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厨二系飼育係の成り上がり -異世界で厨二病が最強だった件-  作者: どらぬこ
第一部 大騒動な大氾濫編 第一章 異世界召喚
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第11話 異世界生活の方針を決めました。

「尋ねてばかりですまないが、迷宮は何処にあるのだ?」


「気にする必要はありませんわ。小さいものなら各地に、この街から馬車で半日ほどの所にもありますわね。大きなものだと大樹海の奥に三大迷宮の一宮いっきゅうがありますの。この大迷宮がこの辺境が長らく係争地になっている理由のひとつですわ」


「戦争の理由?」


「ラグナ殿は、迷宮に魔物や魔獣が絶えず湧くことを知っていますの?」


「うむ。我の知識でもそうだな」


ゲームのポップ的な意味で。


魔物と魔獣の差が分かんないけど、多分一般常識になるんだろうからここは話を合わせておくべきだろう。


「魔物は魔石として魔道具などの燃料エネルギーになりますし、魔獣の素材は需要が絶えませんの。迷宮は資源の宝庫なのですわ」


迷宮は鉱山みたいな感覚か。

それなら権力者が奪い合うのも納得だな。


「魔石も素材もどちらも魔物や魔獣の強さに比例して稀少価値がありますから、迷宮に深く潜るほど様々な恩恵を得ることができますわ。危険と隣り合わせですから、死地でもありますけど。探索者はそれらを手に入れ、商人に売却して生活しているんですの」


「冒険者は迷宮には潜らないのか?」


ゲームとかのイメージだと、冒険者って迷宮に挑戦するよな。

ゲームじゃなくて異世界だけど。


「潜る方もいますが、一握りですの。大概は夢物語の(まゆつばな)伽噺とぎばなしを信じて各地を放浪して、貴重な遺跡などを荒らしている山師ですわ。なまじ成功者がいるから性質たちが悪いですし、一攫千金を狙って冒険者になる者が後を絶ちませんの」


やっぱり冒険者の話題になるとクラウディアさんはキツイようだ。

過去に何かあったのかな。

薮蛇になりたくないので突っ込みはしない。


「ならば、探索者として迷宮に挑戦するのが手っ取り早いか」


「そうかもしれないですわね。マグナ殿ならカルマ殿の魔獣使い(テイマー)としてだけでも、騎士団や守備隊に勤められる実力だと思いますわ。ただ、騎士は下級といっても貴族になりますから、少なくとも帝国では身元がしっかりしていないと叙爵じょしゃくが認められないことが残念ですの。かといって、ただの守備隊員では宝の持ち腐れになりますわね」


あー、やっぱり中世っぽい異世界の王国だと、身分の壁は高いのか。

無礼打ちみたいのもあるのかな。


もし王族や貴族に関わることがあれば気を付けよう。

そうそうないか。


「ふむ。では探索者として稼ぎつつ、故郷に帰る手段を探してみるか」


クラウディアさんが頷く。


「では、まずは腕試しに近場の迷宮に挑戦するのをお薦めしますわ。この街からも乗り合い馬車が出ていますの。あそこであれば、何か困った時には私も相談にも乗れますの」


「ありがたい。転移で飛ばされた時には途方に暮れたが、クラウディア殿に出逢えたのは幸運だった」


いや、マジで。


「いや、私こそマグナ殿に助けてもらえなければ死んでいたのだから、その台詞せりふは私こそ言うべきですの。改めて礼を言わせてくださいな」


ちょっと照れたように顔を伏せるクラウディアさんが、凛々しさとのギャップで可愛いらしい。


「あの、それで、ですの・・・」


クラウディアさんは何かもじもじとし始めた。


こ、これはもしかして。


こく--


「部屋に案内する前に少しでいいので、カルマ殿をまた抱かせてはくれないでしょうか?」


あー、そうですよね?

分かってましたともさ。


これだけ親身に相談に乗ってくれて、情報もいっぱい貰ったんだから俺に否やはない。


俺は微睡まどろむピーちゃんを預け、彼女が満足するまでその様子を眺めて過ごした。


美少女と小動物のコラボは、異世界でも鉄板の目の保養でした。

疎外感は半端なかったけど。


しっかし、ピーちゃんもどんだけ寝てんだよ。


お前は寝子ねこの猫かっ!



部屋に案内された後、守備隊の宿舎でささやかな夕食をご馳走になり、色々あったので寝台ベッドで泥のように眠った。


その翌日。

クラウディアさんから報奨金という名目で当面の資金を貰った俺は、彼女に紹介してもらった武具屋を訪ねて、この世界の一般的な服と簡易な装備、雑貨屋で道具袋とポーションなどを購入した。


何かRPGみたいでわくわくが止まらなかった。

男の子ですね。


------------

アルス・マグナ

種族 人族ヒューム

性別 男

職業 導化師トリックスター

特技 異世界知識、翻訳、厨二病、遊戯支配、運命確変、孤独耐性、隠密、鼓舞、召喚術、飼育補正、思考加速、詐術、解析、鑑定(New)

加護 --

言語 日本語、旧帝国語

従魔 聖竜カルマ

称号 孤高の魔導師、厨二系飼育係、妄想厨


装備 樫の杖 [C](New)、村人の服 [C](New)、安物の靴 [C](New)、布の道具袋 [C](New)

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物品の価値が大雑把おおざっぱに等級に分類されてる感じですね。

いつの間にかステータスに【鑑定】が増えてました。


買い物したからか?

ちょろくね?

スキル系チートか?


そのせいでか、装備関連がちゃんと反映されてました。

武具屋のおっちゃんには、[C]はコモンの略で、庶民に流通している安物の品だと言われた。


「買った武器は装備しないとな!」とは言われなかった。

残念だ。


あと、道具袋は追加されたが、中身は表示されないようだ。


アイテムボックス欲しいなー。

この世界にもあるといいな。


よし!

冒険者--いや、探索者としての第一歩だ!


いっちょ気合い入れて行こう!


クラウディアさんが説明キャラ化してる件。

鑑定と等級については別の機会に書きます。

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