしても、それを私たち配下の者が許すなど、決してあってはなりません」


目がマジだ。

これは反論してはいけない目だ。


「そ、そうか。うむ。しかし、もう良いであろう。フィルディナント殿、であったか? この度のことはこれで痛み分けとして、手打ちとせぬか?」


「はっ! 有り難き幸せ!」


いや、何であんたまで家臣けらいみたいに膝付いてんの?

口調までクジマ兄妹みたいになってるよ?


しかし・・・


何か主人公っぽいイベント来たかと思ったら、俺、ほとんど解説役の空気でした!


あぼーん(意味不明)



「「すみませんでしたぁ!!」」


絡んできた二人が起きると、リーダーのフィルディナントが拳骨げんこつを頭に落として有無を言わさずに謝罪させました。


一瞬で倒され、起きた途端にリーダーから叱られて何が何だか分からない二人だったけど、クジマとイヴの二つ名を聞いた直後に顔面蒼白がんめんそうはくになった。


名前は知らなくても、二つ名の方は知っていたらしい。

まあ、パーティー名の元らしいから、色々と聞いていたんだろう。

今は借りてきた猫より大人しい。


「あの? ご当主様?」


フィルディナントまでがご当主様とか言ってきた。

あっ、そういや名乗ってないや。


「我は万象の大魔導師アルス・マグナだ。マグナでよい」


「はっ! マグナ様! ぜひともお願いがございます!」


いきなり何ですかね?


「ぜひ、ぜひともオレたちをマグナ様の配下の末席にお加えください! 伏してお願いいたします!!」


「「お、お願いします!!」」


うっわぁ。

また土下座しちゃってるよ。

しかも三人共。


こういう時は、そう、丸投げだね。

あんだけ激怒してたクジマだ。

いい感じに断ってくれるだろう。


「ふむ。クジマ、お前の意見はどうだ」


「はっ、よろしいのではないかと」


あっれぇ?

肯定しちゃったよ?


「我が主や妹への暴言は許せませぬが、酔った勢いの所業でもあります。こやつらのパーティーはそれなりに実力もあり、評判は悪くございませぬ。先ほど我が主が寛大にも手打ちとしたことですし、今後の態度を改めるのならば良いのではないでしょうか」


そうきましたか。


「イヴはどうか?」


ここは凌辱りょうじょくされそうだったイヴなら否定するだろう!

あっ、凌辱って単語はちょっとどきどきするね!

エロゲの常套句じょうとうくだしな!


「お兄様がそう仰るのであれば、いいのではないですか?」


あれあれ?

まさかまさかのご承諾?


「まあ、おいたが過ぎるようでしたら、ちゃんと調教しつけして差し上げますわ。ふふふっ」


何この娘、怖えぇ!

病弱だった深窓の令嬢は何処いずこに!


Sですか?

まさかのドSキャラですか!?


お姫さまっぽい外見で、サディストなのですか!?


マルキ・ド・サド?

サド侯爵夫人?


あっ、なんかちょっとどきどきしてきたかもしんない!


俺、SM(そっち)の趣味、ないよね?


ない、ですよね?


元々この作品に登場予定のなかったクジマ兄妹まで無双キャラに。

微Mが心配される空気な主人公の明日はどっちだ!(無責任)


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