表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アン・シャーリーという名の、ちょっと様子がいい男子  作者: るきのるき


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

55/66

45話 アン・シャーリー、夜鳴きヌードル屋に勘定を払う・1

「どうだい、景気のほうは」とおれは、ロブスターそばを食べながら聞いてみた。箸を使えない人たちは、フォークとスプーンを使って、くるくる、って回して持ち上げて、ぱく、と食うんだけど、すでに箸の使用はグローバルになっている。


 単に、この『赤毛のアン』の架空世界が、日本人仕様になっているだけ、という見方は、ある。


「入れ物は、フチがぎざぎざとか、いい器とかじゃなくて、プラスチックのカップか」


「プラスチックじゃなくてスタイロフォーム、ね。箸はディスポーサブルで、誰かが使ったようなもんを使い回しているわけじゃないから、きれいだよ」


 発泡スチロールと割り箸、ね。でも……。


「ロブスター以外の中の具は、ちくわじゃなくてちくわぶだな」


「うちはそのほうが人気あるんだよ。味が染み込んでて、ふわふわしてて食感がよくて、これはちくわじゃなくてちくわぶじゃないか、と怒りやすいとか、利用者があって」


 ちくわぶの味は、普通。めん、つゆ、もたっぷりの量があって、つまり我慢すれば食べられないことはない、みたいなこともない。グリーンゲイブルズのキッチンで食べるカップ麺より風情がある。


「じゃ、勘定をしようか。いくらだい」


「10000セント」


「そりゃ高いよ! 夜鳴きそばの値段って、16文…セントが普通だろ」


「うちは10000セントなんだよ。いいか、ちょっと財布を出してみろ」


 おれは、小銭がじゃらじゃらと入っている、というか小銭しか入っていない、きんちゃく型の財布をまるごと渡し、親父はそこから5枚の1セント硬貨を取り出した。


「女王陛下の肖像があるほうを「0」とするだろ、「1」と単位が書いてあるほうが「1」ね。それをこう並べる」


10…2

100…4

1000…8

10000…16


 まさかの2進法!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ