我入浴
二人泡塗れに・・・・・
勿論体も顔さえ泡で隠れている・・・
「じゃあ洗い流すぞ」
「いいよー」
水でシャミナを頭から優しく・・・・・
シャミナの金の髪が・・・・
俺を真っすぐ頬染め見つめ・・・・・
表情は緩み輝く笑みを・・・・
体はタオル衣装・・・・
足まで洗い流し・・・・
「ハフゥー」
「もうほぐれすぎだよ♪」
「今度は僕が」
ザバ-ンと俺は洗い流される・・・・
俺はびくともしないがな・・・・
「風呂はもう良いと」
「うんうん♪」
「食事しよう」
「分かった」
俺はシャミナの肩を抱き・・・・
「もう待ちきれない?」
「どうだろうな?」
シャミナは笑い・・・
「僕は待ちきれないよ♪」
脱衣所で着替え・・・・
俺達は温泉浴衣姿に・・・・・・
シャミナは素足で廊下を歩く・・・・
スリッパは苦手だそうだ・・・
「さて次は?」
「和寝室で食事で」
「寝ると」
「そうだ」
俺は再びシャミナの肩を抱き・・・・
温泉旅館を模した・・・・
休憩施設を二人歩いていく・・・・
布団が敷かれた部屋の隣で・・・・
台に用意された食事を食べる・・・
シャミラは箸を持ち・・・
悪戦苦闘後バキッと箸を折る・・・・
「箸が・・・・」
知識は万能城から来るが・・・・
受けられても使えるかは別問題・・・・・
「何時もの食べ方で食べれば?」
「良いの?」
「引かない?」
「些細な事は気にしない」
「言ったろ」
俺は笑い・・・・
「ワーイ」
とシャミナは手づかみで食べていく・・・・
「海鮮料理美味しい♪」
ばりばりと骨もお構いなしに豪快に・・・・・
シャミナは威勢よく・・・
食べつくしお代わりを何度もする・・・・
食べ終わりの綺麗な器が消え・・・
瞬時に置かれる・・・・
俺も食べ切りシャミナは倒れている・・・・
俺はシャミナの脇に立つ・・・・
「き・・んた」
「信頼しろ」
シャミナをお姫様抱っこし・・・・
「無理か?」
眠らせて・・・・
その間に・・・・
シャミナはふにゃと笑い
「り・ゆうは?」
「治療だ」
「・・・・なおる・・・」
「キン・・タと」
「と・・むにいきら・・・れる」
「ああ」
「ただつらいぞ」
「それを・・だまって」
「ああそれは」
「いいよ・・・」
「しんじる・・・・」
「だから・・」
シャミナは目を閉じ・・・
「おやすみのキス・・」
俺は口づけと・・・
「また明日」
「シャミラ」
シャミラは安心して寝ている・・・・
「オヤジと一緒か・・・・」
俺は都合の良い・・・・
「いやだからなんだ!」
俺の想いは本物だ!!!!
お読み頂き有難う御座います。