防具屋に向かって! 3日目後半
ふう 次は防具屋かあ。
「そろそろ行くぞ」
「は、はい」
ていうかこの人の名前聞いてなかったなあ。
名前聞く…。
いやいまはやめておこう。
でも気になるなあ。
やっぱり聞こう!
「あのすみません…」
「なんだ?」
「名前を聞きたくて、」
「名前 そういえば言ってなかったな」
「…」
「俺の名前は<ガイ>だ」
「ガイさん…」
「気軽にガイと呼んでくれていいぞ」
「は、はい」
「呼んでみろ」
「ガイ…」
「よし」
そうして、
また防具屋へ歩き出した。
防具屋へ歩いていると、
もう暗くなりだした。
まだ3時間くらいしかたってないのに。
もしかしてこの世界、時間が地球と違うのかな?
「そろそろ宿を探すぞ」
「は、はい」
やっぱりちがうっぽい。
少し不便だなあ。
こういう世界は大体夜になるとモンスターが強くなるよなあ。
確かにこの前、
野宿してた時、スライムが群がってきたなあ。
でももうかなり夜明けだったけど。
まだ暗かったし、そういうことかな?
転生してきたときは
あっという間に暗くなったし。
夕方に転生してきたからだと思っていたけど、
夜になる時間が早いのかあ。
大変になりそうだなあ。
「この宿にするか…」
「わかりました
でもなんで、そんなに早くに宿に入らないといけないんですか?」
「夜はかなり温度が下がる その日によってだいぶ温度の変化が変わってくるからな
今日はかなり寒いようだ 特殊な装備をしないと凍えてしまうだろう」
「え… そうなんですか!」
「というか何で知らないんだ? 常識だぞ?」
「あ、それは…」
「まあいい 早く宿に入るぞ」
「はい」
部屋に着いた。
日記を書こう。
転生3日目
今日は武器を買って、
防具屋に行こうとした。
でも、夜になってしまい行くことができなかった。
この世界は夜になるのが早いらしい。
しかも夜はすごく寒くなることがあるようだ。
明日こそは防具屋に行こう。