第7話:その名は?
「総次はオレの恋人だ。お前らがキスするのはオレが許さん!!」
と高らかに宣言した薫!さぁ、この後どのような修羅場になるのか。そして、総次の運命な如何に?……次回に続く。
次回とかねぇよ!てゆーか誰だよ!
って、何言ってんだ俺は……はぁ〜なんか状況がやばすぎて、天の声が聞こえてきた…
このまま天空まで行きたい気分だ……きっと、でっかい雲の中にはラ○ュタがあるんだろうな…
俺の頭がジ○リの世界を旅していると、3人の争いが始まった。
「私は、総くんが生まれた時からずっと可愛いがってきたんです。あんたみたいな年増に総くんを渡さないわ!!」
「そうよ!!総兄はわたしのお婿さんなんだからね!!」
「バカ言ってんじゃねぇ!総次と結婚するのはオレだ!そして、子供は二人!」
色々ツッコミたいけど、面倒だな……
「私と総くんは毎朝愛し合っているなよ。」
姉ちゃん何勝ち誇った顔で嘘言ってんだよ!
「私と総くんは毎朝愛し合っているのよ。」
姉ちゃん何勝ち誇った顔で嘘言ってんだよ!
「わたしだって、毎晩総兄と言葉じゃ言えないようなエッチなことしてるもん!」
小学4年生が何言ってるんだ!?お兄ちゃんは悲しいぞ。
「まぁ、それも昨日までで終わりだ!今はオレが総次の彼女だ!朝も昼も晩も授業中もオレがずっと総次とイチャイチャするんだ!」
授業中もかよ!とりあえず頭冷やせ!
3人の口論は続いている。俺は疲れて窓を眺めてぼぉ〜っとしていると、黒い影が窓を突破った来た。ガラスの割れる音が鳴り、破片は床に散らばった。
窓を突破った人は黒いマントを被り、顔がまったく見えない。
「くっ、お前は誰だ!?ガラス弁償しろ!」
「くっくっく…私は誰かって?ある時は幼馴染、ある時はツンデレ、またある時は総次の愛人!その名は岩城紗織!!」
そう言いながら、マントを投げ捨てる。
「なかなか格好良くキマったな。でも弁償はしろよ。てゆーか愛人でもねぇし、なんでここにいんだよ!」
「総次の部屋を覗いたら、裸のメス豚が見えたから、飛んできたちやった…テヘッ」
ちなみに、紗織の家は俺の向かい側なので、紗織の部屋から俺の部屋が覗ける。
「よし!!覗きの罪は許してやるから、弁償しろよ。」
そう言いながら3人の方を見ると、3人とも黒いマントを被っていた。
まさか…な……まぁ、とりあえず言ってみるか…
「お前は誰だ?」
一番右の黒マントに向かって言うと、悪人のような邪悪な笑い声が聞えた。
「フッフッフ……ある時は数学教師、ある時は泣き虫、またある時は総次の恋人。その名は若林薫!!」
マントを投げて、昔のヒーローのようなポーズをとった。
「よくできました〜」
俺はそう言いながら、頭を撫でてやる。
薫はへへへっと笑いながら赤くなった。可愛い……
紗織が、なんで私は撫でなかったの!と怒鳴っていたが、まだマント野郎が二人残っているので、無視だ。
「お前は誰だ?」
俺は面倒だか右の黒マントに向かって言った。
「ケッケッケ。ある時は姉、ある時は生徒会長、またある時は総くんの奴隷!その名は倉田奈美!!」
他の二人と同じようにマントを投げた!そしてポーズ!!
「決まったぁーー!!でも、奴隷ってなんだよ!ということで、撫で撫ではなし!!」
その言葉で姉ちゃんは床にぐずれ落ち、ナデナデ〜と言いながら泣いていたが、これも無視!!
もう面倒だが、一人残すのは可哀相なので、最後のマントに言った。
「お前は誰だ?」
「ぐふっふっふ、ある時は妹、ある時は小学生ロリッ娘、またある時は倉田梨菜!その名はただのメスブタよ!!」
マントを投げて、みんなと同じようぬポーズ!
可愛いけど……最悪だぁーーーー!いつからそんな妹になったんだーー!なんか他の人と微妙にちがーう!!
ナデナデ、ウキウキ…
しかも、ナデナデって期待してるーー!
まぁ、可愛い妹だからいいか…
ナデナデ、ナデナデ
梨菜の頭を撫でてやる。梨菜は嬉しそうに微笑むが、外野がうるさい!!
「「なんでナデナデないのよ!!」」
紗織と姉ちゃんが叫んでいるが、無視だ。
すると、バタッ!っと扉が開く音がした。
入って来たのはやはり黒マント!くそ面倒くせぇ……どうせ母さんだろ……
「はいはい、誰ですか?」
「グバッ、グバッ、グバッ、ある時は兄、ある時は兄奴隷、またある時はLOVE PHANTOM!その名は倉田龍太郎!!」
マントを投げてポーズ!はい、うざい!
「バカ兄かよ!死ねよ!!しかもネタが古いよ!1話目のネタ使うな!!」
「総次!ナデナデは?」
「死ね!」
そう言って、俺は部屋を出た。
部屋からは言い争いが聞こえるが、無視しよーっと。
テスト1日目終了!
あと3日ありますので、まだ更新は遅れます。
プロフィールは今日はパスです。テスト中なので…