表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/8

12話〜15話

登場人物

日陰(ひかげ)

ネットアイドルとして自宅警備員もしている。


(かなえ)

幼馴染。日陰を真人間にしようとしている。


春奈(はるな)

日陰の熱狂的なファン。

『12話』


叶「あんた家にずっといて楽しい?」

日陰「速球な質問するね・・・。まぁ楽しいことばかりじゃないけど。でもやっていけてるよ」

叶「ふーん。じゃあさ、自宅警備って何を守ってるの?」

日陰「そりゃ何って・・・プライドかな」

叶「プライド持ってやってるのかあんたは!」

日陰「いや、人として最低限のってことだよ」

叶「最後の砦なのね・・・」


『13話』


日陰「そういえばさ。春奈ちゃんは学校とかは・・・」

春奈「大丈夫ですよ!」

叶「今休みとかなのかな?」

春奈「そうですね。自主的に夏休みを春から取ってるので」

日陰「うん!?ちょっと待って!?おかしくないそれ」

春奈「だから大丈夫ですよ!」

叶「何が大丈夫なの!!まてよ・・・もしかして・・・この部屋には2人の自宅警備員がいるのか!!」

春奈「一緒に守っていきましょう!!」

叶「お前らまとめて表出ろお!!」


『14話』

春奈「おじゃましまーす。あれ今日は叶さんはいないんですね」

日陰「うん。講義とレポートあるから遅くなるってさ。大学生だしね」

春奈「では、今日は・・・日陰ちゃんとふたりっきり・・・」

日陰「うん。まぁ・・・そうだけど、目が怖いよ・・・」

春奈「だってだって!憧れのアイドルと一つ屋根の下ですよ!今会えるアイドルとか目じゃありませんよ!」

日陰「ありがとう・・・。でもさ私ただの引きこもりだよ。こんなんでごめんね」

春奈「ううん。大丈夫ですよ。むしろ、それで安心しました。等身大なんだなぁって」

日陰「よし!じゃあ、春奈ちゃんのために歌って踊るよ!聴いてください。

『HAPPY☆NEET♪』」

春奈「YEAH!YEAH!」

叶「くそぉ…レポート終わらなかった。うぉ!?なんだこのカオス空間は!?」

春奈(私が家から出られたのは日陰ちゃんのおかげなんだよ)

春奈「ほら叶さんも!このサイリウムを振ってレポート忘れましょ!」

叶「忘れてたまるかぁぁぁ!」


『15話』


春奈(私はいじめられていた。容姿がどうとかではなく、ある日いじめられている子をかばった結果、標的にされたのだ。

助けた子は標的が変わった事によりなりをひそめるようになっていた。正しいことが正しいこととは限らない。足が学校から遠のくと私は引きこもりになっていた。そしてやることが無いのでネットをしたりして過ごしていたある日、日陰ちゃんに出会った。引きこもり系アイドルって意味がわからなかったけど曲を聴いたりする内にどんどん好きになっていた。そして会いたくなってしまい。ストーキングの結果出会う事ができた。そして私は家を出る事ができたのだ。あんなに外が怖くて、出たくないと思っていた。けどどこか出なければと思っている部分がぐちゃぐちゃになっては心が壊れていくようで。今でも少し怖く感じるけど日陰ちゃんや叶さんに会うためなら私は私を閉じ込めなくてすむ。いつかこの話をできるようになりたい)

日陰「どうしたの?」

叶「おいしくなかった?」

春奈「いえ。ただ楽しいなって!」

日陰「??まぁおいしいご飯でみんなで食べると楽しいよね!」

春奈(勇気出して良かったなぁと思える私は少しは・・・)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ