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貴方の声に恋をした。
創作恋の詩。
それは、職場でのこと。
週に数回、夕方ごろに来る人。
貴方の声を聞いた瞬間、こころが跳ねた。
物腰の柔らかい声と言葉遣い。
「お疲れ様です」
そんな、挨拶くらいしかやり取りしない貴方。
顔は、ちゃんと見たことがない。
忙しくてそれどころじゃない時間というのもあるけど。
何だか恥ずかしくて、顔がちゃんと見れなくて。
その声を聞いた瞬間、いつもドキッとする。
いつ頃からか、貴方が来るのをこころ待つ私がいた。
仕事を止めようとした…けど。
貴方がいるから、やめないでいる。
貴方の声に…恋をしました。