あやとり
タワーを作りたい
そう思った子供の頃
夢に浮かべるそのタワーは
山の上から見える絶景
煌めく沢山の星を見渡して
人々の生きる街を見渡して
家族皆でそこへ行きたい
そう思った子供の頃
蝶が幾度も飛び去って
タワーに対する熱意も忘れて
街の風景は形作られる事もなく
糸はいつしか解け落ちた
指に掛けていた糸の存在も忘れる
拾った赤い糸に付いた埃を
箒で掃ってくれた人は
赤い糸も共に握ってくれて
一人でしていたあやとりは
いつしか二人で共同作業
タワーを作りたい
そう思った子供の頃
夢に浮かべるそのタワーは
山の上から見える絶景
煌めく沢山の星を見渡して
人々の生きる街を見渡して
家族皆でそこへ行きたい
そう思った子供の頃
蝶が幾度も飛び去って
タワーに対する熱意も忘れて
街の風景は形作られる事もなく
糸はいつしか解け落ちた
指に掛けていた糸の存在も忘れる
拾った赤い糸に付いた埃を
箒で掃ってくれた人は
赤い糸も共に握ってくれて
一人でしていたあやとりは
いつしか二人で共同作業
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