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太陽系興亡史  作者: 双頭龍
第4章 策動するシャムシ達と近付く戦乱
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第10話

 最近ぶった切ってばっかりですが、また切ります。こういう奴だとお笑いください。

 文才の無さには本当に、ものすごく、どうにかしたいと思っているのですが、なかなか向上しているような気がまったくしません。もしこれが論文なら、これってどうなのよ、文章の才能無いわ、って何処かの授業で指導教諭に言われていることでしょう(笑)

 一般的にライフリングと言われてどのような形を思い浮かべるだろうか? 螺旋状の溝が開いていてギザギザになっている? いやいやちょっとデコボコになっているだけでギザギザではないだろうと言う人もいるかもしれない。


 もちろん両方とも正解です。用途によりますとしかいえないのだが、両方あるし多種多様なライフリングがある。


 ギザギザなら砲の方が多くなるが、銃でもないか? といわれれば、たぶん無いと思うが、断言できない、古くなればあるかと思う。

 逆にデコボコなら銃では多いが砲では少ない(と思う)。(だいたいデコボコとギザギザって主観じゃないかと思うのだが、そうとしか表現の仕様が無い。語彙の少ない作者でごめんなさい)


 ではこれらライフリングはどのように作られているのだろうか?


 このライフリング加工工程にも色々とやり方はある。


 まずはこの切削であるがブローチライフリングがある。これは以前なら一本づつ、ライフリングの溝を削る道具、ライフルリングカッター(ライフルカッターかも)、で削っていたのだが、面倒に、もとい、効率と生産性をあげるために全てをまとめ、一気に削ることを可能としたのである。また最近では電気でライフリングを切削をすることもある。

 次がライフルボタンと言われる方法で、銃腔より少し大きな型を作り、これを無理やり銃腔内に突っ込むことにより、ライフリングの型をつける。そしてこれを改良したのが冷間鍛造方式である。これはライフルボタンと逆で銃腔より少し小さい型を作り、無理やり銃身本体を周囲から圧力を加えることによってライフリングを刻む方法になる。

 これら方法には当然だが一長一短がある。例えばライフリングカッターにしろ、ブローチライフリングにしろ切削方式で作られた銃身は精度の側面では鍛造方式より優れていると言われている。が、逆に切削方式は生産性の側面からは鍛造方式に遠く及ばない。また鍛造方式では鍛造の利点として金属結晶が強い圧力を加えられる事によって内部の空隙がなくなり、結晶を微細化し、さらに結晶の方向を整えて強靭化すると言われている。


 デコボコな物(これのことをポリゴナルライフリングと呼称する事がおおい)は鍛造で作られた可能性が強く、(絶対ではない)、ギザギザな物(これは単にライフリングと呼称される)は切削で作られていることが多い(もちろん絶対でない)。


 さて、では何故精度が低いと言われてしまうのか? 強靭化しているということは精度もいいような気がするのだが、と思われる方もいると思うが、これには訳がある。


 一般的に銃の命中精度は銃身肉厚と銃腔のライフリング加工精度によって左右される。

 つまりライフリング削りの精度が重要になってくるのだが、一般的に言って切削のほうが精度を出しやすい。競技用の銃の銃身だって切削を使って作られているほどである。もちろん精度はライフリングだけで決まるものではないし、銃身の精度だけで決まる話でもない。ライフルストック、トリガー、その他要素の集合とバランスであることは言うまでもない。


 じゃあ強靭な銃身の利点は何になるのか? 

 答えの一つには銃身が強靭なら銃で白兵戦をした時折れ曲がりにくいと言うのがある。銃剣突撃もバッチ来いなのだ。


 いや今の時代に銃剣突撃は無いだろうよ、と思われるかもしれない。

 が、戦場においてはどのような状況に陥るか予想できないものである。例えば市街戦において長時間の戦闘の後、弾薬が少ないなってきた時に、目の前にいきなり迫撃砲の砲列が移動してきたとしよう。味方と通信でき、砲撃を阻止できればればいいが、出来なければ多くの犠牲者が出てしまう。この時に当てになるのは自分達だけで、武器になるのは銃剣だけだ、となったら、味方への砲撃を阻止するために銃剣突撃をしなければならないかもしれない。

 実際には2004年英国軍がイラクでマフディー軍の迫撃砲陣地に銃剣突撃を敢行していたりする。それ以外にも英国軍は何度も銃剣突撃を実施しているぐらいである。

 他にもPKOなどの海外での活動時、非常に厳格な武器使用規定を定めたおかげで小銃に弾倉すら装填できなかったら、銃剣を着剣して威圧するしかないという場合もあるかもしれない。もっともこれはカンボジアに行った自衛隊の苦労話になるのだが。

 このように、銃剣突撃や銃剣道を馬鹿にしている連中もいるが、役に立たないか、と言われると他にやるべきことは多いが、役に立たないわけではない。あくまで現代の戦場では他にやることが多いから、あまり重視されてないだけだ。


 もちろんこの槍が最盛期の時代においては銃剣は必要不可欠である。


 「機械で怪我だけはしないようにな」 

 プレス機や旋盤機などに巻き込まれた事故を聞いたことがあるから、この点だけは十分に注意してほしいと思っているコウジである。


 「ええそれは十二分に注意しますよ。新しいやり方ですからね、しかも機械はすぐに止めることが出来ません、それに速度が速いですから何かしらの工夫が必要であると思います」

 これまでの鍛冶加工の経験からか、別の角度からもサエルは加工機械の危険性については予測し理解しているようだ。


 「口径はどうなりそうだ? あまり大きい物になるならば装填する火薬の量を増やさなくてはならんだろう。反動が大きくなりすぎると命中力が落ちるし、加えてライフルストックから肩に来る反動が大きくなりすぎると肩を損傷するぞ」


 「ええ、それは理解しています。ただ口径を小さくすることで銃の能力が下がらないかと言うことと、口径を小さくすると銃身も小さくしなければ肉厚の銃身になりますから、それをそぎ落とすと今度は銃身の強度の問題になってくる事が不安ですね」

 

 「肉厚でもいいと思うがね。口径を小さくするからと言って威力が落ちるわけでは決して無いよ。確かに弾丸の重さは威力の要因の一つではあるがね。では何が主要因となるか、だけれど、答えは速度だよ。速度さえ速ければ、つまり火薬の質と量さえ適切ならば威力はそれほど変わらない」

 コウジの言っているこの口径と速度と威力の関係はニュートン力学に基づいている。速度の二乗×弾頭質量が弾丸の運動エネルギーであり、速度がより重要視される。


 もちろん単位としてのJとして出す場合はこれを2000で割らないといけないし、単位によっては2で割る場合もある。


 さらに付け加えると、口径の大きさは重さに即座に直結するわけでもないのだ。弾丸と言えばどういう形を思い浮かべるかによるのだが、一般的に弾丸と言えばビー玉のような丸い形を思い浮かべる、そんなかたがいればぜひ現代の弾丸を検索して見に行ってほしいが、そうではないと思うが、一応説明すると、弾丸は先端の尖って、後ろが少しくびれている円柱の形を一般的にはしている。(先端が丸いのも、くびれてないのも当然ある)


 この形に落ち着いたのは単純な球だと空気抵抗によりまっすぐ飛ばなくなり、さらに火薬と弾丸が一体化するに際して形が一体化しにくかったという理由等があったりするのだ。


 実例でいえば火縄銃の弾は球状の鉛の玉であるが、これにも口径があり、例えばよく火薬装填量の少なさから練習用に使われていた3匁、口径だいたい12.5mmぐらいの弾丸の重さは11.25gである一方、同じくらいのよく聞くことのあるキャリバー、50口径つまり12.7mmNATO弾で口径が12.7mm(これぐらいしかデーターが無いのだ)ならば、弾頭の種類にも拠るのだが、42gから52gまで存在する。(逆に12.7ブリティッシュ弾なら長さが少々短く、もう少し軽い)

 加えて致命的なのはその速さである。比較するのも少々変なのだが、だいたい3匁で330ほど50口径なら860ほどになる。当然威力は言うまでもない。

 もし威力を向上させようと火縄銃で考えると、実際昔の人は考えたわけだが、口径を大きくするか、火薬の量を増やすかしかない。

 例えば口径が大きいものであるなら50匁、口径33.04mmなんていう、銃か砲かどのように判別していいのか悩む物もあれば、火薬を、もちろん銃身が耐えることの出来る範囲で、単純に二倍ほど増やした強装状態で発射することもあったようだ。当然その分反動は大きくなる。最大の1貫目口径84.2mmなんていうのは反動を逃がすために後ろに射手自ら転がるほどであったとか。だいたいこれを抱えて撃とうって考えがと思わなくも無い。

 

 「なるほど、口径は弾丸の形で補えそうですね。椎の実から色々と変えていく必要が在りそうですね」

 コウジのこれらの説明を聞いてサエルは考えている。

  

 弾丸の口径と速度にはもう一つ重要な関係性がある。そう銃創との関係性だ。弾丸の大きさが大きくなれば銃創は一般的に大きく、それに比例して人体に対するダメージも大きくなる。そして速度が速くなれば同じく人体に対するダメージは大である。

 

 この点で日本人である我々には重大な思い違いがあるとコウジは思っているのだ。まあ銃犯罪が一般的な国に行くと、これらの知識がないと、死ぬ、なんてこともあるから覚えただけでもあるのだが。


 さて銃で撃たれた場合その傷口はいったいどういう形になるだろうか?


 貫通した穴が開いて血が出る?

 いや弾が体内に残り侵入痕が残る?

 いやいや着弾した場所は着弾の衝撃で吹っ飛んでばらばら、何処のスプラッター映画だよ~な感じになる?

 

 まさしくだいたいその三通り(詳細に分類するならこれ以外にもあるが)のようになる可能性が存在する。   

 一つ目の貫通して穴が開き血が出ると言うのは一番運がいい。もちろん頭部、重要器官に当たっていないことが前提になるが。一般的にこの傷で死にいたることは適切な処置がなされる場合少ない。と、いうのも、この銃創は大抵拳銃で撃たれた場合に発生するからだ。拳銃弾と言うのは初速が遅くまた重量も軽い。

 例えば一般的に良く知られている9mmNATO弾、所謂9ミリパラベラムバレットなら重さ7.5~9.5g、初速350ぐらいになり、これが命中して人体に与える影響は、腕や足に命中したとして、尚且つ重要血管に損傷を与えなかったとして、だいたい弾丸口径の2~4倍ほどの低速銃創と貫通の衝撃で良くて亀裂骨折、悪く骨膜下骨折したか、ぐらいになるだろう。

 ただし著しい例外もある。拳銃弾では市販されている中では最大の、同じく12.7mmで重量と初速を見てみたい。

 これは良く色々な媒体に出てくるデザートイーグルの50.AE弾になるのだが、弾頭重量がだいたい19~21g初速が420ぐらいになる。これを受けるとはっきり言って軽いライフルぐらいの威力である。 


 いやいやまてまてホローポイント弾とかならどうなるんだ? と言う方もおられると思う。

 このホローポイント弾というのは銃弾の形状を工夫することによって、正確にはすり鉢のように窪ませる

ことによって、弾頭が自分で持っている全ての運動エネルギーを対象物に伝達できるようにした弾のことである。これが人体などに命中、陥入すると、先端のすり鉢状が衝撃によってキノコ状に変形し、その直径が大きくなり、先端部が与える運動エネルギーを最大にせしめ、効率よく目標物に伝達して大きなダメージを与えるのである。

 これ以外にも命中時に粉砕してまうフランジブル弾なんていう、弾丸もある。

 まあ現在では主に治安維持機関などが、犯人に対しての発砲時の貫通による二次被害の軽減を目的として使用することがある。そのほかにも単純に狩として使用することもある。


 これらの弾が体内に残る銃創を作りやすい。この様な弾は体に侵入する際の銃創(射入口という)が非常にいやらしく、著しい損傷をしていることが多い。この盲管銃創になった場合、ほとんどが致命傷だろう。


 ただし、これにも例外は存在する。例えば警察庁長官狙撃事件のように。この事件は地下鉄サリン事件の10日後、警視庁長官が自宅から出庁しようとしたその時、犯人が4発の銃弾を発射し、3発が命中した事件である。このとき狙撃に使われた弾頭がこのホローポイント弾であった。

 


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