15.南国へ
読んでいただきありがとうございます!
「エド!」
学園でエドを見つけて走った
エドははぁーと
「まずは、挨拶だろ」
確かに淑女とは程遠い…
「おはよおはよ!」
「一回でいい!」
エドは本当に優しい。家族みたいだ…
エドは優しく頭をなぜた
「優しいママを持ったよ〜」
目で分かるようにエドは少しイラついた。
「誰がママだ!」
「話は変わるけど、エド南国について知ってる?」
「話変わりすぎ…南国?」
エドははっと何かを思い出した
「2週間だけお試し留学できたよね?ポスターに書いてたよ?」
「留学?!」
これはチャンスだ!!
「でも、殿下の騎士の仕事が…」
「今日王宮で聞いてみれば?」
「確かに!」
私はドアをノックした…
殿下…ん?まて手袋…貰った?意味…
急に恥ずかしくなってきた
ああ、、なんだこの気持ち…顔が熱い…
殿下はドアから顔をひょこっとだして
「なんだ…?ヒラリー何回も返事したけど?」
「ぬぁああああっ!なん、なん、なんでもないです」
殿下は首を傾げていた
恐る恐る部屋に入った…
恥ずかしい…また2人きりというのも恥ずかしい…
「留学したいんだって?」
「…はい」
「確かにノノとエドから聞いてる。こっちにはアーシャもあるから、一応君と一緒に行って欲しい人がいるんだ…」
「ヒラリー?熱でもあるのか?顔真っ赤だぞ?」
とおでこに手を当てる
「わわわわわ!なにを!」
やばい顔も近い…
「もしかして、手袋の意味知っちゃった…?」
殿下も照れながらいう
私はコクリと頷く
「そっか。南国でこの日に舞踏会があるんだ。出席しないといけなくてさ、その時はエスコートさせてくれるかな?」
え?殿下が?
「わたしと?!ですか?」
「あぁ」
すごく照れながらさそってくれている
「よ、喜んで…」
殿下はすごく笑顔を向けてくれている…
綺麗な笑顔…
じっと見つめてしまって殿下は
「少しは意識してもらえてるね…」
と嬉しそうだった。
その日はなんだか忘れられない…
留学に一緒に行って欲しい人って…
「セシル先生!?」
「あぁ」
メガネをくいっとあげる
セシル先生とはあまり話したことないなぁっと思いながら会話が思いつかない…空気が重い…
「なんで、セシル先生なんでしょうか…」
「私は南国出身だ」
へぇー知らなかった…
セシル先生の髪色綺麗だなあ…綺麗な銀色
「綺麗な髪色…」
セシル先生は見飽きるぞと言う
熱い日が続いていますが
体調変化にお気をつけてください!