我報告
昼・・・・・
此方は和寝室・・・・・
相手は森の中・・・
「でだどうだ」
とぼけた男は・・・・
茶髪碧眼・・・・・
くたびれたマント・・・・
服・・・・・
少しやつれている・・・
「こっちは上手くいっている」
「ただシャミラを出せない」
映像と通信で会話をしている・・・
告白から二日たっている・・・
とぼけた男ツウヤ・メロウは・・・・
「シャミナ・・・」
「なあ言っておきたい事が」
「なんだ」
「王族には病が」
「ツウヤは有るのか?」
「シャミラなら治した」
「ツウヤは無いよな?」
俺はシャミラを見つめ回答を待つ・・・
「無い」
「病は力・・能力の使い方が原因」
「要は術式に問題がある」
「ツウヤは術式を引き継いでない」
「そうなのか?」
「遺伝の様に引き継がれる」
「呪い」
「親のどちらかが強く拒否したのだろう」
「呪いは心の持ちよう」
「シャミナが生まれる際は」
「何故か容認したが」
「・・・・それは俺が生まれた時」
「無能だと騒ぎに成り」
「国が傾いたからだろう」
「そうか呪いは祝福でもある」
「強く肯定」
「シャミナは色濃く呪われた訳だ」
「ほんとに大丈夫か?」
おっとシャミラが転びそうに・・・・
俺は能力で支える・・・・
「ああ今は呼吸は自発的に出来るし」
「はぁ?」
「俺が我が付きっきりで24時間支えてる」
「万能城の中だからこそできる」
「ああ成る程」
「シャミラが出たくないと」
「声も聞かせたくねえよなぁ・・・・」
「ああそうだ」
ツウヤは押し黙り・・・・
俺は待つ・・・・
シャミナを見つめつつ・・・・
頑張って歩くシャミナ・・・・
はっきりと頑張りすぎと思うが・・・・・
強く止められない・・・・
そういえばシャミナは・・・・
ツウヤも頑張って強く成ったと・・・・・・
才能と努力に優れた血なのかもしれない・・・
ツウヤが口を開く・・・・
「そういう仕組みか」
「生まれた時から術式を埋め込まれ」
「しかし何で短命に」
「それは無理に引き出し」
「日常全てを能力で賄い」
「術式が苦手な」
「コップ持つに莫大に余分に使う」
「先ず最大」
「次抑えるのに最大よりほんのわずかに劣る・・・」
「もういい」
「呪いだなマジで」
「もう消えたがな」
「其れは朗報♪」
「ツウヤやつれているが」
「倒られると困る」
「敵か吹き飛ばそうか?」
「万能城で」
ツウヤは笑い・・・
「キンタよシャミラみた・・・・」
ハッと・・・・
「なあじゃあ情報をくれないか」
「処理しきれないぞ」
「キンタ何処まで見えている・・・」
「まあいい」
「周辺の軍を」
「此れで良いか」
「しかしやつれてる理由これか?」
ツウヤは口パクで・・・・
「シャミナ」
「居なくて」
「俺に」
「軍はシャミナの色か」
「色の色」
そうか・・・・・
ツウヤ・・・
「まあな」
「此れからちょくちょく頼るぜ」
「キンタの旦那」
俺は笑い・・・・
「此方こそツウヤにい」
俺達は笑い・・・・
ツウヤは情報を・・・
俺はシャミラを・・・
各々喋りながら・・・・・
お読み頂き有難う御座います。