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太陽系興亡史  作者: 双頭龍
第3章目的のためには教育だ
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第5話

 遅れました。ごめんなさい。今帰ってきて、投稿します。さて話は大きく変わりますがソニーのPSVRの発売日が発表されましたね、とても楽しみです。 ワクワク! といっても最初はそんなにビックタイトルはないのでしょう? と思ってみているとなんとバイオとファイファンが有るじゃないですか。楽しみだなー、早くRPG系統とかやってみたいなー。もちろんFPS系とかもやりたいし、あーもー、待ちきれない! 

 さてさて、こんな作者ですが今回から学校辺本格的に始動しました。どうなるか分かりませんが全力で書いていきますので、よろしくお願いします。

 僕はシュラク。バビロン東の守護を担当する将軍の三男で14才である。

 今日、僕はラアリに新しく出来た学校に入学する為に来ている。

本当はもっと後に開校する予定だったし、入学もまだまだ先の予定だった。校舎の完成が早まったからこれらの予定も早まったらしい。


 そして今僕は真新しい校舎の前で整列して話を聞いていのだが。

 

 「であるからして、諸君には多大な期待をしているという事である。その事を胸に留めておいてほしいのだ。私からは以上である」

 長い、長ーい、将軍の祝辞が、ようやく、ようやく終わった。回りの生徒の大半も、元々軍人であるごく一部の人達を除いて、ようやく終わったかとほっとしている。校舎側の真ん中の一段高いお立ち台に立っていたその将軍のその回りにいる、先程紹介があった先生達もうんざりした顔をしている。


 「ようやく終わったか。話、長すぎだぜー」

 どこからかそんな声まで聞こえてきた気がする。

 

 「さて、これからの予定であるが、まずは皆に日々の寝泊まり食事などの生活のための寮を紹介したい」

 校長が真ん中の台に立って、また声を出し始めた。

 「皆の前にあるのが校舎なのはさっき説明した通りである。さらに寮は皆の右手、そう、その建物になる。共用棟が炊事、と食堂、さらに洗濯場と風呂になる。そしてその後ろが皆が寝泊まりする1号棟、2号棟になる。さあ、移動しようか。まずは食堂に入ろう」


 こうして皆が持ってきた荷物を肩や担いだり、胸の前に抱きかかえたりしながら食堂に移動した。


 寮の食堂の中に入ると、そこは一面真っ白な金属のような壁と同じく灰色の床が広がっていた。その床の上にはテーブルとイスが綺麗に数列に分けら、整列していた。

 

 木と金属でできた机を触りながら素材を確認している者もいれば、単純に物珍しさから撫でたり軽く叩いたりしている者もいる。


 「おーい、どこでも良いから席について俺の話を聞いてくれ」

 皆の後ろから校長が食堂に入ってきて座るように促す。


 金属と木の接合部分に注目している僕と同じぐらいの年の日焼けした顔の子の横に座る。

 

 「はい、全員、座ったね。おつかれさまでした。暑い中、長い話をおとなしく聞いてもらって、ありがとう。本当はもう少し短いかと思っていたんだけど、長くなってしまったね。さてこの食堂の説明と寝泊まりする寮の説明をしていくよ。ここが食堂なのは見たらわかると思うけど、炊事場はそこの配膳場所の裏、基本的に生徒が出入りするのは禁止だ。飲み物はこの壺の中にいれてあるから自由に飲んでくれて良い。入学時の説明の為に送った資料にも書いてあったと思うが食事は我々側が用意する。あとは寮を管理している彼ら側から説明と、もしあれば質問も彼にしてくれ。私からは以上だよ、後お願いします」

 校長はそう言うと横にいた男の人に説明を任して食堂から出ていった。


 男の人の内一人が前に出てきて説明していく。まるでよく家に父を呼びに来る軍人みたいな人である。


 「よし、注目! 先程校長から紹介があった寮の管理人の長であるオントスだ。まずは入学おめでとう。さて、諸君のこの学校にいる数年を実りある物にするために、是非聞いてほしいことがある。まずさっきも校長から注意があったが炊事場への入室禁止だ。これは衛生面からも絶対に守ってほしい。食毒になってもらいたくないし、我々もなりたくない。次に洗濯場と風呂場の注意だ。洗濯場と風呂場は各棟で使用可能な時間が異なる、その点を十分注意してほしい。最後に部屋割りだ、これは今から私の今ここに立っている場所の左右のこの掲示板に貼っていく。この掲示板はこのほかにも重要な通達事項などが掲示されている場合がある、よく留意するように。さて我々は寮の管理だけでなく校舎の管理もしている、疑問に思ったこと、わからないこと、なんでも相談してくれ。質問があれば挙手してくれ、こっちで当ててから発言してほしい。質問はあるか?」


 誰も手を挙げない。


 「よし、質問はないようだな。これから諸君には各自割り当てられた部屋に行ってもらう。部屋の備え付けられた机の上に、緒注意と案内をまとめた小冊子が置いてある。それも十分よく読んで覚えておいてほしい。さあ、解散」

 

 皆、わらわらと立ち上がり、掲示板に近づき、掲示板にかかれた部屋割りを見て各自の部屋に向かっていく。

 

 僕も席から立ち上がり掲示板の近くまで行くがすごく混雑しているので近づくことすらできない。反対側の掲示板も同じのようだ。当たりを見回すと3人の生徒がポットの前でコップを片手にしゃべっている。


 僕も急にそれを見ていると喉が乾いてきた。

 そのポットの方に近づき、自由に使え、と書いてあるコップの棚から一つコップを取りだし、ポットに手をかけようとすると、喋っていた生徒の内の1人がポットの中の水を注いでくれた。

 「ありがとうございます」

 

 「気にするな」


 その生徒の横にいた背の高い生徒に声をかけられた。

 「すごく混雑しているから行きたくないのは解るが、君は行かなくても良いのかい?」


 僕はびっくりして咄嗟にこう言ってしまった。

 「でもここにいる皆さんも行ってませんよね、良いんですか?」

 言った後でしくじったかと思っていると、その内の一人が笑いながら

 「俺達は代わりに一人代表で送り出してきたからな、良いんだよ」

 と返してくれた。


 「僕は人が減ってから見に行きます」

 

 「ふーん、時期を見るかい? 君の名前は何て言うんだい?」

 3人の内、背の高く筋肉質の一人が笑いながら聞いてきた。

 「シュラクです」

 お辞儀をしながら自分の名前を答える。


 「俺はサエル、鍛冶屋の職人だ」

 背の高い筋肉質な男が自己紹介をしてくる。

 

 「俺はコリン、石灰窯で働いていた職人だ」

 同じく横にいた顔の色が黒い男も自分の名前を教えてくれる。

 

 「僕はエレミヤ、食堂で働いていた。3人ともバビロンからの友達だ」

 さっきコップに水を注いでくれた日焼けのしていない男が最後に挨拶してくれた。

 

 「そして最後が今、掲示板の前にいる俺の弟なんだけど、エキエル、あいつだ。大分前に進めたようだな」

 サエルが指をさして教えてくれる。

 

 「それで君は軍人の子かい?」

 エレミヤが話しかけてくる。

 

 「はい。東部バビロンを守護する将軍ネヘミアの子です。しかし、軍人の子供ってよくわかりましたね」

 不思議がりながら尋ねてみる。


 「うん? ああ、簡単だよ。一様、客商売している身だからね。ここに来る連中は軍人か職人、そしてその子供、ついでに神官の子供だからね。軍人にも職人にも見えないしね、職人の子供にも見えない、だから消去法で軍人の子供だろうと思ったってわけさ。まあ神官の子供にしては着ている物が、ね」

 神官の子供は質の良い羊毛の服を着ているからすぐにわかるだろう、と言われてしまったようだ。たしかにそんなに質の良い服は着ていない。しかしそれにしても物凄い洞察力のような気がする。

 「分かったぜ、兄貴」

 突然、横からさっき机の下に入り込んで机を見ていた同じ年ぐらいの男の子がサエルに方に叫びながらやって来た。

 「兄貴が俺と同じ部屋で1号棟の4ー3、コリンが同じ1号棟の7ー2、そんでもってエレミヤが1号棟の5ー2だ。で、こいつ誰?」


 どすん! サエルが軽い? 蹴りをエキエルに入れたようだ。

 

 「初対面の人間にこいつはないだろう、先ずは自己紹介しろ、アホ」

 

 「ぐふ、エキエルです、鍛冶屋見習いです。よろしく」

 蹴られた足を擦り、痛がりながらもエキエルが挨拶してくる。

 「シ、シュラクです。軍人の子です。よろしく」

 目の前で起こっている事に付いていけず、吃りながら挨拶する。

 

 「さて、部屋にいくか。じゃあまたなシュラク君」

 サエルがエキエルに行くぞと目で指示しながら割り当てられた部屋に向かう。

 「はい、また」

 去っていく鍛冶屋の2人の兄弟を見送りながら声をかける。

 

 「ふふふ、驚いているね、大体職人連中はあんな感じだよ」

 去っていっても、驚いていた僕にエレミヤが笑いながら親切にも教えてくれた。

 「それはあいつらの家だけ、だ。職人で一括りにするなよ」

 エレミヤの横で同じく笑いながらコリンが教えてくれる。

 「そうかい。君のところは石灰を砕くための木槌で殴られていたと思うんだけど」

 

 え、そ、それの方が危なくない?

 

 「記憶違いだな」

 コリンがとぼける。とぼけてるんだよ、ね? 職人の人たちは結構過激のようだ。

 

 「さて、僕達も行くかな。またねシュラク君」

 

 「ああ、そうだな、部屋にさっさと荷物を置きにいこう、じゃあなシュラク君」

 荷物を肩に乗せ、二人とも部屋に

 

 「はい、また」

 部屋に向かう二人の背中を見送りながら声をかける。


 そろそろ掲示板の前もすいてきたようだ。さて、確認しよう。


 えーっと僕の名前は、と。


 あ、あった。


 うん、2号棟7ー3だな、序でに同じ部屋の人の名前も見ておこう。

 えーっと、あれ、ない? 1人部屋なのかな? 例外なく2人で1部屋だって掲示板に書いてあるんだけどな。

 

 うーん、よし。聞いてみよう。

 「すいません、オントスさん」

 中央で直立不動の姿勢をしているオントスさんに質問する。

 「なにかな? 少年」

 

 「えーっと2号棟7ー3のシュラクです。掲示板に2人1部屋であると書いてありますが、2号棟の7ー3には僕の名前しか掲示板にありません。なぜでしょうか?」

 

 「ああ、入港が間に合っていないものが軍人中心にいる。その者が入室すると思う。先に入室しておきなさい。明日までには到着するはずだ。他に質問は?」

 

 「ありません、ありがとうございます」


 なるほど到着が遅れている人がいると言ってたからな。その人なんだろう。

 

 さて、2号棟か。2号棟はこの食堂の建物の裏の1号棟のさらに裏に位置しているようだ。


 ざわざわしている廊下を通り抜け、部屋を探す。


 7だから、ここか、で7ー3だからこの部屋かな。


 扉がついている。何かの金属のようだ。


 どうやって開けるんだろう?


 大体の家では部屋は布でしきってあるんだけど、扉でしきってある。


 よく見ると取っ手を横に滑らせろ、と取っ手の横に書いてある。

 

 「お邪魔しまーす」

 誰もいない部屋に断りをいれながら、取っ手を握り扉を横に滑らす。 


 入ってみるが、案の定、誰もいない。


 部屋は僕の家の部屋より広いし、寝具が上下二段ある。その対面には机とイスが2つ、真ん中に仕切りをされて置いてある。

 「うわー広いし、きれいな部屋だな」

 僕は荷物を机の上に置いて扉から手を離す。

 明かり取りや明かりがないのに明るいのは何故なんだろう?

 

 壁が光っているのかな?


 「うーん、解んないや。おっと、それより机の上にある小冊子を読まないとな」


 なになに、パラパラと捲って読んでいく、小冊子は紙でできているみたいだ。


 すごいな紙だ。たぶん、何分紙自体始めてみたから、たぶんだけど。

 

 内容は今日の食事の時間と洗濯と風呂の時間、今日以降の食事、洗濯、風呂の時間。さらに各種、勉強の為に必要であると思われる物を売っている店屋の開店予定の通知。クラス割り。授業の時間割り等々色々と書いてある。授業は明日からか。


 ん? しかし、時間ってどうやって調べろと?

 こんなに細かく書かれても調べようがないだろうに。

 太陽の高さからおおよその時間は調べれるけどどうしろと。

 

 今の時間がわかる時計なるもの? を見るように? 

 なんだこれ。時計、えっと机の前の壁にかけてある。

 ああ、あれか。短針が今の時間を表しているで長針が今の分を表すか。 

 どうやって動いているのだろうか?

 ま、まあいいや持ってきた荷物を部屋冊子にかいてある通りの位置に置いて、整理しながら食事までの時間を潰そうっと。

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