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倉田家の日々  作者: 堊慇
7/12

第7話:その名は?



「総次はオレの恋人だ。お前らがキスするのはオレが許さん!!」


 と高らかに宣言した薫!さぁ、この後どのような修羅場になるのか。そして、総次の運命な如何に?……次回に続く。


 次回とかねぇよ!てゆーか誰だよ!

 って、何言ってんだ俺は……はぁ〜なんか状況がやばすぎて、天の声が聞こえてきた…

 このまま天空まで行きたい気分だ……きっと、でっかい雲の中にはラ○ュタがあるんだろうな…


 俺の頭がジ○リの世界を旅していると、3人の争いが始まった。


「私は、総くんが生まれた時からずっと可愛いがってきたんです。あんたみたいな年増に総くんを渡さないわ!!」


「そうよ!!総兄はわたしのお婿さんなんだからね!!」


「バカ言ってんじゃねぇ!総次と結婚するのはオレだ!そして、子供は二人!」

 色々ツッコミたいけど、面倒だな……


「私と総くんは毎朝愛し合っているなよ。」


 姉ちゃん何勝ち誇った顔で嘘言ってんだよ!


「私と総くんは毎朝愛し合っているのよ。」


 姉ちゃん何勝ち誇った顔で嘘言ってんだよ!


「わたしだって、毎晩総兄と言葉じゃ言えないようなエッチなことしてるもん!」


 小学4年生が何言ってるんだ!?お兄ちゃんは悲しいぞ。


「まぁ、それも昨日までで終わりだ!今はオレが総次の彼女だ!朝も昼も晩も授業中もオレがずっと総次とイチャイチャするんだ!」


 授業中もかよ!とりあえず頭冷やせ!


 3人の口論は続いている。俺は疲れて窓を眺めてぼぉ〜っとしていると、黒い影が窓を突破った来た。ガラスの割れる音が鳴り、破片は床に散らばった。

 窓を突破った人は黒いマントを被り、顔がまったく見えない。


「くっ、お前は誰だ!?ガラス弁償しろ!」


「くっくっく…私は誰かって?ある時は幼馴染、ある時はツンデレ、またある時は総次の愛人!その名は岩城紗織!!」


 そう言いながら、マントを投げ捨てる。


「なかなか格好良くキマったな。でも弁償はしろよ。てゆーか愛人でもねぇし、なんでここにいんだよ!」


「総次の部屋を覗いたら、裸のメス豚が見えたから、飛んできたちやった…テヘッ」


 ちなみに、紗織の家は俺の向かい側なので、紗織の部屋から俺の部屋が覗ける。


「よし!!覗きの罪は許してやるから、弁償しろよ。」


 そう言いながら3人の方を見ると、3人とも黒いマントを被っていた。

 まさか…な……まぁ、とりあえず言ってみるか…


「お前は誰だ?」


 一番右の黒マントに向かって言うと、悪人のような邪悪な笑い声が聞えた。


「フッフッフ……ある時は数学教師、ある時は泣き虫、またある時は総次の恋人。その名は若林薫!!」


 マントを投げて、昔のヒーローのようなポーズをとった。


「よくできました〜」


 俺はそう言いながら、頭を撫でてやる。


 薫はへへへっと笑いながら赤くなった。可愛い……

 紗織が、なんで私は撫でなかったの!と怒鳴っていたが、まだマント野郎が二人残っているので、無視だ。


「お前は誰だ?」


 俺は面倒だか右の黒マントに向かって言った。


「ケッケッケ。ある時は姉、ある時は生徒会長、またある時は総くんの奴隷!その名は倉田奈美!!」


 他の二人と同じようにマントを投げた!そしてポーズ!!


「決まったぁーー!!でも、奴隷ってなんだよ!ということで、撫で撫ではなし!!」


 その言葉で姉ちゃんは床にぐずれ落ち、ナデナデ〜と言いながら泣いていたが、これも無視!!


 もう面倒だが、一人残すのは可哀相なので、最後のマントに言った。


「お前は誰だ?」


「ぐふっふっふ、ある時は妹、ある時は小学生ロリッ娘、またある時は倉田梨菜!その名はただのメスブタよ!!」


 マントを投げて、みんなと同じようぬポーズ!


 可愛いけど……最悪だぁーーーー!いつからそんな妹になったんだーー!なんか他の人と微妙にちがーう!!


 ナデナデ、ウキウキ…


 しかも、ナデナデって期待してるーー!

 まぁ、可愛い妹だからいいか…


 ナデナデ、ナデナデ


 梨菜の頭を撫でてやる。梨菜は嬉しそうに微笑むが、外野がうるさい!!


「「なんでナデナデないのよ!!」」


 紗織と姉ちゃんが叫んでいるが、無視だ。


 すると、バタッ!っと扉が開く音がした。

 入って来たのはやはり黒マント!くそ面倒くせぇ……どうせ母さんだろ……


「はいはい、誰ですか?」


「グバッ、グバッ、グバッ、ある時は兄、ある時は兄奴隷、またある時はLOVE PHANTOM!その名は倉田龍太郎!!」


 マントを投げてポーズ!はい、うざい!


「バカ兄かよ!死ねよ!!しかもネタが古いよ!1話目のネタ使うな!!」


「総次!ナデナデは?」


「死ね!」


 そう言って、俺は部屋を出た。

 部屋からは言い争いが聞こえるが、無視しよーっと。




 テスト1日目終了!

 あと3日ありますので、まだ更新は遅れます。


 プロフィールは今日はパスです。テスト中なので…




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