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しゃべる男・三衣

●某日、職場にて●



三「泣いてもええか」



千「ダメ」



三「いいや限界だ!泣くねッ!」



千「吉良はやめときなさい。使い古された感があるわよ」



三「うむ。ほなやめとこう」



千「ずいぶん聞き分けいいじゃない」



三「正直、そんなに余裕があらへんのが実情や」



千「ま、ちゃんと限界の前に言ってきたから許してあげる」



三「確定申告……面倒やのう」



千「前もってやっとかないからでしょー?

  ほら、前期分終わったわよ。後期分の領収書出して」



三「かたじけない。

  後ろのカラーボックスの下から2段目」



千「報酬は焼肉かしら?それともお寿司?」



三「ラーメン」



千「燃やすわよ。領収書」



三「回らないお寿司のお店を用意して御座います」



千「よろしい。そういえばさ、聞いたわよアレ」



三「んー?どれ?俺の浮いた噂?」



千「ありもしないものを言わないの。

  アレよ。『夜更かし情報局』とやら」



三「おー、聞いてくれたか。現実逃避しながら録ったアレな」



千「それそれ。そんな暇があったら仕事しなさいホントにもう。

  でさ。あれ、もうちょっと手を加えてみたら?」



三「ほう?」



千「オープニング入れるとか、効果音つけるとか」



三「よりラジオらしくっちゅうこっちゃな。

  画像だけっちゅうのも淋しいから、そこは字幕とか

  画像の差し替えでネタ挟んでいこうかな思とるんやけど」



千「惜しむらくは、三ちゃんに絵心がないって事ね。

  既存の画像から持ってくるしかないものね」



三「何や書いてくれてもええんやで?

  元美術部員さん」



千「気が向いたらね。元化学部長さん。

  何で第1回がさつま揚げで第2回がビールなの?」



三「そら、俺の好みよ。トークの中に出てきたし」



千「第一回にさつま揚げの話は出てないわよ?」



三「……え?」



千「確認してみたら?」



   ○   ○   ○



三「ほんまや。一言もしゃべっとらん」



千「そりゃ確かに天狗と三ちゃんの好物だけどさ。

  一言くらい入れようよ。なんの関連もないじゃない」



三「ちょいちょい。間違えたらあかん。俺と平太郎の好物や。

  俺の方がさつま揚げを愛しとる」



千「……小さな所に拘りをもつ男って、嫌われるんじゃない?」



三「阿呆な。自分を貫いてこそ男やないか。

  ま。どうでもええ所に拘るヤツは小さい男やけどの」



千「三ちゃん……、自分を顧みる事って大切だと思うの。

  あと、三ちゃんは現実的に小さいからね?足も短いし」



三「千づっちゃん、俺になんか恨みでもある?」



千「そりゃあ、デートのはずがどうしてこんな事務作業にと思えば。

  愚痴やら嫌味やら文句やらも言いたくなるわよ」



三「ユウ君に仕事の予定が入ったんは俺のせいちゃうからな!」



千「うるさい!全部三ちゃんのせいよ!もーっ!」



三「八つ当たりうぜえ!」



千「今ならおまけに八卦掌もついてくる!」



三「放つな放つな!しかし、なんで八つ当たりって言うんやろなあ」



千「方角の話じゃないの?全方位に当り散らす、みたいな」



三「つまり、八方位の隙間に逃げればええんやな。

  そしたら千づっちゃんの八つ当たりを回避できる、と」



千「甘いわね。今の私は64方位まで当り散らす事が可能よ」



三「八卦六十四掌!?」





 活動報告。なろうのサイトにある機能の一つですね。ブログ的な感覚のものもあれば、宣伝ツールに使う方もいる。コミュニケーションツールでもありますね。

 ユーザーの顔が見える数少ない場ではありながら、これと決まった使い方が決まっていないのが多様化の原因だと思います。


 じゃあ、音声で活動を報告したり、作者の情報が得られてもいいじゃないですか。やってみて駄目なら後で反省。面白そうだと思ったことはやってみないと。何も制限などないのですから。

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