11話〜13話
登場人物
日陰
ネットアイドルとして自宅警備員もしている。
叶
幼馴染。日陰を真人間にしようとしている。
春奈
日陰の熱狂的なファン。
『11話』
叶「どうやってここを突き止めたの?」
春奈「えーと。送られてきたCDの消印から割り出して、あとは配送の配達状況から地区を絞ったりして」
日陰「えぇえ!?」
春奈「会いたかったんですもん・・・」
叶「いや、かわいくいっても・・・」
春奈「別に、私は危害を加えようとか、晒そうとか何もそういう気持ちじゃないんです。つい・・・つい・・・好きすぎて会いたくなっちゃったんです!!」
日陰「うーん、気持ちはありがたいんだけどね」
春奈「ですから、何卒!何卒!警察にだけは勘弁してください!!!!」
『12話』
日陰「そういえば私のどんなところを好きになったの?」
春奈「そうですね。デビューというか初めての曲投稿と踊ってみたをみて勇気を貰ったんです。アイドルって追いかけて追いかけて、それでもやっぱり私にないものもっているのでなかなか感情移入できなかったんですが。初めて日陰ちゃんをみたときに私凄く感動したんです」
叶「へぇー。あんたもなんだかんだで人の役に立ってたんだね。でもさ、最初の曲って確か・・・」
日陰「うん・・・。『振り向いて、くり抜いて』かな」
叶「やっぱり怖いよ!?どこに感動したの!??」
『13話』
春奈「叶さんて、日陰ちゃんのマネージャーさんですか?」
叶「ぶふぁ!?ち・・・違うわよ!!友達よ!友達!腐れ縁の」
日陰「そうそう。私がネットアイドルして引きこもってるのを外に出そうとしてるの」
叶「ほんとにもう・・・。いい加減外に出なさいよね。アイドル活動とかせずにさ」
春奈「だめよ!!日陰ちゃんは外に出たらアイドルじゃないの!!外に出ないからこそ日陰ちゃんなのよ!それ以外の存在意義がなくなるんですよ!!」
叶「うん。それはそうかもだけど、本人がダメージ食らってますけど」
日陰「私の存在意義・・・って・・・・うわああああああああんんん!!」