22話〜23話
日陰
ネットアイドルとして自宅警備員もしている。
叶
幼馴染。日陰を真人間にしようとしている。
春奈
日陰の熱狂的なファン。
零
地下アイドルをしている。
叶と同じ大学に通っている
零は芸名である。
『22話』
叶「まだ、引きこもってるわね」
春奈「あれから、ずっと部屋にこもってますわね」
叶「でも、もともと引きこもってたんだから同じような気がするけど」
春奈「でも。心まで引きこもって…。やっぱりショックだったのでしょうか」
叶「うーん、どうなんだろうね。ある意味図星だからじゃないかな?正論って言われたらイラッとするじゃない」
春奈「そうですね。叶さんは、レポートしないで大丈夫なんですか?」
叶「うん!まさにそれだよ春奈ちゃん!!わかってるわ!!」
春奈「また、みんなでごはんを食べたいですわね」
叶「そうね。まぁすぐ出てくるわよ。お腹減ったらね。私ちょっと買い出し行ってくる」
春奈「いってらっしゃい」
『23話』
日陰「なんでこんなにもやもやするんだろう…。逃げてるのかな。でも逃げることで私は今この場所にいるんだよね。
でも、やっぱり怖いよ…」
春奈「ちょっとよろしいですか?入りますね」
日陰「え!?春奈ちゃん!?」
春奈「日陰ちゃんは、アイドルなんですよ。くよくよして悩んで、でも最後は笑うんだって私は信じてます」
日陰「ありがとう。春奈ちゃん。でも、やっぱり人前でライブなんてさ…怖いよ」
春奈「大丈夫です。引きこもり系アイドル日陰ちゃんらしくて。そんな気持ちを持っているからこそ、知っているからこそ私は好きになったんです」
日陰「春奈ちゃん・・・」
叶「おーい!ご飯作ったらでてきなさいよー!」
春奈「・・・わかったよ」