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厨二系飼育係の成り上がり -異世界で厨二病が最強だった件-  作者: どらぬこ
第一部 大騒動な大氾濫編 第四章 辺境都市行
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第38話 モフラーには優しくします。

帰って来ましたグロニゲン!


やー、半日もの馬車の旅から解放されて、気分爽快です!

でも、足腰はダメポです!


バネとサスペンションは時間が掛かるかも知れないけど、座布団はすぐに作って貰おう。

布に綿を摘めたくらいのものなんだから、どっかに売ってるかもな。


前に寄った雑貨屋のおば--お姉さんにでも聞いてみよう。

そうしよう。


「では、宿を探して一息ついたら、守備隊の詰め所に行ってみよう。クジマはどうする? 先に妹御に会うか?」


「はい。御許し頂けるなら、某は妹の容態を見て参りたいと思います。数日とはいえ、予断は許さないかも知れませぬ」


「うむ。では合流場所も兼ねて宿を決めるか」


前は守備隊の詰め所に泊まったからな。

この街の宿屋事情は分からない。


「宿でしたら某に心当たりがありますぞ」


「そうか。なら任せよう。案内を頼む」


「はっ!」


と、胸に手を当てて敬礼するクジマ。


『キュ!』

『ガゥ!』


真似するピーちゃんとハム太。


いや、君たちは知らんよね?



「マグナ殿! よく来てくれましたわ! まださほど日が経っていないというのに、随分と探索者らしくなられましたわね!」


守備隊の詰め所に顔をだしたら、クラウディアさんから満面の笑顔で歓迎されました。


ふふん


ちょっと気分がいいです。


「というか、なんか装備の質が・・・えっと、え? マグナ殿、ですよね?」


おっ、クロ財宝コレクションの良さが分かるのか?


「うむ。我は孤高の魔導師(ノーブル・ウィザード)にして、万象を司るアルス・マグナである。一週間ぶりだな。クラウディア殿」


「ええ、一週間ぶり、ですわね。一週間で何があったのです? 詳しい事までは分かりませんが、その装備はかなりの--それは上位品ハイエンドではないですの?」


クラウディアさんはすごく不思議そうな表情をしている。

まあ、そうだよね。


前の時はこの世界じゃよく分からん学生服ブレザーで、今はメインが伝説級レジェンドだもんな。

学生服がこの世界の服に比べて仕立てや質がいいといっても、ただの服だったし。

防御力はきっと1だな。


「うむ。実は運良くウィンテンの迷宮を踏破してな。迷宮主ダンジョンマスターの財宝に良い物があったのだ。なあ、カルマよ」


『キュイ!』


ピーちゃんが首を伸ばして、耳飾り《イヤリング》と首輪チョーカーを見せる。


『が、ガウ!』


「おお、ガリアもだな」


抱き上げてなでなでする。


「!!!」


「な、なんですの? その、カルマ殿にも勝るとも劣らない可愛かわいこちゃんはっ! なんですのっ! なんなんですのっ!」


やっべ。

想像以上に食い付いちゃった。


そっか、ハム太はテーブルの下にいたから、後から来た彼女には死角になってて見えてなかったのか。


ちょっとちょっと。

迫って来ないでクラウディアさん!


そんなに顔を近付けたら、女性の免疫少なめな俺には厳しいです!

あっ、免疫が無いじゃなくて少ないってのは、クロの裸族まっぱ事件とかね?


「く、クラウディア殿、お、落ち着いてくれぬか」


「はぅ! 失礼しました。私としたことが・・・」


頬を染めて、ぱっと離れるクラウディアさん。


いやぁ、整ってて綺麗なお顔でした。

役得役得。


いや、可愛いもの好きなのも、仲間モフラーなのも知ってましたけどね?

前にあれだけ壊れておいて、今更ですよ、クラウディアさん?


「良い。時間はそれなりに取ってあるのだろう? なら、少し遊んでやってくれ。ピーちゃんとも久しぶりであるからな」


「い、いいのですか! じ、時間はどうにかしますの! ぜひお願い致しますのですわ!」


あっ、もしかして結構忙しかった?

そういえば、それで俺も呼ばれたんだっけ?


「うむ。カルマ、ガリア」


でも、クラウディアさんのきらきらした目を見たら今更撤回できないな。

うん。


『キュ!』

『ガウ!』


ピーちゃんとハム太がクラウディアさんに飛び付く。


「はわわわわ!」


はわわわわ、て。

なんか目がハートになってませんか?


それにしても、相変わらず君たちは人見知りしないね。

確か、どっちも伝説級の聖獣だったよね?


クラウディアさんはもう、目尻がこれ以上ないってくらいに垂れ下がってる。


モフラー仲間だからね。

幸せは分かち合わないとな。


・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・


「あー、クラウディア殿?」


「はひっ!」


はひっ、て。

あんたどんなキャラやねん!?


「そろそろ依頼の話を聞きたいのだが・・・」


「し、失礼しましたわ。私としたことが、ううっ」


いや、そのセリフ、既に二回目ですよ?


美少女と小動物のたわむれは、俺にとっても目の保養でしたけどね!


堪能たんのうしました。


ほうっ




■美少女と小動物。例えるなら魔法少女もの?


「へんしーん! 魔法少女騎士クラウ! 領主に代わって成敗よ!」


あっ、騎士って付けただけで18禁エロフ展開になりそう(笑)

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