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厨二系飼育係の成り上がり -異世界で厨二病が最強だった件-  作者: どらぬこ
第二部 大迷惑な大迷宮編(前)第四章 精霊之道標
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第97話 なんで四面楚歌ですか?

「さて、第九回異世界でどうする会議~」


ぽふぽふぽふ

ぽんぽんぽん

ぶんぶんぶん

きゅるきゅるきゅる


ぱちぱちぱち

ぱちぱちぱち


ぱち、ぱち、ぱち

ぱち、ぱち、ぱち


異世界でどうする会議もなんだかんだと第九回を数えますが、人数増えましたね?

第一回は俺とピーちゃんだけだったのに。


「えっと、私たちも参加していいのですか?」


「あ、あたし、も?」


と、訳分かんない感じで合わせて拍手する勇者のエルメさんと精霊のグウィネス嬢。


「うむ。関係があるので構わぬ」


「はぁ?」

「???」


今から説明しますよ?


「まあ、無事に樹海都市に着いた訳だが--あー、着いてからのドタバタは別としてだがな。とりあえず今後の方針を決めたいと思う」


「大迷宮をちゃちゃっと踏破するのではないのですか?」


わらわたちなら楽勝なのじゃ!」


『キュイ!』

『ガウ!』

『ピュイ!』

『ミュ!』


「千年以上も未踏破の大迷宮なのに、皆さんなら出来そうだから逆にコメントしづらいですねー」


うん、無双チートさんばっかりだしね?

従魔ファミリア最弱?らしいクロですら第六十階層の階層主フロアマスターを瞬殺とか言ってますしね?


改めて考えるととんでもねーな。

この空間にいる人たちだけで国家戦力を蹂躙あっとう出来そうですね?


「せっかく樹海都市に来た訳であるし、すぐに迷宮に籠るのもつまらぬからな」


「そうですね。私も初めてですから少し興味はあります」


「では屋台を巡るのはどうじゃ? 昨日の広場の屋台は中々じゃったぞ?」


「あっ、あの馬鹿まじかの串焼き美味しかったですねー」


人種ひとしゅの料理、あなどれなかった、です」


キミたちは完全に野次馬ギャラリーでしたからね!

俺も食べたかったよ!


でも、馬鹿って馬なの? 鹿なの?

犀河馬さいかばとか、魔獣のネーミングセンスは誰由来なんだろうね?


まさかと思うけど、翻訳スキルのセンスとかじゃないよね?

スキルが人格持ってたり、神様が設定してるパターンとか?


「確かに食べ歩きも観光の醍醐味だいごみであるな。我らが面倒事に巻き込まれている間に、既に堪能たんのうしていた者もいるようだがな」


「あ、主殿。それは言わない約束なのじゃ!」


「あはっ、ついヒマだったので・・・」

「ごちそうさまです」


「まあ良い。昨日は宿探しのついでに街を見て回るつもりであったが、広場に着くなり英雄殿たちに絡まれてまともに見物も出来なかったからな。そのお陰で良い宿を見つけられた訳であるが」


「そうじゃの! この宿はメシも旨いし中々良いのじゃ!」


「従魔の皆さんにも対応が丁寧でしたね」


流石に店主が従魔通?なだけはあった。


「それとな、ついでではあるがグウィネス嬢の父親探しも手伝おうかと思うのだ」


「えっ?」


「何も当てがないのであろう? 精霊種エレメントゥムがひとりで探すのは目立ち過ぎて正直難しいと思うのだが?」


「あ、あの、あたしは手伝ってもらえるならありがたいのですけど、その、お礼とかするものはないし・・・。念のためにいくつか魔石も持って来てるけど、マグナたちを見てる感じじゃ、多分お礼には足りない、かな・・・」


あっ、ちゃんと長文も喋れたんだ。

ずっと俺にはびくびくしてたからなぁ。


「別に礼などいらぬ。観光ついでだからな。気にするな」


「えっ、だってお父さんが、人種ひとしゅは自分の得かお金にならないことは、絶対にしないって言ってたし!」


その父親、探し出したらまずはしばいた方が良くないですかね?

女装して説教しますか?


「まあ、そういう輩が多いのは否定せんが・・・」


「そうじゃな。否定はせんし警戒はして然るべきじゃが、主殿に関しては杞憂きゆうであるじゃろうな。のう、クロ」


「はい。マイマスターは私とリン様の迷宮を二つ踏破していらっしゃいますから、金銭などには困っておりません」


うんうん


「これまでの言動や態度でも精霊種に欲情する特殊性癖フェチの持ち主でもないようですから、身の安全も保証できます」


ちょっと待て!


「私や白百合騎士団の副団長、探索者シーカーの森人族の胸部むねには幾度となくマイマスターの視線が向けられていましたが、欲情して理性を無くすほどのこともありませんでしたから、自制心もあるので安心していいかと--」


やーめーてー!

それ以上は言わないでー!!


「く、クロ! その話は十分だ! もういい!」


じとぉ


ああ、皆さんの視線が痛い!


仕方ないんです!

思春期真っ盛りの男子高校生には、あの主張する双峰おっぱいたちには勝手に視線が吸い寄せられるんです!

きっと戦闘力は万超えです!


誰か助け船プリーズ!

あっ、男性陣--オスってハム太しかいねぇ!


でも、ハム太はエマニュエルさんの胸に埋もれてたし、味方だよな!


この思いよ、届け!

ハム太(どうし)よ!


『ガゥ?』


くぅ


流石に無理か・・・


「主殿? 妾にはそんな視線は一切向けておらぬの?」


いや、リンさん。

流石にその戦闘力サイズじゃあね?


「私もですね」

「あ、あたし・・・も」


えっ、ちょっと?

見られたいんですか?


まさかまさかの、俺のモテ期が来ましたか!?

見ようによってはハーレム・パーティーですしね!


エルメさん以外は人外だけど・・・


「まあ、正直見られたくはないんですが、歯牙しがにも掛けられていないと、なんか女性としての魅力がないみたいでムカつきますね」


なんかいつもは明朗快活めいろうかいかつな正義の勇者様が暗黒面ダークサイドに呑まれそうですよー!


宇宙の騎士さんの出番ですよ!

ほら、理力フォースでなんとかしてください!


「あたしなんか、裸見られてるのに、スルーされてましたね。紳士的かとも思ったんだけど、そうですか。小さいからですか・・・」


あんたら精霊は裸がデフォなんでしょ!?


「そちたちでダメなら、妾は・・・」


こっちもか!


精霊さんのお父さんを探してあげようとしただけなのに、何この四面楚歌しめんそかは!!


誰か助けてプリーズ!!


『ガゥ?』


状況だけ見ればハーレムなんだけど・・・

全く羨ましくないですね!(ドMならありか?)

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