女性社会
「女性だけの街」を作ろうと頑張っている自称フェミニストですが、最近は「女性だけの部屋」に縮小されました。
過去にも幾度か女性のみの社会を形成しようと試みられていますが、現在のところ成功事例は古代に存在したアマゾネス部族ぐらいかもしれません。
そのアマゾネス部族も度重なる戦争で滅びてしまいました。
人類以外では、蜂や蟻が雌主体の社会を構成しています。女王蜂や女王蟻を中核として末端の働き蜂・蟻に至るまで全てが雌の社会。雄は繁殖用に使われてポイ捨てされます。
哺乳類ではハダカデバネズミの近縁種が雌主体の群れを構成しております。
また我が国も太古においては母系社会が形成されていたとされ、その痕跡が平安期の通い婚に残っていたと考えられます。
人間が考える事柄はそのほとんどが実現可能らしいのですが、「女性だけの街」が成功しない理由は何でしょうか。
その第一に挙げられるのが、力仕事ができないことではないかと言われています。
その次に来るのが、責任を取る立場の成り手不足と、労働を忌避する意識の強さでしょう。
女性が力仕事をできないのは、つい最近のフェミニストの騒ぎ立てた事例からも明らかです。
なんと、素麺を茹でるのが重労働らしく、侃々諤々の応酬となっていました。
事の発端は「自立した男女」を巡る攻防でした。
その中で家事を労働とするかどうかで揉めた挙げ句の果てに、「家事も育児もできない男性は自立しているとは言えない」という主張が披露され、それに対して「大学生の独り暮らしでも家事はしているでしょう?」と反論されます。
そこから更に「大学生の独り暮らしぐらい、家事の内に入らない」と返され「じゃあ、パスタを茹でる六分間と、素麺を茹でる二分間のどちらが重労働なのか?」の問い掛けに対する自称フェミニストの回答が以下の通りです。
自称フェミニストの主張をまとめると、素麺を茹でる二分間が熱さと暑さの上、鍋を持ち上げて湯切りし、冷水で素麺を締めるのが力仕事に値するそうです。
更に付け合わせの調理や盛り付けも含めて重労働らしく、ネット上では「後出しするな」と批判されていました。
私から言わせてもらえば、パスタにしてもパスタ単体だけを茹でるだけではなく、付け合わせやソースの調理もあるのですから、素麺の方が楽でしょう。
私の場合、以前の出張先で宿泊施設と職場が近かった頃、昼休憩には宿泊施設に戻って素麺を茹でて食べていました。手軽で簡単、付け合わせや薬味もその場で用意して、暑さで食欲がない時でもスルスルと食べた記憶があります。
また亡母が軽度の認知症でしたので、食事の支度は私が一切合切していた時期もありますが、夏場の手抜き料理として素麺と付け合わせのサラダなどを用意していました。勿論、めんつゆは素麺を茹でる前に出汁から作り、氷水で鍋ごと冷やします。
あれが重労働としたら、普段の業務は過酷を通り越して違法業務になりそうなのですが、キチンと労働基準の範囲内に収まる通常業務ですから、自称フェミニストは仕事が全くできないと放言していることになります。
なおこの騒動では全方位に向けて悪意を振りまいた方がいらっしゃいましたが、本当に底の浅い方とお見受け致しました。
一方で自称フェミニストが黙りを決め込んだ事例もあります。
それは与謝野晶子の主張で「女性は経済的に自立し、国や男性に頼らない生活をせよ」とのことです。
私からすると与謝野晶子は二重基準の代表格みたいな方ですのであまり論拠にはしたくないのですが、世の自称フェミニストの方々はこの主張を無視せざるを得ない状況に追い込まれたようです。
自称フェミニストの主張では、男性の労働は簡単で楽な内容、家事は大変で過酷なものとのことでしたから、男性を専業主夫にして女性が稼ぎに出れば良いと思うのですが、世の中はそうはなっていません。
以前も被災地へやって来た自称フェミニストが「食事の手配を女性に押し付けて、男性は何もしていない。男性も食事の支度を手伝え」と述べていらっしゃいましたが、女性が食事の手配をしている間、男性は外で瓦礫の撤去等の重労働をしていました。
瓦礫撤去等の力仕事には怪我をする危険性が潜んでいます。そうした重労働を女性にさせず、屋内で家事に専念してもらうのは女性に配慮した分業でしょう。
自称フェミニストの主張通りに女性にまで重労働をさせた場合、「女性に重労働させて家事をしている男性は何だ?」のような批判が巻き起こるのは火を見るよりも明らかです。
どうして自称フェミニストは視野が狭いのでしょうか?
自称フェミニストの発言は毎回のように場当たり的で、一貫した主張が見えません。
唯一見える一貫した主張は「女性が楽して過ごせるように、男性が全てを行え」のような自堕落な内容に終始しています。
このような無責任な体たらくを続けると、世の男性は女性の主張を無視するようになるでしょう。
その先に待ち受けているのは、女性蔑視と差別の横行する世界かもしれません。
既に「自称フェミニストは男性が素麺を茹でていると、そんなもの家事の内に入らないと言い出す」と揶揄されていました。ここまで来ると漫画の世界ですね。
なお、この一件で「そーめん作るのは重労働だよ」と書き込んだ素麺製造会社の社長さんのアカウントが炎上しています。
半田素麺は美味しいので、不買運動とか言わずに一度ご賞味下さい。
それと、冷やし中華の麺のみにつゆだけかけても美味しいと投稿した、大手メーカーさんの味ぽんを不買すると息巻いている自称フェミニストさん。
不買リストを拝見しましたが、生き辛い世界になっていそうで心配です。
早く、現実が見えるようになると良いですね。
ただ、この大手メーカーさん、筋違いの苦情にお詫びをしていましたが、対応を間違っていますよ。あのような筋違いと勘違いで暴言を吐いたような人物の方がメーカーさんに謝罪するのが当然で、メーカーさんは御社の製品を紹介していただけですから、そのような状況で謝罪していては今後は御社の製品を紹介できなくなります。
各社の広報さん、自称フェミニストの癇癪に一喜一憂する必要は全くありません。あの界隈はサンドバッグになりそうな企業を探しては難癖つけているだけですので。