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            【616】 小 説 誕 生 の 秘 密 

 

        初孫誕生で浮かれた昇造は初めて小説を書いた。処が其の直後に余りにも

        悲しい事件‼。更に精神崩壊の危機‼。其れをどの様にして乗り越えたのか?。1


★先ずは昇造の懺悔。『歴代のオンナ』と『色々なオンナ』で活躍して居るのは専らアクションスター宗樹。昇造は単に紹介して居るだけで彼が遣ったのは専ら迷宮漂流。

実は小説の元ネタは殆どが宗樹の日記帳『節月花』由来で実質的には宗樹は小説の原作者に等しい。しかし宗樹は目立つことが大嫌い。更に宗樹の妻の三恵子はプライバシーを

他人に晒すことを此の上ない恥と考えて居る。処女作『彼女と私の事情』の執筆が露見した時も昇造は三恵子の凄まじい怒りの炎に焼かれてあわや焼死寸前。しかし結局は

宗樹も了承済みと言うことでしぶしぶ黙認。其れ以降も昇造は宗樹の日記をネタにしてハナシを書き続けて居る。そ~言うことで著作権云々の問題は全くない。(ホントに大丈夫?)。


▼昇造が小説を書き始めた表向きの動機はヒマ潰しのイチビリ。親友宗樹の体験談を元に2018年8月に『彼女とワタシの事情』を脱稿。しかし2019年12月から或る事情で

近未来SF小説『平和な未来』を一挙に書いた。其の後ようやく落ち着いた昇造は何故か突然『宣道一亀のエッチ小説プロジェクトシリーズ』に着手。2021年3月下旬に

シリーズ第一巻『夫々の女』を発表。第二巻『様々な女』ではやや長目のハナシに挑戦。更に続いて怪奇で神秘的な第三巻『面妖な女』を発表。小説家デビューの切っ掛けは

偶々『花嫁は妊娠中』を見た老人会の会長が小説をメッチャ気に入り会報に掲載。思い切った英断若しくは暴挙?。是を偶然或る老人の息子が目にして注目。


▼偶々彼の勤務先は出版社。2020年8月に雑誌に掲載すると意外に好評。其れからハナシはトントン拍子。書き上げて居た小説は次々に世に出た。劃して昇造は俄か小説家。

昇造は更に2021年12月に自叙伝『歴代の女』を発表。小説ドラマ化の要請に対して2022年6月に検証目的で書き下ろしの『夫々の老夫婦』を映像化。エーアイを活用した実験は

大成功で昇造の小説は順次ドラマ化。出演者の顔も声も全てアニメ差し替えと言う独特の構成が注目されて居る。現在は第五巻『歴代のオンナ』の完結篇に相当する第六巻の

『色々なオンナ』を鋭意執筆中、発刊予定は2024年6月。処で一向に世に出ない『平和な未来』はあれからど~為った?。(説明のない第四巻も謎)。


▼実は現在は大激動に進化てか変質?。極めてマジメな近未来SFをSFエッチ小説(新ジャンル?)に改造した『世界中オンナ』を製作中。原作は如何にも固かったので模様替えかな?。

勿論根本の主張は変わらない。処が此処でまたまた昇造の衝動で(ダジャレかな?。偶々です)唐突に『惟小説プロジェクト』為るものを立ち上げて仕舞った。其れでパワーは

忽ち分散中。少し紹介するとプロジェクト名は由井小雪の捩り。第一作目の『虎屋甚兵衛の決心』は脱稿。『ペットは天使』と言うのも執筆中だが現在進行形。時空間がリアルなので

何時の時点で締めればよいのかが難しい。他にも宗樹の出向、バイトシリーズの第一弾『大地震の爪痕』も書いたが纏める前段階で停滞中。まあこれらは自費出版と為る見込み。


▼此処からそろそろ裏事情のハナシ。2017年8月15日で昇造は満72歳。此の日昇造に待望の初孫が誕生。末娘の玲奈が35歳にして産んだ第一子。是は嬉しい‼。更に干支も同じ。

二重三重の喜びで昇造は有頂天‼。舞い上がりイチびる昇造は2018年8月に宗樹の体験談をネタにして生まれて初めての小説を書き上げた。処が翌年の1月中旬に為って

まるで大地が裂けるほどの衝撃の大事件が起こる。其れは自分の72歳の誕生日に生まれた孫昇樹の急死‼。実は昇造と宗樹は昇樹の祖父。其れがそもそもの名前の由来。

昇造にとっては初孫で玲奈にとっては初めての子供。玲名は正に半狂乱‼。しかし人前では必死に耐えて居た。亡くなった経緯を聞いた家族は絶句‼。


▼昇樹は少し微熱があり和樹の運転で通院。医者は只の風邪と診断。特に精密検査はなし。クスリを貰って帰宅。夜には上機嫌で親子三人で楽しく遊びやがて就寝。此の時昇樹は

1歳5ヵ月だった。処が突然真夜中に異変‼。駆け寄るとベッドから立ち上がって苦しそうに悶える。しかしど~する事も出来なかった。間もなく救急車が来たがすでに呼吸停止。

警察は死因解明の為に司法解剖をすると言う。「可哀想に‼」経緯を聞いて一同只涙。しかし昇造は何故か泣けなかった。正確に言うと涙が出せなかった。そして今はすでに夕刻。

するとようやく警察が訪問。死因が分からないので是から大学病院で更なる精密検査を実施。昇造たちは孫の昇樹に会えぬ儘仕方なく一旦引き上げた。


▼明くる日の午後に電話するとさっき連絡があって解剖は午後だと言う。結局帰って来たのは夕刻。何度見ても只眠って居るとしか思えないキレイで安らかな死に顔だった。

悲しみが極まった昇造だが先にオンナたちが泣く。そして夫の和樹と其の父の宗樹は泣かない。なので自分も泣けなかった。人目があるとオトコは泣いてはイケない動物なのか?。

何処にそんな法律がある?。しかし何故か涙が出せなかった。こんなに悲しいのに‼。西田敏行さんは素直でエラいなあと何故か思った。其れで肝心の死因だが、

結局は死因不明‼。追跡調査はすると言う。しかし具体的な内容は分からない。其れでホントに死因が分かるのか?。訳の分からない怒りと口惜しさ‼。


▼お葬式に来てくれた玲衣子の兄康弘の長女はナースで昇樹と似た症例をを耳にした事があると言う。勿論極めて稀な事例。説明に依ると偶々血管内にインフルエンザウイルスが

侵入すると稀に脳内にまで到達。すると稀に呼吸中枢を冒す。其れで遂には呼吸が出来なく為りやがて心停止を引き起こす。な、なんと。其れは余りにも惨酷な話‼。では昇樹は

呼吸が出来なく為って苦しんだ挙句に窒息死?。すると周りのみんなは其れで納得して気持ちの整理を着けようとして居ると感じた。藁にも縋(すが)ると言う言葉もある。更に如何にも

納得に値する説明ではあると昇造も思った。しかし其れで昇樹は納得するのか?。仮説で納得して堪るかと言う怒りの炎が突如噴出‼。昇造は跳んでもない言葉を発した。


▼処が一瞬早く宗樹がバクハツ。「でも大学病院は原因が分からないと言って居るんです‼」康弘は困惑の表情。よく言ってくれたぞ宗樹‼、と昇造は思った。宗樹はスグに謝罪。

「親切に教えて頂いたのにスミマセンでした」「イエ、いいんですよ」宗樹の怒りの咆哮で昇造は危うく失言を免れた。ヤッパしイイ弟です。やがてお葬式。オンナたちは

頻りに泣いて居た。しかし火葬場の扉が閉まり控室に入ると途端に空気感は一変。そして骨上げの時には最早泣く者は一人も居なかった。お葬式とは、そして火葬とは

人間の全ての未練を断ち切る儀式なのか?。宗教には人間の意識を死者を弔い明日に向かわせるチカラがあるのか?。しかし其の時にはなにも考える気力がなかった。


▼4月に玲奈から連絡が入った。大学病院で組織培養の結果が判明。矢張りインフルエンザウイルス感染の痕跡が見つかった。病名は急性髄膜炎。劃して遂に仮説は証明された。

一時(いっとき)は悲しみを胸に納めた昇造だが自分の誕生日の前夜に跳んでもない夢を見た。其処では昇造は74歳。孫の昇樹は2歳。二人合同のお誕生日。正に幸せの絶頂‼。

翌朝に目覚めた昇造の悲しさと空しさは想像に難くない。確かに今日で自分は74歳だが昇樹の2歳の誕生日は永遠に訪れては来ないのだ‼。正に夢で極楽起きれば地獄。そんな夢を

見て仕舞った自分が只々恥ずかしく腹立たしく許せなかった。「自分はまだ未練を引き摺って居るのか?」昇造はトコトン打ちのめされた。


▼其の後も昇造は生きる気力が日々やせ細って行くのを感じて居た。「あ~是はもうダメだな。自分は必ず近々発狂するだろう」心身に全くチカラが戻らない様な気がする。

顧みれば自分は今日までなにをして来たのか?。なにを求めて生きて来たのか?。自分の人生はすでに報われたのか?。確かに今でも十分以上に幸せ。其れは確かに、

絶対に間違いない。しかし此の悲しみはど~しても消せない‼。此の儘では何れは動く気力もなくなり寝たきり老人に為る運命(さだめ)。昇造はふと未来に思いを馳せた。

今もなお世界各地で戦争は消えない。交通事故も減らない。日々起こる人身事故。大量輸送が招く大量の犠牲。自然環境の大切さを忘れた人間の自然破壊が齎した地球温暖化。


▼自然環境の変質と風水害の激化。活動期に入った地震国日本。閉塞感に支配された現代社会。明日への希望が見えない労働環境。是では少子高齢化も郁子なるかな。

大都市と過密社会の行き詰まり。経済原理と効率優先の非人間性。人類の行く末の為になにかして於きたい‼。劃して今依りはマシな世界、SF小説『平和な未来』は生まれた。

突然の使命感で近未来SF小説を書き始めた昇造に協力者が出現。間もなく昇造は宗樹と共同で具体的なシナリオ策定を開始。初めの内は呆れて静観の智有も

何時しか二人の熱意に感じ入り、主に科学的知見の裏付け監修を担当。三人寄れば文殊の知恵。果たして小説は完成するのか?。


▼翌年4月。立ち直った昇造は『エッチ小説プロジェクト』に着手。実は是は『平和な未来』を世に出す為の布石。昇造は考えた。こんな真面目な小説を素人が書いても誰も注目しない。

先ず得意のエッチ噺を自分のエッチ体験を活かして書いて見よう。若しも其れがそこそこでも売れれば名前の認知度も上がる。其れから満を持して出そう。是が昇造の戦略。処が彼は

生来のドスケベ。水を得た魚の様に一旦書き始めたら止まらない。やがて『夫々の女』と『様々な女』が完成。更に『面妖な女』が始動。是は智有の思い出話が切っ掛け。2020年8月。

偶々の切っ掛けで『花嫁は妊娠中』が注目されデビュー。翌年の2021年12月には自叙伝『歴代の女』を発表。更に現在は智有とダベリ会のハナシがネタの『色々な女』を執筆中。


▼処女作の『彼女とワタシの事情』は宗樹の大震災体験までを書いて居て膨大。是を次男誕生時点で完結にしたのが『奥様は子連れ』の草稿。ちなみに自叙伝を書いた動機は

健児、宗樹、智有と智明親子に対する罪悪感?。親友のプライバシーで儲けたと考えて居るらしい。しかし決して興味本位の暴露話ではない。自叙伝にしても内容的には

かなり真面目に自分の人生を告白して居る。其れは己(おの)が人生に対する懺悔。友人に対する感謝かも知れない。以上で昇造の解剖終了‼。今は『色々なオンナ』と並行して

『平和な未来』を柔らかくエッチっぽくした『世界中オンナ』を作成中。元々の成り立ちは結構真面目?。しかしSF仕立てにしたのが致命傷。彼方此方で無知を露呈。


★最後の最後に昇造から此のプロジェクトのポリシーに付いて一言述べさせて頂きます。「小説の見本は笑い絵(春画)です。”わ~エッチや‼”と笑って頂ければ本望ですヨロシク」

      斯くの如く昇造のイチビリと挑戦はまだまだ続きます。其れでは是にて昇造のエッチ小説プロジェクト構造論、解説終了で御座います 【2024年6月下旬】★



          ★【第六巻】産婦人科院長浪速智有『色々なオンナ』是にて完結。深謝‼


★『宣道一亀のbm小説プロジェクトご紹介。第一巻『夫々のオンナ』、第二巻『様々なオンナ』、

第三巻『面妖なオンナ』、第四巻『奇跡のオンナ』、第五巻『歴代のオンナ』、第六巻『色々なオンナ』

(第一巻から第六感7までは別サイト『ノクターンノベルズ』の『夫々のオンナ』で掲載中です。ヨロシク)。


   ★次回からは愈々松本伊代。【第七巻】近未来SFエッチ小説『世界中オンナ』を掲載します。



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