第一章 転移 第4話
動物の解体の表現が出てきます、ご注意ください
探索の結果、丸太や石、燃料になりそうな枝が結構とれた。
これで、しばらくの間、火を起こすことができそうだ。
まず、固い地面がむき出しになるまで地面を擦りとり、風よけのために反射版を、丸太を利用して用意する。
周りの草を取り除いて、火が周囲に燃え広がらないようにする。
さてここからが難しい作業だ、火口、焚き付け、燃料を用意してと。
まず火口、細かく乾燥した材料に、火打ち石になりそうな固い石、さっき拾ってきた、火花がでることも確認してある、とナイフを使って、火花を火口の中央に降り注ぐように注ぐ、このときの火口はよく乾燥したオガクズとか、芯まで乾燥した材料を使う。
こうして火口がくすぶり始めると、注意して扇いで炎が上がるようにする、次に燃えている火口を焚き付けに持っていくか、焚き付けを火口の上から、ゆっくり少しづつ移すかすると本格的に火が起こり始める。
で、火がつきました。やったね。
さてこれからが問題です、北には水源はありませんでした。
確実に水源だけは確保したいので、明日は、西か東に向かうとしよう。
さてレーション食べて寝ましょう。
おやすみなさい。
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3日目朝
うげ体がべたつくし、頭油っぽいさっさと水源を見つけてさっぱりしたいものだ。
よし、今日も一日、頑張ろう。
「ワオーン、ワン!!」
遠くから犬か狼の鳴き声が聞こえる。
その次に人の騒ぐ声まで聞こえてきた。
「なんだ?」
テントからでてスタッフスリングに石を込める。
周りを見渡すと西に馬に乗った少女を追いかけている犬2匹が見えた。
「犬にしてはでかい、狼か。」
追いかけっこを繰り広げていた1匹の狼が馬に追い付き、馬のお尻に噛みつく。
その噛みつきに驚いた馬が暴れて、のっていた少女が落ちた。
狼は噛みついていた馬から引き離され、馬はそのまま逃げていく。
少女は足を引きずりながら、こっちにむかって駆け出そうとした。
「ありゃ、これは不味い」
このままではあの子、狼にやられてしまうんじゃないか
「たすけますか。ここで恩を売っておくってのも」
といいながらスタッフスリングをサイドスローで振りかぶる
「あたれよ、頼むから」
ついに少女はおいつかれ、一匹の狼が前に回る
ビュン、ゲシ。
前の犬の頭に命中 狼は倒れ込む。
「よし!!」
でも、それを見たもう一匹が、こっちに1吠えして、駆けてくる。
再度石を装填し、回しながら勢いをつける。
が、
「近付くの早いわ。」
予想より狼のスピードが早くて投擲るタイミングを失う。
ん、これ先にある石で勢いをつけたまま殴ったほうが早いんじゃない?
「ええ~い、当たれ」
スタッフスリングをフレイルのように使って、こっちに駆けてくる狼めがけて降り下ろす。
狼はスタッフスリングの紐に固定されて投擲されていない石に頭を強打され滑り込むように倒れた。
更に近付き、頭を足で固定してナイフで首筋を刺す。
そして投石で倒した狼に近づき、これも同様に止めを刺す。
少女はそれを見て、気を失ってしまった。
おいおい、そういうのに耐性の無い子なの?。
少女の服装を観察しながら、外傷がないか確認する。
さーて、チェックしましょうね~
え、嫌らしいって、いやだなー
ソンナコト、アルワケナイジャナイデスカー(棒読み)
さて、冗談はさておき。
右足外側に擦り傷、馬から落ちたときのかな?
服装は、厚手、ウールかな、の古代ローマ人みたいなロングスカートっぽい服装
顔の彫りは少し深い感じ、髪は頭の後ろでくくってる。
とりあえずテントまでお持ち帰りしましょう。
そんでもって、傷口の消毒もしてあげよう、オラ、優しいから
水で傷口を流すだけの、消毒も終わり、狼さんをどうするか考えないといけないな、そのままにしておくと、他の肉食動物が来るかもしれないし、何よりもったいない。
こちらに来てからはじめての肉、でもあるんだけど。
狼の肉ね。
解体の仕方は、アメリカに居てた時、友達の親と鹿狩りに行った時にみっちりと教えてもらったから知ってはいるけど、基本同じ方法で狼もいいのかな?
まあ、考えるより、やってみますか。
解体中、
(あまりどぎつい表現はしません)
まず、皮を剥ぎ、血抜きをして、後ろ足、背中、胸と肉をとっていって、内臓を取り出し、最後にお尻。
内臓をとるときの注意点として、胆嚢ならびに、
膀胱を取り除く際は、十分注意すること、と言うのも、これらの内臓が破れでもすると肉が汚染されます、注意しましょう。
次に、背骨を取り除き、それに繋がっていた全ての肋骨を取ります。 あとは内蔵の幕や筋をとったら各部位の完成です。
そんなこんなで解体終了。鹿と違って難しかったよ。
アーミーナイフ一本での解体は大変でした。
水源~がほしいよ~!!
手をクンクン、オエ、すごい臭い、ウエットテッシュ
、アルコール配合で手を拭いて、お肉と皮に解体されました。
彼女ね目が覚めるまで、このお肉を使って、干し肉を作りたいと思います。茹でたいし、下味をつけたいんですが、水も香辛料、酒類も、そんなもんあるかー、ってことで、普通に焼き、でいきますか。
あとは焼いたお肉を、乾燥させておしまいです、チャン、チャン。
と作業に熱中していると途中から、背中の後ろに視線が・・
後ろを振り返ってみると女の子、起きてる。
しかも後ろからめっちゃ肉、ガン見してる。
「お腹すいてるのかい?」
英語、通じないだろうなー、でも英語使っちゃう。
「#$%^#$!;?」
「ダメだ、なにいってるか解らん」
これは取り合えず、まず名前からいってみようか?
自分を指差しながら
「コウジ」と声をだし、女の子を指差してみる
「イシュナ」彼女は笑いながら、返してくれた。
おお~、通じたよ、これ。
さらに、お腹を押さえながら「グー?」といってみると
頬を赤らめながら頷いた。
焼いたお肉を渡すのもいいんだけど、ここはレーションをご馳走しよう。
手招きしながらテントに戻りレーションを作ってあげた。
レーションを作ってる途中も、お肉の方をチラチラ見ていたけど、レーションを一口食べたとたん、パクパク食べ始めた。
あ、喉に詰まったのか噎せてる。
ペットボトルの水をレーションの空き皿を再利用したコップにいれて渡してあげる。
ゴキュゴキュ飲んでるよ。
あはは、お腹すいてたんだな。
食べ終わってレーションの容器を俺が片付けているとペットボトルを見て驚いている。
空のペットボトルを渡してあげると、両手でプニプニ押しながらなめるようにみている。
よし、色々と言葉を教えてもらおう。
まずコップを指差し、日本語で
「コップ」
女の子は
「コップ」と繰り返した。
いや、違う、君の話してる言葉を教えてほしいんだよ
といっても伝わらないので困った顔をしていると、
「ザシハ? ブロンネ?」
と返してきた。
ん?コップがザシハ?それともブロンネ、どっち?
と思いながら首をかしげていると、女の子はレーションの皿を指で弾きながら
「ブロンネ、ディシュル」と言った。
ん?材質がブロンネで皿がディシュルかな?
皿を指しながら 「サラ」 と言ってみた。
「ディシュル」微笑みながら返してくれた。
うん、やっぱりあってるっぽいな。
この調子で色々と教えてもらおう!
こうして三日目は、この女の子に言葉を教えてもらいながら過ぎていった。
自分の文才のなさに四苦八苦しております、頑張って書いていきます。