死
僕は何も信じない。
何回も裏切られたやつの末路だ。元カノが浮気、両親には暴力を何度も振るわれ愛というものそのものを僕は認めてない。憎いだけの存在でしかないのだ。
始業式を終え、帰路を辿りながらふと何故僕は生きてるのだろうと不思議に思う。なぜ、こんなに必死に生きようとしているのか不思議で仕方なかった。道路に足を踏み入れる。前をよく見ていなくて、その時のことをあまり覚えていない。ただあの日、あの時、右の方から高速で走ってくる車のエンジンの音とぽかぽかとした暖かい太陽の光が僕の背中を温めていることを認識した。そのほんのわずかな時間の後骨が砕ける音と共に視界に映り込む赤く点灯していた信号機。ぼやけてきていた視界はどんどん暗くなっていって、猛烈な痛みと共にひとつの言葉が脳裏をよぎる。
「僕…もう死ぬんだな」
そのうち、体の至る所を苛んでいた痛みさえも消えて、何も無い暗闇の中に1人ポツンと置いていかれるのだった。
どうも彩です!
この連載の後書きでは少しばかり作者の話をしていくぞ!
今回は主人公の設定について
私自身愛に関しては不運な人生を過ごしてきたんですがとてつもなく辛かった(今でも思い出したりして辛い)です。
今回の小説の主人公新荒健斗はとてつもなく私に似てます。
性別だけは違いますがねw
そんなこんなで「さくらの消える頃に」
ぜひこれから楽しんでください!