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厨二系飼育係の成り上がり -異世界で厨二病が最強だった件-  作者: どらぬこ
第二部 大迷惑な大迷宮編(前)第三章 大迷惑英雄
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第89話 樹海迷宮都市。

説明回です。

ストーリーには影響ないので読まなくてもあまり影響はありません。

樹海迷宮都市ヴォルラーフェン。


現在はデスヴォルクス継承帝国ネデル辺境伯領に属する人口六千程の中規模都市であり、その名の示す通り〝聖霊の樹海迷宮〟と呼ばれる大迷宮を中心に発展した都市である。


この大迷宮の発見のきっかけは、約千二百年程前に史上最大の規模を記録する約五万の大群が侵攻した〝魔物の大氾濫(モンスター・パレード)〟であり、周辺の被害国が連携して当たった討伐作戦をして完全な討伐まで三年を要した大災害であった。


討伐作戦を主導した旧帝国の前身であるミャウマ共和国と参加各国による終息宣言の後、主要国の合同で行われた原因調査によってこの大迷宮が発見されるに至る。


当時、北大陸で有数の領土と権勢を誇っていたミャウマ共和国は、討伐作戦を主導しつつも大樹海に領土を接していなかったため、大樹海の周辺国家を巻き込んだ形での共同統治を共和国が提案することで迷宮の利権を確保することになる。


しかし、共和国が帝国化して領土を更に拡大すると遂には大樹海にまで接することになり、帝国単独での大迷宮の領有に至る。

勿論、迷宮利権に浴していた周辺国家はこれに反発して同盟を組んで対抗するも、北大陸と西大陸北部に広大な領土を有していた帝国には敵う筈もなく、この反抗戦争は帝国の領土と権勢を更に拡大する結果に繋がった。


その後、約四百年間に渡って大迷宮の利権を独占したミャウマ旧帝国であったが、国内での地方領主の強大化が深刻な問題となり遂には南北に分裂するに至る。


大樹海に面する北の帝国が当然の如く大迷宮を領有することになるが、南の帝国も領有権を主張したことで政治的な対立が慢性化する。

しかし、南の帝国の領内で新しい大迷宮である〝星降りの孤島迷宮〟が発見され、この対立は有耶無耶うやむやになっていくが、北の帝国は百年を経ずに分裂を繰り返し、東方の〝馬鬼族モーグル〟国家の侵攻などと重なって急速に衰退してゆく。


北の帝国に代わって大陸北部の樹海線リネアに領地を接していた白耳族リョース・アールヴのゴール光輝王国は大迷宮をも領有するが、この頃から大樹海に接する黒耳族デック・アールヴのエール樹海王国、鬼人族ラルヴァのディーン都市連合やノルディク部族王国が自国による大迷宮の領有権を主張しはじめ、これらの国々によって大迷宮及び迷宮都市は数百年の長きに渡る係争地けいそうちとなり、樹海迷宮に程近いネデル領が慢性的な戦地となって今に至る。



〝聖霊の樹海迷宮〟は、それまで中小規模の迷宮しか確認されていなかった時代に発見された最古の大迷宮であり、ヴォルラーフェンのほぼ中央に位置する巨樹の根元に迷宮の入り口がある。


この大迷宮は、他の大迷宮と同様に未だに踏破されておらず、過去の最高到達階層は第二百十五代の勇者パーティーが二百年程前に到達した八十七階層であり、現存するパーティーでは七十三階層が到達階層となる。


第一階層から第三十階層までが上層、第六十階層までが中層、第九十階層までが下層とされ、第九十一階層まで到達したパーティーは存在しないが、それ以降に深層があることが第二百十五代の勇者パーティーによって確認されている。


階層主フロアマスターは他の迷宮と同様に十階層毎におり、前階層を攻略可能なパーティーでも、単独パーティーでの討伐は困難を極める程の強力な魔物が守護しているため、友好的な複数パーティーでの攻略が通例となっている。


下層では竜種ドラクル古代種ルーツと思われる魔物や魔獣の発見報告もあり、上位探索者ハイエンドでも到達できる者は少ない。


彼ら探索者や狩猟者、そして冒険者の多くは上層から中層上部での探索による魔石やドロップアイテム、魔獣から獲られる素材の売却で生計を立てている。

下層の攻略は一部の実力者パーティーにより為されているため、下層での高品質の魔石やドロップアイテム、素材等は高額にて取引がされている。



樹海迷宮都市は大樹海の奥地に位置するため、大陸内の都市とは違い樹海の大樹を縫う様に広がっており、いくつかの区画に別れた街並みはさながらありの巣のような様相である。


中央の迷宮区画には迷宮の入り口と側に建つネデル辺境伯領軍の守備隊の詰め所があり、その近くにある広場周辺には大商会の所有する各種商店が建ち並んでおり、街の中心地区としての役割を担っている。


特に魔道具のエネルギー源となる魔石は迷宮の主要産業であることから、近隣各国からは探索者や冒険者として送り込まれる工作員等も多くいるため、魔物への対策と同時に守備隊の詰め所には各国への対応のために帝国各地から派遣された騎士団が多く駐留している。


次いで、ネデル辺境伯領の砦町オストエントに近い街の南部が商業地区兼工業地区として栄えており、逆位置となる北部には歓楽街がある。

西部と東部は主に住宅地として民間が多く見られ、東部の北側一帯は貧民街スラムとして一般人の立ち入りが制限されている。


西部はゴール光輝王国とエール連合王国、東部はクルメール商協同盟のディーン都市連合やノルディク部族王国に繋がっているため、あらゆる部族の坩堝るつぼと化している。


尚、樹海迷宮都市の六千程の人口には探索者や冒険者は含まれてはいない。

これは迷宮内での死亡者や行方不明者が多数に上るため、確認が困難なことに起因する。


樹海迷宮都市ヴォルラーフェンには今日も、迷宮探索者となり一攫千金いっかくせんきんを夢見る若者や困窮こんきゅうあえいで生活の糧を得るために流れ着く者、迷宮都市の産物を目当てに訪れる商人たちらで溢れ返っている。


会話で説明すると無駄に長くなるのでまとめちゃいました。

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