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砂時計が輝く夜

作者: 白夜いくと
掲載日:2024/05/15

自分の気持ちでさえ宙ぶらりんな今日この頃

みなさんいかがお過ごしですか?


私は……私はですね

夜を数えることとします


今時は携帯機器で測れば正確なデータが採れますね

でも今はそんな気分じゃないのです


なんだかぼんやりと、窓から時の経過を見守りたい

そんな気持ちです


だから砂時計を持ってきました

四角い透明なガラスに入った白い砂

倒して三分数えます


(空と砂時計、どちらを見れば良いのか……)

一回目は気が付けば砂が落ち切っていました


なんだか、今日の私みたいだな


そんなことを思いつつ二回目

(今度は空を眺めるぞ!)とソワソワしました


……、

…………。


まだかな

まだかな


気になって砂時計を見ました

砂は半分も落ちていませんでした

空の記憶もあいまいです


あぁもう、ホントにそういうとこだぞ!


三回目は砂時計を眺めていました

音もなく落ちる白い砂と横切る車の気配

空が迫っている気がしたけれど、我慢して見続けます


(!)


砂時計が全部落ちた後に窓を見てみました

雲が子どもの落書きの様に重なっているではないですか


暗く、深く、どっしりとした(あい)


たった三分落ちる砂を眺めただけです

空はその間、夜に成る準備を始めていたのですね


私はもう一度砂時計を倒しました

今度は寝る準備をするために

悪夢を見ないために


綺麗な砂の夢を、見させてね

そんな願いを込めながら

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