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太陽系興亡史  作者: 双頭龍
第1章 始まりは何時も唐突に (旧第名 転位)
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第一章 転移 第2話ここはどこ?そしていつ?

 からだが地面に当たった感覚で、俺は意識を取り戻した。

 もうろうとする意識の中で、俺はふと思った。

 何分いや何時間意識を失っていたのだろうか?

 時計を見よう。

 うん、実験室に入ってから17分たぶん孔に巻き込まれてから

 おそらく15分ほどか・・・・・・・・・

 

 うん、孔?・・・・・・・・


 孔ってなんだ? 実験室? ・・・・・・

 

 記憶が混乱しているのか? いや、そうだ、思い出した。

 慌てながら周りを見渡す、

 周りは草原だな、木は一本も、いや、それなりにあるな

 視界にはいるだけでも十本以上 

 うん、まあまあ、の大きさか。

 おお~、周りに実験室から一緒に飛ばされてきた物が散乱してるぞ、ラッキー・・・・・・なのか?

まあいい体が動くなら回収しよう。

  

 まずはともあれ、体を怪我してないかだな、 

 右手、 うん、よし、怪我なし。

 右腕、 折れてないな、曲げても痛みなし。

 左手 左腕 問題ない、首さっき回したから大丈夫

 体を起こし両足折れてないかを確認、

 うん、大丈夫そうだな。

 

 とりあえず周りの物を回収しよう、まずは近くにあった脚立

 ビニールシート三枚、 いやあそこにもあるな、風で飛ばされない内に回収しよう、 結局六枚。飛ばないように脚立を重石にしよう。

 他には、っと。

 

 ああ?

 何で寝袋がある?

 そう言えば誰か、なんかの作業で実験室内で寝泊まりしてたな。

 クンクン ちょっと匂うが、まあ許容範囲 

 後で天日干し行き決定だな。

 お!そう言えば、

 吸いこまれまいとしがみついていたとき、段ボール、飛んでいってたな、何個か。

 中身は、あら結構重い。これは運がいい スプリングウォターのペットボトル1.5L、

 ああエビ○ンね、

 よかったザー○ァーヒルズ苦手なのよね、

 ちょっと泥臭いような気がするから、 

 水はな~重要だよな~ 

 

 さて、後は、とマウンテンバイクがある・・・ 

 誰だ実験室内にマウンテンバイクなんか持ち込んだ奴は・・・・・・

 思いだせんな まあいっか、感謝して使わせてもらおう

 次、はバッテリーいわゆる鉛蓄電池かな?

 ・・・だな、

 で、なんだこのコード類 うん?インバター?何に使うってんだ?わからんぞ、実験室に関係ないもん持ち込みすぎだろ、皆んな。 

 あ、おれのキャンピングチェア有ったよ、 

 迷彩柄だぜ~、あんまり意味ないけど、

 え、お前も持ち込んでるだろって、?  

 うん 


 この段ボールはっと、ああ~夜食用に買ったはいいけど食べたくない奴続出の、レーション、のこり12食。

 賞味期限は、実は切れてない、隣の研究塔を警備してる軍人さんに頼み込んで、日本のアニメのDVDと交換に横流ししてもらった。 

 

 ラップトップとタブレットが一個づつ。

 タブレットはモニタの端っこ割れちゃったのか、もともと割れてたのか、

 うん、ジョシュアのだな見たことあるわ、このカバーケースと、それにはってるこの漢字のシール

 一様使えるが端末暗証番号不明だな、たぶん連続1のはず・・・

 うん正解、大丈夫か? システムエンジニア!!


 ラップトップは研究所のだから暗証番号は問題ないか、

 問題は残りバッテリー容量か、

 充電器はついてるんだけどな、

 まああとは懐中電灯、溶接機、カート、望遠鏡、なんじゃ此、何処見てたんだ?、アーミーナイフ、ぐらいかな?

 あとはメタルの棚等々、あまり役に立ちそうもない物だな。

 



 一緒に飛ばされたものを一ヶ所に集めビニールシートの上においたところで、

 本題に入ろう・・・・・・ 此処何処?スマホの電波は来てないな。

 う、GPS不通、 

 ヤ、ヤバイ、地球じゃないかも

 まあ、ぶっちゃけ、宇宙空間に放り出されて死亡

 またはガス惑星だったぜ死亡

 もしくは、ハビタブルゾーン外、凍死か焼死

 はたまた1気圧じゃない、酸素が薄い、その他有害物質がある、 地面がない、でも死亡だからな~


 運がいい・・・ことはないか。

 本当に運が良ければ巻き込まれない、いや、言うまい。

 「俺は運がいいんだ~」と日本語で叫んでおこうか?


 いや、やめよう 他の生命体に見つかるリスクは避けるべし。

 

う~ん、とりあえずビニールシートを使って簡易型拠点でも作るか?立地は此処でいいのか?


 木の近くに行くか? いや落雷の可能性もあるな。

 大体いつまで救助を待つかってのも問題だな、とりあえず周囲

をマッピングするか?

 どうせ食料も水も何時かは切れるしな。

 

 とりあえずあの木、杉か、杉によく似た・・・・・

レバノン杉によく似た木の近くまで行くか、

 この草なんか見たことあるような、ないような、

 川があれば、水の確保と言う点で、理想的なんだがな

 ・・・虫がいる。

 どう見てもバッタなんだが・・・

 いや、この事を考えるのは、夜、星でも見ながらだな。





 周りを探索し、一緒に飛ばされてきた物を片付け、ブルーシートをテント風に展開すること、4時間あまり。

 太陽が左に傾き、

 月が右から出てきた。

 あの月、地球の月ににてるな・・・

 てか、そのまんまでね?

 これ月だよね。

 だいたい 北極星も周りの星座も見えるし。 

 はい、ここ地球、

 たぶん決定、

 さらには北半球だな。

 周りにレバノン杉がある、と言うことは中近東トルコならびにエーゲ海沿岸辺りか?

 だがここで問題がもう一つ。

 それは、ここが未来か、過去か、ってことだな。

 未来ならGPSが動作しないのは、あり得なくはないが、可能性は薄い。

 なら過去ってことか、だが俺の知ってる理論的には、過去の線はないんだよな。

 

 まあ、レーションでも食べながらじっくり考える、か。

 うむ、不味くはないと思うが、まあ普通の味かな。

  

 まず、地球かどうか?

 たぶんではあるが8割ぐらいYESだ。

 おなじ、周囲星系内環境下に星があって、バッタみたいな昆虫がいて、レバノン杉によく似た木があって、地球に似た草があってってのは、もうおなじ星である、と考えても十二分にいいと思う。

 次に、未来か過去かって話だ。

 未来の可能性は高い。

 ただGPSの反応がないこと、タブレットでも試してみたが、 

現代文明の痕跡が見当たらないこと、はいまいち説明がつかんな、とてつもないほどの未来って可能性もあるが、この辺りが砂漠化してないってのに、違和感があるな。

 だいたいこの辺りって乾燥化の傾向にあった筈だからな。

 まあ一周回って乾燥下から抜け出した可能性はあるけど。

 

 あえてここで、過去の可能性を考えてみよう。

 GPSが繋がらない。

 まだ無い時代なのか。

 そう思うと、人に出会う可能性もあるし、その他の動物に出会う可能性もあるのか。

 嫌だな。

 いきなり殺されでもしたら。

 武器でも作るか?

 現状、アーミーナイフ一本だからな、溶接機の使い方知らないしな メタルラック解体して、足をこん棒がわりにするか?

 しかし接近するのはリスクが高いな。

 やはり遠距離武器か?

 遠距離武器・・・・・?

 遠距離武器な・・・

 なに作ろう?

 うん、ここはあれだ。

 オーソドックスに投石でもするか?

 悪い考えではない筈だ、でもついでに一手間かけて、そこに落ちてる棒にをつかって、一緒に飛ばされてきた紐もつかってと。

 

 ジャンジャジャン~ スタッフスリング~完成?

 完成といえば完成なんだけど、石を置く紐の部分が甘い気がするな。

 あとは近接武器を作ろう。

 棍棒でいくか? もし、棍棒でいくなら、棍棒に一工夫するか?

 アーミーナイフを先端につければ槍になるな、試してみよう、

紐でアーミーナイフ先端に固定して、と うわ、腰までの棚だから短いな、つかえるのかこれ? だいたいアーミーナイフのナイフ短いからな、でもいざというときは、これ使うしかないか。

 メタルラックの足、四本中、一本槍、残り棍棒でいこう。

 さてと、明日にでも試してみよう。

 そろそろ寝よう、つかれた。

 おやすみなさい~


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