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phase2「状況整理」

いきなりの更新です!

もう覚えていないかもしれませんが構わず開始します。

「……ここは……どこだ?」


目が覚めた時自分はその先が紅を基調とした無地の部屋であることに気付いた。

そしてどうやら自分自身がその天井を見ており

また白色のベッドに倒れていることにも気づくとすっと起き上がる。

そしてペタペタと顔や腕、足を触り自分が男のままであることも確認すると

はぁと溜め息を漏らした。


「良かった……まだアイツを抱かずに死にきれねぇしな。

 ってそんなのは良い。ここはどこだ?―――っ」


と男は立ち上がろうとするとゆらりと倒れ

足が思った以上に動かないことを悟る。

起き上がることのできた元気はまだある。

なのに固まったように足を動かすことが出来ない。

いったいこれは……と思っていると

自分のいる部屋の扉の鍵がガチャっと開く音がする。

その音に男はすぐにそんな足の話より注目して見つめた。

すると廊下が真っ暗で何も見えないがその先に誰かがいたような気がした。


『―――最初に目覚めたのは君か、まったくつくづく運命を感じるな。』


気ではなかったことに驚き誰が喋っているのかを頭で考え

目で見てにおいで感じながら探るがそれは真っ暗で何も見えないままだった。

同時ににおいはなく目で見ているはずなのに

それがいないかのような錯覚に陥っていることに気付く。


『なに、心配するな。

 俺が何をしようとかそういう気はない。

 ただまだ起き上がることができないやつにでも言っておけ。

 ―――”ここに来れば必ず一度はそうなる”とな。

 まぁどうでも良い。』


「お前は一体……?!」


『実験の参加及び一番初めの覚醒おめでとう霞沢芳樹かずみざわよしき

 君がこの実験に参加してくれたことを歓迎しここで一番初めの覚醒者として

 祝辞を送るよ。そうそう、君がもし誰かに言えば疑われるかもしれないが

 一番初めに覚醒したんだ。そのデメリットはあっても良いだろう。

 ―――”最初の課題は今も続いているよ”

 さてその次の課題も頑張ってこなしてくれ、では』


では、と言われた瞬間足の痺れは切れ走れるようになったことで

霞沢は駆け出し閉まる扉を開けてその先に向かう。

だがその先はなく水色の曲がりのない廊下だけが目に入った。

しん、と静かで前から誰もいなかったかのように静寂だけが自分を包んだ。

念のためにその扉の外側も確認するが誰もおらず扉の鍵穴と

思われる部分に鍵が差し込んであるのに気付く。

またキョロキョロと周りを見渡すと左右にも同じような部屋があることと

その部屋には自分のように鍵は差し込まれてはいないが

ドアの閉め具合からして閉まっているということは確認できた。

鍵を大人しく受け取り部屋の中に入ると中からも

施錠できることを知りすぐに施錠をして部屋の中を見渡した。

ひとまずパッと見て確認が取れたのは全体的に部屋が紅いということ。

だがそれは天井や壁だけでそれ以外は

特に、眩しいほどの明るさではなく我慢はできると感じた。

白色のベッドは特に変わったものはないだろう。

ベッドの下も一応確認するが何もない。

だがまだ暗すぎるため何か懐中電灯か何かあれば調べることが出来るだろう。

そしてパッと目に入ったものそれはベッドだけではない。

壁に埋め込まれたテレビと、人ひとりを仕舞え込めるほどの

大きさでゲームに出てくる宝箱のような見た目の籠、荷物入れみたいだった。

冒険心をくすぐられてかその荷物入れを開けると中にはメモが書いてあった。




* たからばこ の つかいかた *


・何かあったときにこの中に入れよう


・最大で大人2人は入ることができるよ

 ※ モノとして扱うなら十数人は入れれるかもね


・液体系のものを入れると排水溝があるから流れて消えるよ


・脱臭効果もあるから臭いは気にしなくて良いよ


・鍵は外からも中からもかけることができるよ


・爆発耐性は小さいから大人一人が木っ端みじんになる程度は大丈夫だけど

 それ以上は爆発しちゃうよ


* その他の機能についてももし知りたいときは実際に使ってみてね *




「……途中からほとんど物騒だな、おい。

 ひとまず見える限りじゃこれで終わりか?

 ん?まだ部屋があるのか?」


そう言いその部屋へと向かう。

間取りとしては入ってきた扉の前には何の変哲もない頑丈そうなテーブルとイス。

その右横にベッドがあり奥の壁にテレビが埋め込まれている。

もう一つの部屋は入ってきた扉から見て右横、ベッド奥と言ったところだろう。

ベッドは右壁にはくっついてはいるものの、奥の壁側、

テレビが埋め込まれている壁にまではくっつけられていない。

なおベッドの近くにはさっき言った宝箱荷物入れが置いている。

間取りの確認を終えたところで向かった部屋は

どうやら浴槽とシャワー、トイレであった。

ちゃんと完備されて使えるようにはされている。

お湯も出るしトイレも正常に流れることが確認できた。

廊下に出る前に芳樹はテレビのリモコンを探りテーブルに

リモコンらしきものがあることに気付きそれを手に取ってつけた。

すると映像は自分が意識を失う前に見たあるモノを見ることが出来た。




* 実験室 へ ようこそ*


 解放の条件


 実験において実験対象者が1名死ぬ度に扉が開放されていきます。

 もしくは与えられた課題に対して実行完了した場合も扉は開放されます。

 なお実験対象者の中に我々実験室が仮定した人物が死んだ場合、

 扉はすべて開放され実験対象者のみなさんには自由が与えられます。


 この実験場において人を殺める行為は許可されますが実験対象者のみなさんの

 動向はすべて中継されているためオススメはできません。

 最後に仮定した人物を我々実験室に密告した場合、

 当たっている場合仮定した人物にその事実をお知らせします。


 では実験を始めてください。最初の課題は"今現在の状況を確認せよ"


*           *




「嘘みてぇな夢のような光景だなこりゃ……

 そういや他に番組とか見れるのか?変えてみるか。」


本心はこの突き付けられた現状に戸惑いを見せているだけだった。

正直これ以外に何か有益なものを見ることが出来れば―――

ただそれだけで次のチャンネルへと跳ぶボタンを押した。

その先に待っていたのは……―――裸の女性像だった。



「うぉ?!なんだAVか?!

 こんなん見るために変えたんじゃねぇよ!

 って……ん??」


裸の女性は自分と同じような空間でバスタオルを巻きながら

髪を乾かしているように見えた。

だが、ん??同じような空間??


「これって……ここと同じ……?

 宝箱もある。ベッドもある。机も椅子も、同じようにテレビもある。

 てか結構鮮明だなこりゃ……じゃあこれは……ああ!訳分かんねぇ!

 ん?てか待てもしこれが映ってるって言うなら?」


と後ろを振り向変えると確かに監視カメラが2台あることに気付く。

ん?2台?1台は赤色のランプが光っているとはいえもう1台は?

まだついていない。


「あ、ついた。

 なんだこりゃ……でも変哲もないように見えるが

 ……そうだテレビの音量!音量上げたらどうなるんだ―――ってえ。」


とテレビを振り向変えるとその先に映っていた女性は

自分と同じようにテレビをかけ驚いているように見えた。

だが映像の先は数秒のラグがあり映像が遅れている自分の顔だった。

つまり?考えたくないがいわばつまるところ?とリモコンの音量を

恐る恐る上げると音量からは女性の悲鳴のような声が上がり自分も驚き

声を上げるとテレビの女性はその声をやめて呟く。


『聞こえるんですか?』


「あっ……え、いや聞こえません―――」


なんで返事してるんですかという声に

霞沢はやっちまったという顔でテレビの前に立ち尽くした。


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