嫁さんゲット?
金髪が風に靡く・・・・
キラキラと輝き・・・・
青い瞳が美しい・・・・
見目麗しい美女は・・・・
艶やかなドレス姿・・・・
動きやすさ重視か肌面積が多い・・・・
「メロウ国女王」
「シャミラ・メロウ」
「ご機嫌如何かな」
俺は前に立ち笑う・・・・
「攻められ」
「ボコられ」
「此の男何がイイタイノー」
シャミラは頭を抱え悩む・・・・
既に一戦交えた後だ・・・・
負けた当初は僕は良いから皆をだのと・・・
「君達の救援に来たと言ってるだろう」
「うーうー」
「イキナリ現れるから」
「僕悪くないもん」
「イキナリ攻撃してきたシャミラが悪いと」
今はどちらが悪いでもめている・・・・
とぼけた風体の男が・・・
くたびれた服に外套・・・
「シャミラ様ー」
「状況は」
「此れでいいか?」
俺は映像を複数虚空に出す・・・・
「信用しますよキンタの旦那」
「ああ対価はいずれ頂くがな」
「あははお安くしてくださいねー」
シャミラが・・・
「対価って」
「後で伝える」
「ハァーゴメンね皆」
シャミラは映像を見つつ・・・・
「やっぱり悪いのは」
「譲らんぞ」
戦いはメロウ国が優勢・・・・
俺が攻め込んだと・・・・
士気を高め全軍突撃・・・・
騎馬突撃を防がれ・・・・
逆に歩兵を・・・・
アミラ・メロウ率いる機動部隊<重奏快走>にズタズタに切り裂かれ・・・
騎馬を主体に魔獣、亜人等・・・・
地上を素早く駆けられる者達で編成され・・・・
赤い具足の<重奏快走>・・・
率いるアミラ・・・・
小柄な身体・・・・
白い肌金の髪はツインテール・・・・
赤いマント白いバトルドレス・・・
黒いスパッツにブーツ・・・・
顔に笑みを浮かべキラキラと汗を輝かせ・・・
黒い二本角・・・・
今狼の背に飛び乗り・・・・
騎馬に向かう・・・
緑の瞳が凛々しく輝く・・・
「無視かー」
シャミラの声が・・・・
俺は其れを能力で見つめる・・・・
言いながらもシャミナも吸い込まれるように見つめている・・
「良い所だからな」
「アミラ輝いてる」
「赤い重旗手」
「赤い重指揮者」
「赤い壊重走者」
「うわファンなの」
引き気味にシャミナは・・・・
あホントに離れてた・・・・
狼はアミラの能力で文様を輝かせ・・・・
重奏快走の先頭に躍り出る・・・
アミラは飛び降り・・・・
手に槍を呼び出し・・・
地に差し・・・・
槍は大きく伸び旗と成る・・・・
赤い旗金の炎牛・・・・
「<炎護縁翔>」
旗から赤い文様が地に走る・・・・
「皆ー僕と一緒に!」
「「「ディライトチャージ!!!」」」
豪叫と共に赤い文様が重奏快走に宿る・・・・
赤く燃え盛り喜び潰走を送る群れ・・・・
其れを見つめる・・・・
白盾・・・・・
金の髪は肩まで・・・
可愛い青い二角帽子・・・・
白と青の可愛いバトルドレス・・・・
顔も可愛い・・・
ただ今は凛々しく引き締まり・・・
青い瞳は精悍な輝きを・・・・
忍部隊<無明明快>を率いる・・・・
メイ・メノウは囁くように・・・・
「網捨て」
「「「ハッ」」」
答える軍服・・・・
白い輝く障壁に棘が生じ・・・・・
騎馬部隊を突き刺しく足止めする・・・・
「各自適当後退」
「イエスマイマスター」
素早く走り出す・・・・
メイはただ立ち・・・・
もう終わったとばかりにフニャンと・・・・
轟音が迫る場所であくびである・・・
轟音は重奏快走が奏でたる音・・・・
先頭はアミラ・・・・
手には赤き槍が握られ・・・・
笑みを浮かべ走る・・
その笑みは輝き・・・・
見ている俺は熱くする・・・・・
「<疾風乱撃>」
槍を振り回し槍は赤い閃光となる・・・・
ぐんと速度上げ敵陣に・・・・
アミラだけで騎馬部隊の殲滅は可能か?
そう思うほどに鮮やかに騎馬部隊を・・・・
アミラは一走で仕留めた・・・・
頭を失い・・・・・
そして気勢を切り落とされ・・・・・・
「「「あははははは」」」
赤い群れに押しつぶされる・・・・・
残りの連合は逃げようと・・・・
「<ワンレイン>」
シャミラは黒い羽を輝かせ・・・・
赤い弓から矢を一瞬で大量に撃ちだす・・・
「あれ」
ふらつくシャミラを支える・・・・
「あははは」
「俺と戦ってさらに全力いや死力か」
「見事だ!」
「国の仲間の為」
「そう・・・・僕偉い?」
「勿論だ」
俺が作り出した終末より酷いかも・・・・
全ての矢が更に分裂着弾炸裂爆発・・・・
「ふうーやれやれ」
「誰に気にして欲しくてやったかわかるかい」
「ゴールデンボーイ」
俺にだけ聞こえる様に・・・
とぼけた男が伝える・・・・
「分かった」
「え?」
「おい良いのかシャミナ居なくて?」
「ああ何とかするさ」
俺はシャミナをお姫様抱っこし・・・・
「万能嬢運べ」
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