10.残された日数 中
読んでいただきありがとうございます!
暑い日が続くので、水分補給しっかりしてくださいね!
アーシャ様は殺す以外ないのかな…
「頼みたいんだ…」
レイチェル様が私を見ながら言う
「助けてくれ」
「まて、ヒラリーは一回ナイトを使うだけで暴走するかもしれない。」
「見たんだ兄上の部屋で資料を…ノース嬢ならできるかもしれないじゃないか…」
セシル先生はこちらを見て
「気を失わせる…とかですか?レイチェル様?」
セシル先生は提案をする
「暴走時に外部からは無理だったじゃないか!」
エドが応える
「でも、内部からはいけるかもしれません。」
「ヒラリーにそんな…危ないことを…」
エドは悲しそうにする。
「頼む、ノース嬢…」
レイチェル様や心配してくれるエドの気持ちはすごくわかる
私にはどうすれば…
「死んでほしくない…」
私はアーシャ様は死んでほしくない。
でも、私が暴走したら…?
「私が暴走しても…エドがいるから何とかなると思うし、」
「え?」
エドは考えながら
「しかないなあ。ヒラリー。」
と笑う
アーシャ様は何か思い出したようで
「エドワード様は…婚約者いらして?」
エドは顔が真っ赤になる
何やら私の方を見ているような?
「居ないよ!」
アーシャ様はニヤニヤして笑う
何やらレイチェル様にコソコソと話して去ってしまった
セシル先生も何やら察知して
「仕事に戻るよ」と去ってしまった…
いつのまにか二人きりに…
エドは顔が赤くなって
「今度の第4王子主催の舞踏会エスコートさせてもらえないかな?」
え?
「叔父様と行くかもしれない」
エドは落ち込んで
「そっか…」
落ち込んでいるエドを見ると何か可哀想で
「でも、誘ってもらえたし…エドと行こうかな?どう?」
エドはもちろん!と大きな声をあげてくれた。
エドは私が両親がいなくなった時からずっとそばにいてくれてるなあ…
ヒラリーとエドの急展開!!!
きゃー!
ヒラリーの初彼氏はいい子ではなく、やんちゃな子でした。中学生に入ってから少しずつ私達から離れてしまいました。アーシャはヒラリーと同じ中学校だったのですが、違う子とつるんでいたようです。
ヒラリーは成人式の時に久々に会いました。やっぱり少し派手な友達とはしゃいでいました。
きっと、こうやってこんな物語を考えて歩いてたことは忘れてるだろうな。