第28話 異世界にもラッキースケベはありますか?
幻想種?
なにそれ美味しいの?
ファンタの、ズマ?
ズマって何だ?
炭酸飲料はうまいよね。
たまには飲みたいよなー。
あの身体に悪そうなしゅわしゅわ感。
って、現実逃避してる場合じゃない!
ただ者じゃないとは思ってたけど、ピーちゃん成長すると神様ですかー。
それじゃあ、只のドラゴン?があっさり負け認めますわぁ。
これ以上ないくらい納得やわぁ。
神クラスなのにネタバレ早過ぎね?
もっと無駄に引っ張りまくって、皆が気付いたところであからさまに「じ、実は」とかがやっぱセオリーじゃね?
はははっ(諦観)
「・・・・・・」
まさかとは思いますが。
チラッと、ハム太を見る。
『ガゥ?』
よし、いつも通り可愛いな。
「あの、こっちの仔虎さん・・・、は?」
一応、聞いとかないとな。
『その、驚いてる様なので言いづらいのだが--』
もう、この時点で答えたようなもんだけどな!
ピーちゃんと同じ聖獣だしな!
「お願いします」
厨二は度胸!
覚悟は出来た、ばっちこい!!
『はい。その幼体白虎殿もカルマ様と同格の、白虎種と呼ばれる聖獣様です。同じく成体になると神獣になるお方です。老体に成長すると幻想種になると、思います』
なんか申し訳なさそうに答える巨体のドラゴン、えっと、クロティルドさん。
いい人--いい竜やね。
答えは予想通り、か。
『キュ?』
『ガゥ?』
二匹、いや、神様だと二柱?
将来的にだからまだ二匹でいいか。
俺が視線を向けると、二匹はいつも通り可愛く小首を傾げる。
「まあ、一応は理解しました。色々とお聞きしたいこともあるんですが・・・俺たちはこのダンジョンを攻略に来たんですけど、クロティルドさんは迷宮主ですよね? その辺はどうなりますか?」
もし、まだ深層があったらツライわ。
精神的に。
『あっ、クロで結構です、我が主。迷宮主の私が敗北を認めましたので、ダンジョンは攻略されたとみなされます。ああ、後ほど宝物庫に案内しますので、お納め下さい。数百年に渡って金銀財宝を集めましたから、我が主にもお喜び頂けると自負しています』
うっわぁ。
ダンジョン三日で攻略しちゃったよ。
最速記録更新じゃね?
あっ、ギルドとかないから記録あるかわかんないや。
やっぱりドラゴンは光りモノ好きなんだ。
期待しちゃうね!
ん?
ちょっと待て。
「今、俺のこと、マスターって言った?」
『はい。カルマ様に見逃して貰う代わりに、契約でマグナ様の従魔に加えて頂きました』
ピーちゃん!?
相談も無しに何してんですかっ!
「えっと、契約は無効に--」
『なりません』
うっわ、ばっさりかよ。
『カルマ様は、私などは足元にも及ばないお方です。一度臣従を約したからには、如何なる理由があっても、例えカルマ様ご当人が厭おうとも、違えることはありません』
何その融通効かない設定!
しかも本人(俺)の承諾要らずですか!
「し、しかしね? その、どう考えても一緒に行動したり出来ないし、エサ--ごはんとか色々問題がね?」
『ああ、その様な些末な事でマスターを煩わせたりは致しません』
あっ、もしかして普段は此処にいて、必要な時だけ協力してくれるとか?
『少々お待ち下さい。久々で感覚が・・・』
なんか不思議な踊りを踊り出した!
特殊効果が発動!?
と、テンパってると、ドラゴンが光を帯び始める。
あれ?
魔力を纏って・・・
グングングンとその巨体が小さくなっていく。
おおっ!
ピーちゃんみたいなサイズになるとかか!
あっ、止まった。
けど、人間大くらいか。
まあ、さっきの巨体に比べればいいか。
んんっ?
「ふぅ、この身体も悪くはないのですが、久しぶりだと感覚が覚束ないですね」
かぱぁ
開いた口が塞がりません。
探索者三人娘の唖然とした表情になった気持ちが今更に理解出来ました。
「ん? どうしたのだ? マスター」
目の前には、全裸の美少女がいました。
まる。
じゃねえ!
異世界にもラッキースケベがありますか?
ありました!
全部見えてます!
はじめて生で見ました!!
ちちしりふともも!
そして秘密の!
おおうっ(鼻血)
厳密に言うとラッキースケベじゃないかも知んない・・・
ラッキーだけど!(爆)




