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196  作者: Nora_
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「え、同性同士……ですよね?」

「うん、だけどほら、最近はそういうのあんまり関係ないから」


 これはちゃんと秋から許可を貰っているから問題ない、まあ、仮に許可を貰えてなくても秋に興味を抱いているから教えていたかもしれないけど。


「笠見さんが受け入れるとは思いませんでした」

「え、それはどうして?」

「あ、や、やっぱりなんでもありません」


 ああ、秋が自分から近づくことはなく優惟からいつも行っていたからか、細かく見ていなくてもある程度は分かるというものなのだろう。


「ただ、士郎君的にはあんまり嬉しいことではないみたいですね」

「うん、だって相手をしてもらえなくなるからね」

「ゼロというわけではないですけど確かにそういう存在ができる前よりは一緒にいられない時間が増えるでしょうね」


 現在進行系で似たようなものだった、話しかければ相手をしてくれるけど自分からは来てくれなくなったから困ってしまっている。

 それはそれこれはこれ精神でこれからも一緒にいたいものの、彼女がいるということで秋のスタンスは変わらないだろうな。

 でも、多分普通ならそうするだろうから秋が悪いわけではないというのが今回の難しいところだと言えた。


「きみという彼女ができてもこればかりはね、あ、だからって勘違いをしないでね」

「大丈夫ですよ、まあ、私が好きだとぶつけたときにあなたが言ってきたことは忘れませんけど」

「はは、魅力的なきみがいてもあのまま秋が甘えてきてくれていれば確実に負けていたからね」

「むぅ、笠見さんはずるいです」

「心配しなくていいよ、秋はもう優惟の彼女なんだから」


 コーヒーも終わったからお店をあとにした、手を繋いで歩くことが当たり前になっているから彼女の温もりを感じながら歩いて行く。


「連絡先を交換してもらいましたから今度は一人で会いに行きます」

「えぇ、僕も誘ってよ」


 というか、そのことを秋も彼女も教えてくれないのは何故だろうか、いつの間にか会って仲を深めている。

 秋の特別な相手は優惟という同性の女の子なのに秋の方が考えずに行動してしまっているわけだけど、ちゃんと分かっているのかな?


「嫌です、二人だけの世界を構築されても困りますし、私だって笠見さんと色々と話したいんですよ」

「なんでそんなに気に入っているの? 僕経由で多少の情報を知っていたというだけなのにさ」

「分かりません、だけどいい子じゃないですか」

「それはそうだけどさ」


 よし、それなら今度は僕が優惟みたいに秋を追えばいいか。

 なんてね、ストーカーなどと言われても嫌だから怪しいと感じたら直接聞こうと決めたのだった。

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